じゅんちゃんの少年サッカー研究ブログ

少年サッカー、ジュニアユース、ユースを中心とした「育成年代サッカー」を研究するブログ。海外の少年サッカー情報も扱っています。

ブログ終了のお知らせ

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このブログを終了することにしました。

2005年からはじめてきたので、丸5年以上続けてきました。最近はブログのテーマである「少年サッカー」について書くこともめっきり減ってきたので、そろそろ終了するタイミングかと判断しました。

あと、来年から起業することに決めたので、ブログに費やす時間が取れなくなってきたという事情もあります。



もちろん、これまで書いてきた記事は大切なものなので、このまま掲載しておきます。
コメントやトラックバックを通じてさまざまな出会いがありました。
中には、リアルにお会いできた方もいらっしゃいます。



ちなみに、息子は現在中学二年になり、今も元気に地元のクラブチームにてプレーを続けています。

今後も息子を応援しつつ、少年サッカーを含めたサッカーを楽しみ続けるつもりです。

これまでお読みいただいて、本当にありがとうございました。

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45歳以上のシニア・サッカープレーヤーに最も適した試合フォーマットは、7対7のようです。

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年齢が高くなると、どうしても徐々にプレーする機会が減ってきます。

私もフットサルはいまだに続けていますが、11人制は年に数えるくらい。それも、誘われれば行く程度、です。


体力的にきつい、ケガが怖い、そもそも人数がそろわない、が11人制から離れている理由です。
なかでも一番怖いのははケガですね。自分の関節とか靱帯の限界ももうわからないですし、全速力のストップ
&ゴー、タックル、はさすがにちょっとなあ、と思ってしまうわけです。

ただ、似た年齢の方々と、エンジョイ目的でなら生涯続けていきたいという願いもあったりするのです。
サッカーを長年やってきた方なら、こういう想いになるのではないでしょうか。



先日、オランダサッカー協会の発表で、40歳以上のシニアサッカーの現状を読む機会があったのですが、
オランダでは35歳以上の選手が50万以上登録されており、うち4万人は女性です。
これはなかなかの数ではないかと思います。


こういったアラフォープレーヤーがいつまで現役で居続けるかの傾向なんですが、45歳を境にやめていく方
が多いとのこと。

その理由は様々でしょうが、ドロップアウトに歯止めをかけるためにオランダサッカー協会が取り組んだのが
「45歳プラス・プロジェクト」。45歳以上のプレーヤーのみを対象にしたリーグを作り、そこそこの競技志向
を持たせつつ、楽しくプレーできるリーグの仕組みです。


で、オランダサッカー協会が調査と実験を2年間にわたって重ねた結果、「45歳以上のおっさんプレーヤーに
もっとも適した試合フォーマットは、7vs7である」という結論を出しました。

いわゆる、ソサイチですね。



サッカーより走行距離が短く、フットサルほどクイックネスやアジリティが求められず、プレッシャーもさほど
ではない7人制は、たしかにちょうどいい案配のような気がします。
(僕はほとんど7人制というモノをやったことがないので、想像で書いてますが)

おっさんの方々が10名ちょっとでチームを作り、リーグへ参加できるような仕組みをこのようにして用意したのです。
しかも、できるたけ多く募集するために、初年度はなんと無料にしました。

試合時間は当初は20分1本マッチだったそうですが、今は30分ハーフとプレー時間は3倍に伸びています。



日本でも、サッカーをものすごくやりたいんだけど、機会がなかったり、仲間がいないがためにあきらめて
しまっている経験者は相当数いると思うんですよね。私もその一人なので、気持ちはすごくわかるつもりです。


ただ、適当な受け皿がない。

協会等、組織的に動いてくれるといいんでしょうが、なかなかそうもいかない。僕はたまたま声をかけてくれる
仲間がいるので、続けられております。そういった意味では、現役時代のサッカー仲間と継続的な関係を維持し、
いつでも誘ったり、誘われたりできるようにしておくことが、生涯プレーできるかどうかの分かれ道かも。

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【イングランド】 レフリー家族、スミス家の思い出に残る一日

