クリスマスにサッカー観戦をする習慣のあったイングランド
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クリスマスは終わりましたが、それにちなんだお話をご紹介します。 1800年の後半の頃のイングランドでは、クリスマスにサッカーをする(プロの試合を 観戦するほうです)という習慣があったそうです。 「クリスマスにサッカーの試合?」 と不思議に思われるかもしれません。 ボクもなんでわざわざこんな日に?と思いました。 細かく言うと、クリスマスとその翌日(ボクシング・デー)に連チャンで試合をする習慣です。 ボクシング・デーとは、クリスマス翌日の12月26日を指します。 ■ボクシング・デーとは イギリス・アイスランド・スコットランド・オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・ ケニア・香港などの休日。日付は12月26日。アイルランドなどでは、聖スティーヴンの日 (St. Stephen's Day、イエス・キリストが神の子であると述べ伝えた廉でユダヤ人によって 石打の刑に処された殉教者ステファノを偲ぶ)。 クリスマスの翌日で、元々は、教会が貧しい人たちのために寄付を募ったクリスマスプレゼ ントの箱を開ける日であったことから"Boxing Day"と呼ばれる。 スポーツのボクシングと直接の関係はない。 <ウィキペディアの開設より引用> いまからさかのぼること100年以上前の1899年のクリスマスには、ダービーカウンティは リバプールと試合を12月25日におこない、翌日26日にグロソップと試合をしました。 (ちなみにどちらの試合もダービーカウンティが勝っています) この習慣は1950年代まで続きました。 たいてい、流れとしてはクリスマスに1軍の試合を、そして26日にリザーブの選手が出場 する・・というものだったそうです。 クリスマスの試合はダービーの試合が組まれることが多く、「年間で観戦するのがこの試合 だけ」という人もいたくらいのビッグ・イベントでした。 クリスマスに試合観戦するお国柄、しかもそれがメジャーなイベントであったことは、 「海外のクリスマス=家族と自宅でゆっくり過ごす」というイメージを持っていた自分に とって驚きでした。 しかし、この伝統も1957年のクリスマスをもって幕を閉じることになります。 いちおう1959年にはブラックバーン・ローバーズ対ブラックプール(ディビジョン1)、 コベントリー・シティ対レックスハム(ディビジョン3)がおこなわれ、1965年にはブラック プール対ブラックバーンが開催されたのですが、公式なリーグプログラムとしては1957年が 最後となっています。 その後、1960年代はアマチュアレベルでクリスマスの試合が続けられました。 でも、いまではまったくおこなわれていません。なぜか? 答えは単純で、選手も審判もコーチも観客もクリスマスを華族と過ごすように生活習慣が 変わったからです。さらに、クリスマス期間の公共交通機関の運行マネジメントも難しく なり、そして選手としても2日間連続で試合をするということは、現代サッカーのフィジカル 的にも「不可能だ」と判断されたため。 ところで、FA所属の選手らは、クリスマスにサッカーをせねばならない義務(契約)がある のでしょうか? FA規約 B5によると、紙面上の契約を交わしていない限り基本的にプレーしてはダメ。 仮にプレーするにせよ、契約の段階で年初にその旨を説明し、締結した場合のみ。 ということだそうです。 と、ここまで書いてきてふと思ったのですが、お正月に天皇杯サッカーの決勝戦をする日本の サッカーファンには当たり前なイベントも、海外の人から見たら「意外」、「不思議」に映る のかもしれませんね。 |
