美容クリニック院長の日記

神戸北野異人館通クリニックの院長による日記です。みんな気になるダイエットの話やメイク、メソセラピー、体験談等・・

美容日記

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遠隔地治療のプレゼント

今日はとっても嬉しい事がありました。
当院の遠隔地治療でシミのレチノイン酸療法をされていた秋田のK様が、神戸にある当院まで遠路はるばる来てくださったのです。神戸で研修があるのでこの機会に、ということでした。

遠隔地治療というのは以前にも紹介した事がありますが、通院できない方でも治療ができるように当院で考えた方法で、メールに写真を添付していただいて診察し、治療薬を送るというものです。レチノイン酸療法はシミの部分が赤くなって剥ける事が多く、症状を見ながらレチノイン酸クリームの塗り方をうまく調節しないと炎症を起こすリスクがあるので、毎週写真を送っていただかないといけません。少し手間はかかりますが、通院せずにシミをとることができる唯一の方法なので、遠隔地治療の中でも一番人気があります。

レチノイン酸に対する反応は個人差があり、低い濃度でもすぐに反応して2-3週間でシミが取れる方から、濃度を上げないとなかなか反応せず、8週間を1クールとして2-3クールかかる方まで様々です。K様も後者の方で、2クールされてやっとシミが薄くなってきたところでした。
以前クリニック通信でも紹介しましたが、K様はよくメールに秋田の季節の様子などを書いてくださるので、「こんなに遠くの方ともつながりが持てるんだ」という素敵な実感を覚えていました。2クールも治療を続けていると、メールのやり取りを担当しているスタッフのMちゃんもK様とすっかり仲良しという感じになり、はるばるクリニックまで来ていただけるというメールを見て大喜び。何日も前からとても楽しみにしていました。

そうしてクリニックに来られたK様は、笑顔がとっても素敵な方でした。初めてお会いするのに初めてじゃない、という不思議な感覚でしたが、こんなに遠くから来てくださるなんて、遠隔地治療をしていて良かった・・・と、とても嬉しくなりました。
「せっかく来たので」と、K様はピーリング・イオン導入・超音波・プラセンタ点滴のフルコースをされました。施術の担当はもちろんMちゃんです。お肌は強いはずだったのに意外とピーリングでかゆみがあり、濃度を下げて施術しましたが、施術後のお肌はつやつやになり、とても喜んでいただけました。クリニック通信も読んでいただいていたようで、「合言葉」を言っていただくとロゼ・シャンパンをサービス・・・という12月恒例のサービスでシャンパンも飲んでいただき、皆で楽しいひと時を過ごすことができました。

「また、いつか・・・!」と爽やかな笑顔で帰られるK様の姿を見送りながら、「こんな素敵な出会いもあるんだなあ・・・」としみじみ遠隔地治療の良さをかみしめた今日でした。

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予想を上回る効果! 「エセリスカクテル」

6月にこのブログでお知らせした新しいヒアルロン酸「エセリス」は、モニター試験では綺麗に注入できましたが吸収されるのが早いため、導入を断念しました。せっかく目の下のクマやシワにいい注射ができると思ったのにがっかり…。

しかし何かにこのエセリスを利用できないか…と思い、メソカクテル注射に混ぜてみました。以前にもメソカクテルにヒアルロン酸を混ぜてみた事はあったのですが、硬いヒアルロン酸はうまく混ざりませんでした。ところがこのエセリスは結構うまく混ざり、注射をしてみるとなかなかいい感じ!
 
メソカクテル注射はプラセンタやビタミン・αリポ酸・美白剤・血行改善薬などお肌に良い成分に、シワやたるみに威力を発揮する線維芽細胞増殖因子を加えた注射で、血行を良くし、自分自身のコラーゲンやヒアルロン酸を増やして小ジワやクマを改善するという画期的な治療法です。
当院では人気のメニューですが、目の下は注射直後は腫れるのと、3−4回の注入が必要なため「何回も腫れるのがいや」という方がおられたり、コラーゲンやヒアルロン酸は徐々に増えてくるため、シワやクマの強い方の中には1−2回目は「腫れが引いたら元に戻った」「腫れたままがちょうどいいのに・・・」という方がおられるという難点がありました。しかしこのメソカクテル注射にエセリスを混ぜることにより、1回の注入でもシワやクマにかなりの改善が望めるようになったのです。しかも従来のヒアルロン酸のようにデコボコしたり傷になるリスクもほとんどありません。即効性がある上、エセリスが少し吸収される頃には自分自身のコラーゲンやヒアルロン酸が増えてシワやクマが改善されているという、便利で理にかなった治療法ができました!