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このブログでは、イングランドの少年サッカーを中心にしたサッカー情報をお伝えしています。

少年サッカーに関連して、レフリーや保護者、もしくはフットサルなどのトピックもカバーし、
アマチュア全般に絞っております。

で、情報源はもっぱらイングランドサッカー協会(FA)のウェブサイトなのですが、ほのぼのした
グッドニュースを見つけたので紹介しようと思います。




スミス家では、家族ぐるみでアマチュアレフリーをしているのですが、この日は、スミス家にとって、
忘れられない1日になりました。なぜなら、主審、線審2名の計3名を、すべてスミス家の家族が努めた
からです。

9月のFAユースカップの予選ラウンド、ロングイートンユナイテッド対ラドフォード戦でのこと。
主審がスミス家の息子のアダム・スミス君(18歳)、線審が父親のローランド・スミスさん、もう1名
の線審は叔父のスティーブン・スミスさん(ローランドさんとはなんと双子)が努めました。


試合開始前、「なんかレフリーがむっさ似てるんですけど・・・」と異変を感じた選手がマッチオフィシャル
に指摘、その後オフィシャルが氏名を確認したところ、この事実が判明したそうです。
よって、意図的に仕組まれたものではありません。
(線審がクリソツなので、なおさら選手らは驚いたことでしょう。全員目元がそっくり)


試合のほうはというと、延長戦の末にラドフォードが3−2で勝利。アダム君のジャッジはまずまず成功
だったそうです。

父のローランドさんと叔父のスティーブンさんは、ダービー地区でアマチュアサッカーを20年間プレーした後、
「ずっとサッカーに関わりたいし、お世話になった地元サッカー界に恩返しがしたいから」とボランティアで
レフリーをはじめました。

息子のアダム君は14歳でレフリーの道に進み、4年間でレベル5の資格を取得しており、1年以内にレベル4合格
を狙っています。(レベルが上がるにつれ、数字は小さくなっていきます。1が最高)


さらに、アダム君の弟のロス君(14歳)もレフリーになることに決め、エントリーレベルの資格を取得したそうです。


プレーヤーだけでなく、レフリーでさえも親子のつながりが連綿と続いていくのって、さすがサッカー大国
ならではだなと思いました。これ、主審が父(もしくは叔父)ではなく、子供が努めたというのが大きいです。

主審の息子がジャッジをし、父と叔父はサポートして支える、という構図がなんともほほえましいです。


ちなみに、この事実を知った会場の観客も、3人のレフリー一族(?)に歓声を送ったそうです。

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欧州のサッカー指導者にとって、沈黙は金ではないというお話

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セミナーやカンファレンス等、大勢が集まるイベントには、講演の後に質疑応答の時間が設けられています。

この質疑応答、けっこうな確率でシーンと静まり返りませんか?
誰しも、「こんな質問したら、他の聴衆にバカにされるんじゃないか」など、心配がつきまとうと思います。

そうでなくても、「なんか気の利いたカッコイイ質問をして、ちょっと賢そうに見せたい」という気負い
くらいは感じるかもしれません。



さて、2006年にキプロスで催されたUEFAのユース向けコーチカンファレンスでのこと。

やはり、聴衆である各国の指導者や取材に訪れたプレスは、講演者に対し積極的に質問したり、意見を述べる
ことが出来なかったそうです。



そこで指摘されたのが、「指導者にとって、沈黙は金ではない(Silence is not golden)」という点。

これでもって引き出された意見や今後の課題にはいろいろあるのですが、なかなか興味深いものでした。
中には、UEFAだけで解決できない大きな課題もあり、それらはFIFAに提言されることにもなったそうです。



以下に挙げてみますが、そこでの課題、要求、意見等はすぐさま解決できるものではありません。
今後、多くの人を巻き込み、議論を重ね、仕組みを整え、様々な協力なしでは解決できないものばかり。

