松井全打席
レイズ松井秀レイズ決定!!
ようやく、ゴジラが10年目シーズンのスタートを切る。松井はこの日午前、タンパ国際空港からフロリダに入った。紺のジャケットに白いシャツ、やや日焼けした表情からは、2カ月間を超える孤独なトレーニングを耐えた苦労も感じさせなかった。
「過去20年間、ヒデキは一貫して、世界で最も勝負強い打者のひとりだった」
松井とマイナー契約を交わしたことを発表したレ軍のゼネラルマネジャー、アンドリュー・フリードマン氏は談話を発表した。「彼の能力がチームに加わることは幸せだ。われわれの組織にプロ意識を植えつけてくれる」と続け、若いチームにもたらす好影響を強調した。
マドン監督もこれまでに「ヤンキースなどで対戦した中でも、最も勝負強い部類の打者のひとり」とし、「野球をよく知っているし、クラブハウスでも模範的な選手」と評価する。マイナー契約とはいえ、1日でも早くメジャーに昇格することを期待している様子をうかがわせた。
崖っぷちからの再出発だ。松井は昨年11月2日にアスレチックスとの独占交渉期間が終了。その後にア軍から条件提示を受けたものの他球団からのオファーを待つ選択を下した。タイガース、ヤンキース、ドジャースなどの獲得候補に挙がったこともあったが、契約に至らなかった。
ニューヨーク州内の施設でバットを振り込みながら、「とにかく待つしかないので、いつ話が来てもいいようにコンディションの維持に努めている」と準備を進めてきたが、キャンプから2カ月半、開幕から約1カ月も遅れてチームに合流。まず実戦感覚を取り戻し、その上でメジャーにはい上がらなければならない。
この日フロリダ入りした松井は、1日午前11時(同2日午前0時)に、レ軍の本拠地トロピカーナ・フィールドのクラブハウスで入団会見を行う。2日(同3日)から、同州ポートシャーロットのキャンプ施設で練習を開始。体調が整いしだい、3Aダーラム・ブルズに合流する予定だ。3Aでは今月中旬に、右ひじ手術からの復帰をめざしている、レッドソックス・松坂大輔投手(31)と対戦する可能性もある。
レ軍が期待する「世界一の勝負強さ」を発揮できる舞台を求めて−。松井秀喜、野球人生最大のチャレンジが始まろうとしている。
★背番号55との決別
レ軍では背番号「55」は先発左腕のマット・ムーア投手(22)がつけている。シーズン中のため、譲渡は期待できない。松井は以前から「譲ってもらってまでは“55”にこだわらない」と話しており、メジャー昇格が決まった場合に、何番をつけるか注目される。 |

