隱し撮りに榮冠着せて獨善の彌縫
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一漁村の自然文化を紹介するかによそほひやつて来て種々便宜を図つてやつたところが「海豚漁」を告発の意図で隠し撮りした映画となつてアカデミー賞とはいかになんでも呆れますね。和歌山県太地町の皆さんが、激怒しながら映画の宣伝になつてしまふも忌々しいと拳あげるを控へてゐる心情は察するにあまりある。 ‘afpbwニュースによると 和歌山県太地(Taiji)町のイルカ漁を撮った米映画『ザ・コーヴ(The Cove)』が第82回アカデミー賞(Academy Awards)の長編ドキュメンタリー賞を受賞したことに、地元は反発している。 太地町は毎年2000匹あまりのイルカを人里離れた入り江に追込み、水族館や海洋公園に売却するイルカを選別し、残りのイルカを殺して食用にしており、かねてから動物保護活動家の批判にさらされてきた。 映画『ザ・コーヴ』は、米誌「ナショナルジオグラフィック(National Geographic)」のカメラマン、ルイ・シホヨス(Louie Psihoyos)氏が監督した。『ザ・コーヴ』の撮影チームは地元当局や漁民の目をかわすため、海中や入り江周辺の山林に隠しカメラを設置して、頻繁に隠し撮りや夜間撮影を行い、数年間かけて映画を撮影した。 こちらも又隠し撮りされひそかに持ち帰られて証拠提出された鯨寿司を「ネタ」に寿司職人は逮捕されて禁錮に処され、店は多額の罰金を科せられる可能性があるとのこと。 「海洋哺乳類」の提供を禁止する法律のある国の中でのことであれば仕方がないとはいへ、やり方がなんともせこい。 鯨油を絞るだけの野蛮な殺戮を「反省」「改心」した挙句その正義を何百年にもわたり貴重な蛋白源とし骨や髭に到るまで楽器その他の文化の資源として創意工夫霊感のよりどころとして来た伝統を頭ごなしに否定し自らの道徳的優位を誇る根拠とせむとする態度には、金融崩壊後の自信喪失に陥りかけてゐる自分達の威を日本叩の経緯のなかで相対的に浮揚せしめようとする底意が透けて見えますね。 この伝だと鯨握りの隠し撮りはビュリッツァー賞でシーシェパードの諸君にはノーベル平和賞でも授けなければをさまりが悪いことになる。 本当に自信があるならばここまでのことはせぬ。又さうした輩をのさばらせない。 彼らの行為は「正義」の漏電又は電池切れに到る一過程と後世位置づけられるが関の山でせう。 いかなる国も大義と見えたものも独り勝ちを永続出来ぬものだとは歴史が教へてゐます。 |