ただ、UEFAはこうも言っています。

「課題が解決しやすいかそうでないかは、問題ではないのです。大切なのは、少しでも早く、解決に向けての議論を始めること。一歩踏み出すことで、一歩解決に近づくのです」




では、紹介していきましょう。



カンファレンスに参加したユース指導者たちの意見や提案


■2〜3日のミニトーナメントの運営において、現状よりも1日多く、選手のために回復の日を設けてほしい。

■大会において、とくに決勝トーナメントの期間の選手の回復のための日数を確保してほしい。

■17歳以下の公式戦において、交代数の上限を3名から5名に引き上げてもらいたい。

■大会の決勝トーナメント開始前に、予選で怪我をした選手を予備登録選手と交代することを、2名を上限に認めてほしい。

■現状のカレンダーを維持したままで、ヨーロピアンユースフットボールマッチデーを秋の期間に3日(週末)確保してもらいたい。また、3年前の時点で日程を決定してもらいたい。




さらに、このカンファレンスで、あるキプロス人のコーチの提案が話題になりました。


クラブ間、協会間のコミュニケーションを活発にするための、連絡体制や機会の創出をもっとおこなうべきです。

クラブが抱える課題や問題は、どこも似ています。情報や知識を交換しあって共有することで、サッカー界全体のレベルアップにつながります。

そのために提案したいのは、各クラブもしくは各協会で外部からの連絡を受けるコンタクトパーソンをあらかじめ決めておき、連絡先を交換しておくということです。そうすれば、誰にコンタクトすべきなのかが明確になり、よりコミュニケーションがとりやすくなります。また、協会が各クラブに連絡をいれたり、セミナー等の情報提供も容易に可能になります。



他にも、何名かの指導者から提案があったアイデアに、「ユース年代の指導者候補を増やすために、
育成大使のポジションを用意し、元有名選手等に努めてもらうのはどうか」というのがありました。

この提案には、「いまだにユースコーチというポジションは、トップコーチよりも低くみられており、
功績が評価されにくいため、なり手が不足している」という背景があるからのようです。

誰も公では口にしないでしょうが、「ユースはあくまでトップチームのコーチになるための踏み台」と
みる風潮も残念ながらあるということですね。


日本での風潮はどうなんでしょうか。

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元プロサッカー選手が、志半ばで指導者の道をドロップアウトする理由

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前回、元バルセロナ監督のライカールト氏のインタビューを2回にわたって紹介しました。




選手としても、監督としても成功を収めた人ですが、当然ながら、これはかなりのレアケースです。
プロ選手のセカンドキャリアのひとつであるサッカー指導者という職業は、実際にそれを目指すのは
イバラの道で、元プロだったからこそ味わう、一般人にはわからない苦労があるそうです。

これは日本だけの話ではなく、海外でも同じだそうです。
UEFA主催で「プロ指導者養成に携わる方々」向けのシンポジウムが、2006年にダブリンで開催されました。
サッカー指導者を指導する、いわばコーチのコーチです。



招かれたスピーカーには、元ミラン&クロアチア代表のボバン、元スウェーデン代表のローランド・ニルソン、
元アルゼンチン代表のガブリエル・カルデロン、元ルーマニア代表のダン・ペトレスクといった元トッププロ
もおり、引退後に指導者を目指した彼らの生の声が紹介されました。


「いつまでもサッカー界に関わりたい」
「サッカーへの情熱を仕事に生かしたい」


この想いが指導者を目指す最大の動機になっています。
元プロ監督らが直面する問題にはいろいろあるのですが、最大のものは「志半ばでのドロップアウト」です。

いつの間にか、サッカー界から消えてしまったり、忘れ去られてしまう、といったことです。
こういう現実は、業界関係者には周知の事実なのかもしれませんが、一般人には知る由もないですし、けっして
メディアにも乗ってこない影のニュースでしょう。



典型的な例を挙げますと、輝かしいプロキャリアを送った元スターが、「自分は選手として成功したのだから、
指導者としても成功するはずだ」と思いこみ、名声を利用して有名クラブのコーチなり監督の職にありつくも、
その仕事の重責、指導の奥の深さに驚き、そして自分の能力の低さに悲観して燃え尽きる(もしくはその前に
解雇される)というものです。