これまでに受けていただいた方には「ものすごく効いた!」「クマがほとんどなくなった」「若返って自己満足しています」と予想以上の好評をいただいています。1回では物足りない方もおられますが、2回受けていただくとかなり深いシワやクマの方でもほぼ満足されています。「これは厳しいなあ…」と思った重症の方も予想以上に良くなられ、ご機嫌で帰られたのでこちらも嬉しくなってしまいました。 

ヒアルロン酸注入としてのエセリスの導入はできませんでしたが、けがの功名とでも言うべきか、もっと良い治療法が開発できてよかった! 回りには「転んでもただでは起きない」と言われていますが…。

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PRP(多血小板血漿)を注入しました!

先日、ついにPRPを注入しました! 東京の知り合いの先生に注入してもらったのです。
せっかく東京まで行くのだから…と、いつものようにグルメ計画を立て、いざ東京へ。目指すは日本橋の信州会クリニックです。信州会クリニックの永井先生は、昨年メソボトックスの研究をしている時に業者さんに紹介してもらった先生で、ボトックスの特殊な打ち方やプラセンタ顔面注射などの講習をしてくださった先生です。PRP注入用の器具を買って試されているというお話を聞いて、右手と顔の右半分に注入をお願いしました。先日の美容皮膚科学会でPRP注入法を発表されていた久保田潤一郎クリニックの松田先生のお話では、顔全体で60箇所も針を刺すということだったので、自作の良く効く麻酔クリームを持って行きましたが、永井先生は頬は麻酔は要らないと言われるので手と額だけ麻酔しました。採血してPRPを作製していただき、いざ注入。永井先生は特殊な打ち方をされるので、頬は時々ちくっとするくらいでそれ程痛くありませんでした。手と額は麻酔をしても少し痛かったけど・・・。注入直後はだいぶ腫れましたがすぐに引いてきました。2‐3分してからちょっと痛くなってきましたが、10分ほどでさほど気にならなくなり、触ると痛いけどまあ大丈夫、という感じ。

注入後、永井先生・松田先生とPRP食事会の予定だったので、東京のグルメ友達K氏に取ってもらった人気のイタリアンレストラン、「カーザヴィニタリア」に出陣! 実はこのグルメ計画を立ててから、「しまった!半分腫れた顔で食事会に出る羽目に・・・」と後悔したのですが、レストランに向かう頃にはそれほど腫れていなかったのでほっとしました。

カーザヴィニタリアで落ち合った松田先生に、「あれ?腫れてませんね。注入したんでしょ?」と言われました。私は何をしても腫れやすい方ではありませんが、永井先生の注入方法が腫れにくいのかもしれません。食事のオーダーも忘れてPRP談義が始まります。松田先生は美容外科医にしては珍しく(少なくともこれまで私の知っている限りでは研究熱心な美容外科医はほとんどいませんでした)研究熱心で、PRPについてもいろいろと研究されています。先日の学会のポスター討論でも、私の矢継ぎ早の質問にもしっかり答えてくださった上、研究のお話もいろいろしてくださったので、研究好きの私は同志を見つけたような気になって嬉しくなってしまいました。松田先生はその時の話になると「いやあ、しかし先生も探究心旺盛ですねえ。ポスター討論であんなに突っ込んだ質問をされたのは初めてですよ」「討論の間1時間ぐらい、ずっとそこにおられたでしょ?」「僕と同じ匂いがする・・・って思いましたよ」そう言われてちょっと嬉しくなってしまいました。永井先生も研究熱心なので、PRP談義は盛り上がりまくり、せっかくの料理が冷めてしまうほどでした。

