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昨日に引き続きオールデンの良くある不具合をご紹介していきたいと思います。
 
まずは、こちら。
 
レースステイの付け根部分の縫製が甘いことがあります。これはもうオールデンでは当たり前。
昨日もシュータンのところの解説で、この部分にはあまり負荷をかけないように忠告しましたが、
まぁよく解れる部分なんです。新品だから大丈夫と過信しないでください。解れるときは解れます(笑)
 
では、解れてしまったらどうするかですが、修理することが可能です。
基本、ミシン縫いなので、一箇所解れるとツルツル〜と他の部分まで波及することもあります。
だから、解れが見つかったら無理にその部分に負荷は掛けないで、すぐに修理に出すと良いでしょう。
この部分も昔から改良を望んでいる部分ですが、あまり改善はされてこないみたいです。
まぁ、そういうものだとご理解下さい。
イメージ 1
 
 
 
お次はここ。
というか、ウエルトの糸全般です。二重に重なっていたり、S字を描くようなライン取りになっていたり、最後のフィニッシュが雑だったりします。コバの仕上げもシャープではありません。アウトソールの一部浮きが見られることも頻繁なのです。
こういう細々した部分は、特にきっちりしていなんです(笑) だから、こういうのを不良と言ってはいけません。
オールデンの味なんです。この味が嫌いならオールデンを履く意味がありません。あまり細かいことは気にせず楽しんで。
イメージ 2
 
 
 
こちらは内装部分です。
ほらね、糸の処理がへたくそでしょ。下の白丸部分は、中身が少しはみ出して来ています。
内装には他にも大きな傷が入っていることも日常茶飯事です。これは、ラストアウト(木型を抜き取る)時に
できる傷なんです。
でも、使用上は問題ないんです。それであればOKでしょうというのがアメリカの人々の考え方。
「ガタガタ言うならワシ等の靴は買うでねぇ」と言ったかどうかは定かではありません(笑)
薄くクリーム塗り続けていけば、次第に気にならなくなるということも付け加えて置きましょう。
イメージ 3
 
 
 
 
シュータン部分の擦れと凹みと汚れ。
これもほとんどのオールデンに見られます。レースステイと擦れるので致し方ない部分ですね。
当然オールデンに限らずどの靴でも起こりうる。
特にメタルアイレットを使ったものは、ハードにダメージを受けることがありますが、これもそういうものだと思ってください。
「傷入ってんじゃん!」という指摘は通りませんのであしからず。
イメージ 4
 
 
 
上の写真に関連するのですが、ご覧のようにレースステイのライニングは、汚れてしまっています。シュータンが擦れて染料やら革のカスがこびりついたものです。
また、たまに塗料が垂れていることもありますが、見えない部分なので気にしてはなりません。
丁寧な人は、この部分までお手入れする人もおりますが、最初の記事の糸解れに繋がってくる部分なので、私はこの部分のお手入れはあまりお勧めしていません。(シュータンは手入れしてね!)
イメージ 5
 

こういうのも頻繁にあります。この程度を気にしていたらオールデンは楽しめないです。
イメージ 8


9割方に見られるのが、踵に開いた穴です。これは、木型に釣り込む際に革を固定していた釘の跡です。9分仕上げの靴ならどんなブランドでもほぼ必ずあります。目立つかどうかの差ですね。特に使用する上で不具合が生じるものではありません。写真の黒くなったものは、染料が染み出た跡ですね。ジョンロブのグレードの高いシリーズになるとこういう穴が目立たないように作られているから凄いですが、当然価格差がある訳です。
イメージ 9



踝近辺のトップラインの高さが左右で違うこともあります。写真は、左足の方が少し高いですね。バックステイの角度も左右で違います(左が斜めっている)。こういうのも気にされる人は、購入前に(試着前にも)良くチェックしてから買うと良いでしょう。後だしジャンケン(買ってからのクレーム)はオールデンではご法度なのです。
<ただし、履き心地が良いのはそのままの筈ですので、そちらを存分に味わって欲しい>
 
イメージ 7



 
最後はこちら。
じつは 最も多いお問合せがこれなんです(トホホ)
履いたら皺の部分の色が薄くなった・・・・。ってそりゃあそういうものでしょう。
でも知らないのでしたら仕方がありません。
 
オールデンで使っているコードバンは全てそうなります。黒であっても。
その濃淡の変化を楽しんでください。
 
もし色変化がお嫌いでしたら、同系色のクリームで補色すると良いでしょう。
もっと楽しんでいる人達は、全く異なる色を乗せたり、他の色と混ぜたりして独自の色を追求して遊んでいる達人もいます。
ちなみに私は、基本は無色透明のクリーム&ワックスで仕上げることをデフォルトとしています。
数年経ちますと、びっくりするくらい味のあるいい表情になってくるんです。(たまに色は乗せますがほんのちょっとね)
 
イメージ 6
 
 
 
とまぁ、思いつく限りのオールデンの雑さ加減を2日間に渡ってご紹介して参りました。
他にも忘れてしまっているものもあると思いますが、気が向いたときに更新しておきたいと思います。
今回ご紹介した記事中の靴は、全て私と父の私物をサンプルにしてご紹介しました。
 
オールデンをもっともっと好きになって欲しいから。敢えて負の部分も知った上で、オールデンワールドを存分に楽しんでください!!
 
(有)シューズサロンなとりや

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  • 顔アイコン

    オイラのVチップには縫い直しの躊躇いステッチがあります!!(笑) 削除

    [ のがちゃん ]

    2011/11/9(水) 午後 5:37

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    惚れてまうがなヽ(´o`;
    愉しみます。スウェードのタンカー素敵♪(´ε` ) 削除

    [ boasorte ]

    2011/11/9(水) 午後 6:05

    返信する
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    のがちゃん
    あ〜そうそう! ためらいステッチもあるある(笑) 余所見してんじゃないよ〜って突っ込みところ満載のオールデンです(笑)
    でもそういう、人間臭いところがいいんでしょうね。

    「俺が可愛がってやらないで、だれがやるの?」って良く分からない理由つけて何足も買ってしまうんですけど、要するに魅力が勝っているんでしょうね。
    ドつぼにハマルよALDEN。

    natoriya

    2011/11/9(水) 午後 6:32

    返信する
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    boasorteさま
    これで2人目のスエードタンカー復活論。またいつかやりたいですね。
    完売してから、かれこれ6年になるのかな〜。こうして愛用して下さっているのを見られるのがとても嬉しい今日この頃です。

    natoriya

    2011/11/9(水) 午後 6:34

    返信する

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