スピーカーの一人、元スウェーデン代表のローランド・ニルソン氏は、

「引退後にクラブチームのアシスタントコーチに就任し、直後に監督が解雇されたため、自分が繰り上げで
監督になったものの、瞬く間に失敗した。その後、サッカー指導の情熱を取り戻すのに、何年もかかってしまった」

と自身の体験談を語りました。



このような問題を解消することがこのシンポジウムの目的のひとつなわけです。
つまり、問題とは「指導者を目指す元プロ選手に、誰がどこまでどのように教育するのがよいのか?」
ということです。

なぜこれが問題かというと、元プロは当然サッカーの技量は一定水準以上ありますし、プレーに関しての知識
もある程度持っています。ところが、人の管理、リーダーシップ、コミュニケーションスキル、ストレス管理
などの知識は乏しい(もしくはアマチュア指導者同等)わけです。つまり、監督として求められるさまざまな
スキル、知識、経験が一般人よりかなりいびつであるわけです。


ところが、指導者教育コースを受講する生徒は、そのほとんどが元プロではありません。
こういった状況での元プロらの扱いが難しいようなのです。

元プロもフォローもしてあげるべきですし、かといって特別扱いしすぎても具合が悪い。
プロキャリアのない受講生をなおざりにしてしまうと、未来のラファエル・ベニテスやジョゼ・モウリーニョの
ような芽をつぶしてしまうことにもなりかねないわけです。


プロ指導者養成プログラムの責任者は、元プロにもそうでない一般人にも、適度にバランスのとれたコースを
設計する能力が求められているとのことです。



記事の中では、とくに解決法が「これだ」と示されている分けではありません。
常にバランスに注意し、適切な行為を適切なタイミングでおこなうしかなく、近道はないと述べています。
そのために、UEFAはウェブ、DVD、コンベンション、勉強会といった様々な形式やテクノロジーの活用で
教材と学びの場を創出し、かつ国境を越えたヨーロッパ全域の指導者を目指す人々に提供しています。



このシンポジウムの記事は、地味ですが重要(かつセンシティブ)な問題に光を当てていると思いましたね。

見る人によっては、

「うわー、それを言っちゃう?」
「わざわざ取り上げなくたっていいでしょう、面倒くさい問題なんだから」

って感じる問題かもしれないです。
人の問題ですから、スパッと明快な答えは出ないでしょうし、一朝一夕に解決できる問題でもないですしね。

でも、それを問題視する、議論する、解決の糸口を試行錯誤しつつ取り組むのか、それともフタをして
見なかったことにするか、で長い目で見たときに大きな差となって現れてくるのも間違いないでしょう。

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【UEFAインタビューの翻訳】 フランク・ライカールトのサッカー哲学とは 〜後編〜

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前回、UEFAが2006年にフランク・ライカールト氏におこなったインタビュー記事を紹介しました。
今回はその後編です。





■近年のサッカーはますますディフェンシブになっているように思いますが、いかがですか?


プロの世界では結果がすべてです。ですので、どのチームにもシステムや戦い方を自由に選ぶ権利があり、
私がどうこう言える立場ではありません。ただ、2004年にギリシャが非常に守備的に戦い、結果的に欧州
選手権で優勝したことは、個人的に気に入りませんでした。

攻撃的に戦うことは、常にリスクを伴います。
クオリティの高い選手をそろえねばならないですし、インテリジェンスも求められます。多くの監督が守備的
システムを採用することは、とても悲しいことです。なぜなら、フットボールとは「観客に見てもらうこと」
に価値があるからです。フットボールとは、観客が見たくなるなるものであるべきなのです。


■あなたはバルセロナにおいて、いわゆる”オランダ勢力”ですが、そのことが現在の成功にどう関係していますか?


最初はミケルスが成功をもたらし、クライフがそれに続き、ルイス・ファン・ハール等がバルサで指揮をしました。
そういった過去の成功があったので、私という新たなオランダ人が選択されたということもあるでしょう。
ですが、オランダ以外からの指揮官の貢献も忘れてはなりません。


■バルセロナ以外で、近年印象に残っているチームはありますか?