PRP注入法は自己治癒力を利用する素晴らしい治療法ですが、まだ始まったばかりなので研究課題がたくさんあります。それに現在売り出されているPRP用のキットはバカ高く、試験管が1本何万円もするので、治療費もかなり高くなってしまいます。私は何とか安くて効果のある方法を研究して開発しようと思って奮闘しています。あっという間に時間が過ぎ、PRP談義はとても有意義でしたが、残念だったのはカーザヴィニタリアの料理が噂ほどでもなかったことと、お2人ともお酒が全然飲めないこと・・・。私だけワインを飲みましたが、いつもの半分くらいの量だったので、めっちゃしらふでした。まあ、勉強会を兼ねた食事会だから仕方ないか・・・。

さて、PRP注入後の経過ですが・・・腫れは2‐3日で引きましたが、4‐5日は触ると結構痛かった。そして翌日から5日ほど皮がポロポロむけました。それがおさまると手の甲は結構すべすべしてきました。顔はまだ変化が良く判りませんが、これからが楽しみです。また経過を報告しますね!

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PRP皮膚再生療法

またまたブログをサボってしまいました。
今月はお盆休みの代わりに学会休みをとって、日本美容皮膚科学会に行ってみっちり勉強してきました。学会は、会員になっているとあらかじめ抄録集(プログラム)を送ってくれるので、一応すべて目を通し、興味のある演題にめぼしを付けて行きます。今回の収穫は、何と言っても以前から興味のあったPRP(多血小板血漿)療法です。

PRPとは、自分の血液から分離する血小板の多く含まれた血漿です。10年位前から歯科領域のインプラントなどの再建手術の際に、組織再生の目的で使われ出したものですが、そのPRPを皮膚に注射してシワやたるみを改善するという新しい治療が1年程前から始められたのです。最近話題の「再生医療」の一つで、自分の体が本来持っている再生能力を引き出して治療に使う方法です。血小板の主な機能といえば止血ですが、最近の組織工学の研究によって、血小板の中には傷を治したり組織を再生するのに効果的な成長因子が多く含まれることが解ってきました。そして血小板は止血の過程でそれらの成長因子を放出するので、それによって細胞が活性化されたり血行が良くなり、コラーゲンやヒアルロン酸の産生が促進されて肌が若返るのではと言われています。

実際に治療した人の写真を見ると、1ヶ月から3ヶ月と時間はかかっていますが、目の下のたるみや小ジワ・鼻唇溝(ほうれい線)などが改善し、お肌全体も綺麗になっています。驚いたことに、目の下のたるみが全くなくなった人もいました。自己治癒力を利用した根本的なシワ治療・・・というのはメソリフトやメソカクテル注射と似ていますが、注射が1回でいいということや(海外では何回か注射してそのたびに若返っている人もいるようですが)、注射後の腫れが少なくダウンタイムが短いこと、自分の血液なのでアレルギーの心配もなく安全ということなどが利点と言えます。

これはすばらしい方法だ!と思ったところに、ちょうど知り合いの先生がPRP療法用の器具を購入されたという話を聞き、早速注射してもらう事にしました。今からすごく楽しみです。また結果を報告しますね!

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新しいヒアルロン酸「エセリス」モニター試験 経過報告

5月はヒアルロン酸注入をとてもたくさんしました。
ヒアルロン酸注入で一番希望が多いのは目の下のクマです。目の下にヒアルロン酸を注入するのは非常に技術がいるので、「他のクリニックではしてくれない」と言って来られる方が多いのです。

しかしいくら技術があっても、目の下の浅いシワに硬いヒアルロン酸を綺麗に入れるのはなかなか難しい。そして浅いシワにはまだメソカクテル注射が効果がありますが、広範囲にえぐれたようなクマはメソカクテル注射では改善しきれないし、ヒアルロン酸では平らにするのは非常に難しいのです。

そこで、浅いシワにも入れやすく、凹凸ができにくいという新しいヒアルロン酸「エセリス」を導入する事にしました。導入前にはもちろんモニター試験をお願いするのですが、その経過がなかなかいいのです。注入の仕方もいろいろ研究しましたが、その成果あってなかなか綺麗に入ります。今までヒアルロン酸が入れられなかったような目の下の浅いシワもうまく目立たなくなり、なんと言ってもクマがほぼ平らになるのです。それも今までは平らにするのは絶対に無理だった、広範囲にえぐれたようなクマまで・・・。

「これは使える!」ちょっとワクワクしてきました。さらに研究を重ねて早く皆様に提供できるようにと考えています。

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開設日: 2006/7/18(火)


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