比国従軍記(マヨン会報より)

悲惨な戦争を二度と繰り返さぬために未来へのメッセージ

小銃(3)

幾度となくこんなピンチを脱けて、漸くテガオン郊外のモール夫人宅を捜し当てました. 三八銃を持つたまま訪ねてはビックリさせると思つて、夫人の広いアバカ畑の一隅にこれを埋めました. 穴は何で掘ったかは覚えていませんが、湿った地面はとても柔らかであり、簡単に埋めて、 目印をしておきました.華麗な南十事星の下、犬の遠吠えだけが時折聞こえてくる静かな朝でした.  『コツ、コツ、コツ』音を低くしながらドアーをノック. ローソクの光と共に戸を開けた若夫人は一瞬の戸惑い 慈いのの後「おお、”ミスター石川“と声をふるわせ、 サンタマリヤのつぶやきのうちに私どもの肩を優しく抱きながらら応接間に通してくれました. まず最初に自殺を心配して、私どもは手榴弾を外させられました.  急いで焼いてくれた暖かいパンを御馳走になりながら、すべて表示すべて表示

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