リヨンに注目しています。
彼らはすばらしいタレントを抱えており、インパクトある試合を見せてくれています。
他にはチェルシーが挙げられます。彼らの組織力とカウンター攻撃は見事という他ありません。


■バルセロナにおいて、ユース年代の育成の重要性はいかほどのものですか?


我々は、育成を非常に重視しています。
サポーターは生え抜き選手をとても愛していますし、そういった選手にトップに上がってきてほしいと願って
いるからです。そういった文化もあって、育成は重視されているのです。

ちなみに、DFやMFの方が、FWよりもトップに昇格できる可能性は高いでしょう。
というのも、とくにストライカーは世界のトップ中のトップを連れてくるので、生え抜き選手にはなかなか
チャンスがないのです。


■トレーニングでは、何を重要視されているのですか?


メニューはいろいろありますが、攻守の目的はそれぞれ1つずつに絞られます。
攻撃面では「いかに相手陣内でポゼッションを高め、プレスをかいくぐり、得点をとるか」で、守備面では
「逆に敵を敵陣内に留め、自陣にさえ入れせないか」です。

ですので、狭いスペースの中での練習が多くなっています。


■スター選手であったという過去が、監督のキャリアを重ねる上で良くも悪くも影響していると思いますが、どんなことがありましたか?


都合がいいのは、有名選手であったという理由で、能力を過大評価してくれるといったことでしょう。
現実に、監督として私より経験も知識もあるのに、現役時代のキャリアが乏しいせいでトップクラブ監督に
就けないといったこともあります。そういった意味では、有名選手でよかったと思います。

ただ、良いのはそこまでです。
試合が始まれば、過去の栄光は何の意味もなく、成果だけが問われるのです。

あと、選手時代の成功は、監督の成功を約束するものではありません。
私は現役のとき、ほぼすべてのポジションを経験しました。ですから、各ポジションの選手の視点をある
程度は持てます。しかし、監督はもっと大きな画を描けなければなりません。

付け加えますと、バルサにもスカウティングスタッフがおり、試合前には分析をしt選手にフィードバック
します。この仕事はほぼスタッフに任せています。というのも、選手の中には、情報を与えすぎると逆に
それが負担になってしまう選手がいます。

必要な情報量は選手によって異なるので、私は個別にアドバイスをする程度に留めています。


■現代フットボールの世界を1つ変えることができたとしたら、あなたならどうしますか?


私なら、「直接ボールに関与していなければOK」というオフサイドルールを変えます。
敵のFWがオフサイドポジションにいてもかまわないなんて、そんなバカな話はありません。

我々のようなポゼッション志向のチームは、マイボールの時、チーム一体となって全体ラインをプッシュアップ
します。しかし、このオフサイドの解釈のせいで、常にバックライン後方がリスクにさらされるのです。

いくら「直接関与していないからOK」といっても、ボールが出た後に走り込んでシュートすることだって
できるのです。それがオフサイドにならないなんて、このルールは本当におかしいと思います。





たしかに今のオフサイドルールは直接関与なのかそうでないのか、基準がいまいちわかりません。

プレーがしばらく続いてレフリーが、「やっぱオフサイド」と判断するのを見るのは「いまさらかよ」と
ストレスがたまります。選手だったら「だったら早く吹けよ、ムダ走りになるだろうが」と感じるでしょうね。

これは攻撃側の意見ですが、ライカールト氏のように守備側の文句もあるわけで、「いかにも関与してない
フリをして、プレーオン後にちゃっかりゴール前に走りこむFWに点を取られ」でもしたら、そりゃあルール
改正を唱えたくなるのも無理はないでしょう。


このように、選手や指導者に「もしも」的な質問をすると、現代サッカーの隠れた問題やファンには
気づかない問題があらわになって、面白いですね。

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【UEFAインタビューの翻訳】 フランク・ライカールトのサッカー哲学とは 〜前編〜

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フランク・ライカールトがバルサの監督をしていたころのインタビュー記事を
UEFAのサイトで見かけました。

フットボールに対する彼の哲学や想いに触れることができたので、翻訳してご紹介してみます。
※ちなみに、2006年の記事とちょっと古めです。




■選手のときと監督になってからでは、フットボールに対する考え方や視点に変化はありましたか?


