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オールドクラインマニアです

元、変な中古車屋さんの思いで日記

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苦労を背負い込む

スーパーカー世代だから、イタリアンスポーツカーは、永遠の憧れで、こんな商売に入ったのもそんな不純な動機からだけど、僕が子供の時に一番心に焼き付いたのは「マゼラティ・ボーラ」だった。

カッコだけなら、ボーラのデザインは、90年代になっても、充分満足できるから、仕事始めた当初から探してた。
でも、最初にやってきたのは、マゼラティ・メラクだった。
シトロエンSMのパーツを多用していて、メーターまわりもそのままだったはず、また僕の記憶が間違ってなければ、何でもかんでも油圧で動かしてたはずで、ヘッドライト上昇用の配管が室内でオイル漏れ起こして、妙なところが油まみれになってしまってた。
確か、パワーシートも油圧だったはず。
でも、この油圧というのが、フランス・シトロエン製だから、信頼性なんて皆無で、一度、アキュムレーターかどこかが壊れて、ブレーキが制御不能になって、追突事故をしてしまった。
製造台数が少ないから、問題が表沙汰にならなかったのかもしれないけども、高速走行中に起きたらと想うとゾッとしました。
また、走りも、4AG搭載のMR2にあっさり抜かれるなど、スーパーカーの文字は外観だけだった記憶があります。
まぁ、なにかと動かないことがあったから、ほとんどオブジェのごとく店にあったけど、変態はいるもので、こんな車でさえ、売れてしまいました。

メラクがやって来て半年ぐらい後に、ボーラはやって来た。
ジウジアローの手がけたボディラインは、非常に格好良く、子供の時の興奮が呼び起こされたのだけど、シトロエンの油圧システムは、きちんと使われてたから、メラク同様の不安を感じつつ、走ってみたら、最高速を意識しすぎたのか、日本の道路事情では、ハイギアード過ぎて、普通と表現するのがぴったりな感じ。
きっと、カタログだと300psぐらいだったはずだけど、実際には、200ps前半のような気もしたけど・・・。
でも、2台のマゼラティが並んでる姿は、格好いいのでありました。
あと、前述のキャラミもやってきたり、インディもやって来たのだが、使えたのは、この2台で、インディは、1970年式ぐらいで、シトロエンの毒牙の影響もない頃だったから、まだ機関がまともで、スーパーカールックにもかかわらず、パワステが付いてたりと、ボーラがこうだったら良かったのになぁと、何度思ったことか。
また、カムシンも手に入れたけど、こちらは、きっちりシトロエンの油圧システムが使われてたから、あまり乗らなかった気がする。
僕の記憶が間違ってなければ、AT車だったから、パワーのないアメ車みたいな走りで、外観も、ベルトーネのデザインだったから、そこまで好きにもなれず、短い期間だけ在庫していた気がする。

ちょううど、90年代だったから、バブルもはじけ価値の感じられない、こういった車が、結構安く買えたおかげで、楽しめた気がする。

もし、自動車博物館をするなら、外観ピカピカにして飾っておくだけなら、マゼラティは、ありかもね。


ちなみに、ギブリは、違った評価だから、他の回にお話ししましょう

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とんでもない事故

外車屋始めて、数年たった時に、元マルチビジネス仲間のIさんが、とんでもない注文をしてきた。

僕も、ショウでしか見たことがなかった、フェラーリF40である。
まずは、車探しになるのだが、こんな車、信用できる筋からは、なかなか手に入らない。
それでも、I氏の予算に上限が無いと言って良い程だったから、国内で手に入れることが出来た。
I氏は、その当時の、そちらの世界では、誰しも名を知る存在だっただけに、これぐらいの買い物は安かったのでしょう。

陸送も、わざわざ業者に頼んで、事故のないよう運んできて、とりあえず、臨番付けて、登録に行きました。
本当なら、積載車で運ぶのが当たり前ですが、やっぱり乗ってみたいじゃないですか!
車の中を見渡してみると、当時は、非常に珍しかったカーボンボディの車両で、よーく見ると接着剤みたいなものが随所に塗られていて、コレって、モノコックが接着剤で付いてる???とか思いながら、走ってみる。
この車は、危ない・・・。
今なら、いろんな制御装置で、安全にアクセルを開けれるのだが、このF40には、何もないから、恐怖と隣り合わせの加速を体感しました。

登録を終えて、オーナーの元に旅立った後、こういう車だから、定期的に修理メインテナンスで、しばしば、預かってたある日、調子を見るために、某所のストレートで加速チェックを、2〜3回やってたら、何が起こったか分からないが、いきなり車がスピンしてしまった。
運が悪いことに、そのまま、電柱に激突して、炎上させてしまったのである。

ケガは、たいしたことはなかったけど、車から降りた後に燃えていく炎の出方に、気絶したら、確実に死んでしまうと、背筋がぞっとしました、
あんな風に燃えたら、助手席なんて、逃げ場はありませんな。

でも、もっと大変だったのは、保険屋との交渉や、保証等。
オーナーのI氏が、元の仲間だったこともあり、常識的な金額で解決してくれたから良かったけども、もう一回、F40を探せと言われたら、いくら損したかはわかりません。

