技術者の技術者による技術者のためのブログ

理系離れ著しい今日,技術者の地位を改善しなければ技術立国日本は滅びます。日本を「おしん」の時代に戻してはなりません。

東芝ワープロ特許訴訟事件 6:ケータイでメールできるわけ

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上:全文字配列のJIS鍵盤規格 JIS_C6235 文字数:2160字 1984年4月1日制定
JW-10が発表されたのは1978年9月26日です。それから6年たっても,まだ全文字配列キーボードの規格をJISが策定していた時代であったのです。


下:沖電気のワープロ一号機: JW−10の発表後,1979年5月,最初に出てきたワープロです。全文字を並べた漢字タブレットを用いています。http://museum.ipsj.or.jp/computer/word/0032.html

 −−情報処理学会コンピュータミュージアム http://museum.ipsj.or.jp/ より引用





 携帯は便利です。いつでもどこでもメールができます。電話がはばかられる車内でも,シルバーシートの近くでなければ問題ありません。第一,電話は通信料が非常に高いし,相手がすぐに出てくれないことも多いしで意外に不便です。

 もし,かな漢字変換が実用化されなかったら携帯電話でメールをするということはできないことでした。写真は沖電気の第一号ワープロです。JW-10を発表したのが1978年9月でした。沖電気は1979年5月には既にこの一号機を出して最も早くJW-10を追いかけてきました。

 仮名漢字変換はソフトですから,大きさがありません。かなを入力できるキーボードと小指の爪ほどのコンピュータさえあれば実現できます。携帯電話のような小さな機械で日本語メールができるのはこの理由によるのです。

 しかし,2000字ほどもある漢字をそのまま入力する機械では,このように漢字キーボードが巨大になってしまうのです。東芝でも,私が入社する前は,そのような発想しかできず,「アタッシェケース型のポータブル漢字入力タブレット(http://www.shonan-it.ac.jp/each_science/info/amanoken/jframe.htmlで一番下までスクロールしてください)」を試作していました。新聞記者が持ち運んで,記事を現場で入力するために作ったそうですが,さすがに採用されませんでした。




このブログの第一回
http://blogs.yahoo.co.jp/jw10ofamano/366008.html

東芝ワープロ特許訴訟プレスリリース
http://www.ne.jp/asahi/kanmu/heishi/pressrelease.html

東芝ワープロ発明物語:車上のワープロ技術史
http://www.ne.jp/asahi/kanmu/heishi/index.html

プロジェクトX物語
http://www.shonan-it.ac.jp/each_science/info/amanoken/jframe.html


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開設日: 2007/12/16(日)


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