いいえ、監督になってから、視点は拡大、成長していきました。選手のときは、ボールを
持っているときや自チームのポゼッションの時だけ集中していればよかったのですが、監督
はもっと全体を俯瞰せねばなりません。

選手であれば理論や理屈で説明できなくてもかまいません。
が、監督はそれができる必要があります。

・組織に破たんはないか?
・ラインは整っているか?
・敵にスペースを与えてしまっていないか?

こういったことを常に考えていなければなりません。

■かつて指導を受けた監督の中で、影響を受けている人物はいますか?


これまで数多くの偉大な監督のもとでプレーしてきました。ミケルス、サッキ、カペッロ、
そしてクライフ・・・もちろん、影響も受けています。

しかし、一方で「自分が、誰かのコピーになれるわけではない」と強く信じてもいます。
偉大な監督の過去の判断が、現代サッカーで通用するとは限りません。

■各国の代表選手を抱えるチームの指揮官として、クラブと代表の関係性をどうお考えですか?


代表監督が、できるかぎりベストの選手を集めたいという気持ちであるとこはよくわかります。
クラブの監督として、利害が対立することは現実問題としてあるわけですが、国際ルールでもって
バランスを取る必要があるでしょう。

ときに選手を休ませたいと思うことはありますが、代表戦に出場しなければならなかったりと
いったことも起きます。

ただ、私だけがそういう苦労をしているわけではありません。たとえば、アフリカ選手らは
ヨーロッパとの間で長旅を強いられますし、タイムゾーンも変わってくるので、コンディション
を整えるのが難しいです。

実は、もっとも恐れているのはケガではありません。なぜなら、ケガはどこにいようが起きる
ときは起きるからです。私が恐れるのは、「選手の移動時間とリカバリーにかかる時間」です。

■あなたが現役だった頃と、今とではサッカーはどのように変化してきていますか?


フットボールの進化=スペースの減少、といえます。

ですので、現代のプレーヤーは以前にも増して素早い判断とプレーが求められています。
しかし、必要となる基本技術は今も昔も同じです。

最近はメディアの注目度が高いですし、ヨーロッパ全土であらゆる試合、公式戦だけでなく
親善試合もTV観戦できる時代です。よって、選手にかかる「見られている」というプレッシャー
はかつてないほどに大きいと思います。

■トップクラブが直面する問題には、どういったものがあるでしょう?


バルサのようなビッグクラブが勝ち続ける限り、問題は何もありません。
むしろ、それは幸福なことといえるでしょう。フットボールがもたらしてくれる素晴らしい
経験に感謝せねばなりません。

昨年、我々(バルサ)はリーガで優勝をおさめました。あれは忘れられない体験です。
もちろん、ビッグクラブは結果がすべてではありますし、かつ魅力的なフットボールを披露
する義務もあります。ただ、これを問題というのはちょっと違うと思います。

素晴らしい選手をたくさん抱えるチームを指揮できることは、文句を言うことではなく、感謝
に値します。監督として、チームを率いることができるというのは、素晴らしい特権なのです。

我々チームの最大の目的は、観客に満足してもらうことだと考えています。

■高給を稼いでいるスタープレーヤーのモチベーションを、どのようにコントロールしているのですか?


私は、モチベーションとは自己管理するものだ、と考えています。

なぜなら、モチベーションこそが、目標に向かわせる全てだからです。
もちろん、問題を抱えた選手がいれば話しあいます。それは監督である私だけの仕事ではなく、
チームスタッフと協力し合って行います。改善される場合もあれば、そうでない場合もあります。
状況は様々です。

こういった問題を解決してくれるマニュアルなどありません。
ただ、日々注意深く観察し、問題を早期発見し、コミュニケーションで解決を図るしかないです。

チームの質があまり高くない場合、ロッカールームでの感動的なスピーチはある程度効果を
発揮するでしょう。普段以上の力を発揮させることも可能です。

しかし、選手がハイレベルである場合、監督が感情的になればなるほど、選手の信頼は得られなく
なってしまうものです。よって、バルサの選手らには、感情をあおるようなスピーチは効果的で
ないのです。