まぁ、あまり良い思い出では無いですね。

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フレンチブルーな四角いヤツ

その昔、F1にリジェというチームがあり、チームカラーのフレンチブルーは、フランス車はブルーが基本みたいなものを僕の心に植え付けていた。

何かのイベントで、ルノーアルピーヌのクラブの方々が、A110を始めとする数台のアルピーヌを展示されていたのだが、その傍らに同じフレンチブルーでルノーのエンブレムを付けた、へんてこな四角いセダンを見つけた。
この、ルノー8ゴルティーニは、前から見ると、カルマンギアのタイプ3のような、丸目4灯で、リアにエンジンがあり、スマートみたいに3穴のホイールを装着したヤツで、へんてこな車が好きな僕は、一瞬で心奪われる。
話を聞くと、その当時の、ミニクーパーに対抗するために、ゴルティーニでの、チューニング(話を聞くまで、全く知らなかった)されたエンジンは、1255ccにまで排気量アップされ、ツインキャブで武装して100psオーバーだったとか。
しかも、同じエンジンユニットがアルピーヌA110にも搭載されていたそうです。
それは、フランスのアバルトってことだから、僕がハマるのも無理なく、数ヶ月探して、手に入れることに。
あとで、マニアに聞いた話だと、メーター類を始めとして、結構、オリジナルのルノー8とは異なり格好良く、また実用的にも使える?から、通は、この車を選ぶそうな・・・。

時を同じくして、前述の+2ロータスを集めた時に、手に入れていたロータス・コルティナもあり、遊びに来られたお客さん達に楽しんでもらってました。
このロータスコルティナは、普通のフォードのセダンに、ロータスが、エンジンを始めとしたチューニングを施した異色のマシーンで、コルティナのエンジンルームに当たり前のようにロータスツインカムが、ツインキャブとともに、鎮座していたのであります。

ルノー8ゴルティーニは、エンジン搭載位置も手伝って、ハンドリングはFIATアバルトっぽい、フィーリングで、また、ゴルティーニチューニングのエンジンは、思ったよりも吹けてくれるから、面白かった。
でも、これ以上に、クイックなハンドリングだと言われた、アルピーヌA110は、結構神経質ではないかなと想像し、急なリバースが出そうな気がして、ゴルティーニと一緒に探していたけど、やめてしまった。
決して、スポーツカーの見た目ではないが、こういう車を作るセンスと懐の深さに、相変わらず当時のヨーロッパの、メーカーを崇拝してしまうのであります。

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ザッガードの泥沼の始まり

あまりラリーには興味がなく、唯一、ランチアストラトスは、そのスーパーカー的風貌から知っていいたけども、WRCで有名だったランチアというメーカーは、あまり知らなかった。

実は、そのストラトスが欲しくて探していた頃、とある外車屋さんの工場で、ちょうど、レストアが終わって納車寸前のランチア フルヴィア ラリーi.6HFに出会う。
その工場長のご厚意で、色々見せていただいているうちに、ちょっと欲しいかもと、心があらぬ方向へ動き出し、その工場長の知り合いが、買い手を捜していると聞き、紹介してもらうことになりました。

後日、車を見に行ってみると、なんだか見た目が全然違うフルヴィアがそこにいました。
ランチアが詳しくなかったので、ザッガートデザインのクーペモデルがあるなんて知らなかったのだけど、サイドからリアに流れる流麗なラインは、やはりイタリアンカロッツェリアでしか表現できないものであり、一瞬にして、心奪われてしまいました。
この、‘72 ランチア フルヴィア スポルト 1.3Sは、えらく狭角なV4!エンジンを搭載していて、しかもFFであり、なんとこの時代の車に珍しく、4輪ディスクブレーキだったりと、メカ的にも、かなり革新的な車でした。
ただし、車を分かっているメカニックが非常に少ないし、発売当時から、ディーラーが転々としていたから、まともにパーツもないのと、調整は面倒だは、良く壊れるはで、そういう意味でも、どっぷり深みにハマれました。

さらに、この時、ザッガートデザインに惚れてしまってからというものの、他のザッガートデザインの車が欲しくなるという、散財の日々が始まるのでした。

そういえば、この車を買ったお客さんとは、修理等のこともあり、随分長くお付き合いをしてましたが、ここ数年、音沙汰が無かったけども、とある旧車や外車が集まるイベントで、再会し、元気なフルヴィアの姿も見ました。
現在は、神戸に住まわれているから、よい主治医もおられるようで、まだまだ大切に乗ってもらえるみたいです・・・(嬉

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スーパーカー世代だから

小学生の時に、スーパーカーブームがあって、中庄でスーパーカーショーがあったときには、ランボやマセラティとかに心が釘付けになったっけ。
また、サーッキトの狼にも触発されて、子供心に「風吹裕矢」になりたいと思ってたし・・・。

だから、ロータス・ヨーロッパは、こんな仕事をし出した時の1つの原動力で、1台買ってみた。
初めて見た時には、異様に低い車高に興奮し、着座位置の低さによる、目線の低さが異様な感じで、また、視界も限られてるから、普通に乗っててもアドレナリンが出まくりました。
僕が手に入れたのは、シリーズ2だったはずで、その後に知り合いに見せてもらったシリーズ1よりは、窓の開閉が普通だったりしたはず。
何の変哲もないルノー16のエンジンは、ハイカムなどでチューニングされ、80psぐらいはあったみたいで、660kg程しかない車重のおかげと、クイックなハンドリングで、鷲○山では、凄いエキサイティングな走りを堪能することに。

この、ヨーロッパでも、いろんな要素で、ある意味恐怖感さえ覚えたけども、F1のJPSカラーのスペシャルを見つけた時、こちらも手に入れました。
やはり、内装などがゴージャスになったり、燃料タンクが大きくなった分、720kgほどになったけども、排気量と出力が上乗せされた分、乗りやすくなってました。
当時から、F1のファンだった僕には、ロータスは特別な存在だったし、子供の時の思い出と相まって、ヨーロッパは、思い出深い車でした。

最近、知人のシリーズ1に乗る機会があったのだけど、僕の記憶以上にスパルタンで、軽さが非常に面白く、病みつきになりそうになりました。

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