むしろ、意外と気をつけているのが、出場しないサブの選手の扱い方です。
彼らの心もチームに大きく影響してくるからです。




自分が、誰かのコピーになれるわけではないという箇所は、

「自分は過去の偉大な監督にくらべたらまだまだだ」

とも解釈できますし、

「自分は自分の考えで、独自の指導スタイルを確立してみせる」

という気概とも取れます。


なんとなくですが、私には後者の意図を読んでいて感じました。


後半に続きます。

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イングランド・フットサル代表の戦歴は、4勝3分36敗 (2006年10月から2010年3月)

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私自身は、年齢&体力的理由からここしばらく11人制サッカーを離れています。

で、もっぱらフットサルばかりをプレーしていまして、そのせいかフットサルの情報を積極的
に探すようにしています。

そんな折、私がいつもチェックしているイングランドサッカー協会の公式サイトに、イングランド
・フットサル代表のページを見つけました。

2年ほど前は、イングランドのフットサル代表は、インドネシアにボコられるくらいひじょ〜〜
に弱かったのですが、最近は少しは強くなったかなと思って、ページをのぞいてみました。
※イングランドはサッカーでは世界トップ10には入る実力を誇りますが、フットサルでは欧州の
弱小国(たとえばアゼルバイジャン、キプロス、リトアニア)に普通に負けるレベルです。

過去4年間(2006年10月から2010年3月)の戦歴をざっとカウントしてみたら・・・4勝3分36敗
目も当てられないほどのさんざんな結果でした。


ちなみに、勝てた相手は、マルタ、リビア、キプロスに1回づつ。
引き分けたのはギリシャとアイルランド。

負けた相手は、トルコ、イスラエル、キプロス、カザフスタン、リビア、中国、オランダ、
リトアニア、ハンガリー、ポーランド、フランス、マレーシア、オーストラリア、インドネシア、
マケドニア、アルゼンチン、グルジア、ルーマニア、アゼルバイジャン・・・などなど。
しかも、接戦というよりは一方的なスコア差。
(たとえば、ポーランドには0−15、アゼルバイジャンには0−11、オランダには0−12、
ハンガリーには0−15。ほとんどいじめレベル)

いかにイングランドのタレントがサッカーに集中し、フットサルに取り込めていないことが
わかります。

もちろん、フットサルとサッカーは似て非なるスポーツなので、優秀なサッカータレントを
連れてきてすぐに勝てるものではないです。それにしても、格差がありすぎですね。


サッカーのレベルとフットサルのそれにこんなに差があるのは、とても珍しいかなと思います。
(そういう意味では、ブラジルとスペインはサッカー、フットサル両方ともに世界トップレベル。
文句のつけようがないです)



ここまで読んで、「イングランドは弱いらしいが、いったいどんなフットサルをするんだ?」
と気になる方もいらっしゃると思うので、動画をリンクします。


2010年4月に開催された、イングランド、トルコ、フィンランド、マルタの4カ国の小規模な
フットサル神前大会の様子

なお、順位は下記のとおり。

1位 トルコ
2位 イングランド
3位 フィンランド
4位 マルタ



2009年10月の対イスラエル戦のダイジェスト。スコアは1−3でイスラエルの勝利。


ダイジェストを見た限りでは、ゴリゴリ系な不器用なフットサルで、お世辞にもレベルが高いとは
思えませんでした。アジアレベルにも負けるのもうなずける気がします。



ところで、ひとつビックリしたのが、ウェブサイト上での選手紹介の仕方。

なんと、ポジションが「フォワード、ミッドフィールド、ディフェンス、ゴールキーパー
と表記されていました。(サッカーのポジションでフットサルプレーヤーをカテゴライズする
なんて、なんて乱暴な・・・)

イングランドフットサルが世界の強豪になるのは、まだまだ先のような気がします。

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