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CP+2017の会場で シグマの新製品14mm F1.8を手にする山木CEO



シグマは今年のCP+で4本の新しいレンズを発表した。14mm F1.8 DG HSM Art, 24-70mm F2.8 DG OS HSM Art, 135mm F1.8 DG HSM Art, そして100-400mm F5-6.3 DG OS HSMだ。CP+の会場で山木氏に新しいレンズについて話を聞いた。

―:以前のインタビューで、シグマは広角レンズをもっと発売したいと話されていました。12-24mmや14mmを出したことで、目標は達成したとお考えですか。

山木:そうですね。けれども、まだ満足はしていません。もっとたくさんの広角レンズを作る必要があると考えています。明るい14mmのレンズというのは、ユーザーから欲しいと言われていたレンズの一つです。既存の14mmレンズはF2.8がほとんどですから、F1.8というのは大きな挑戦でした。


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シグマの新しい14mmはこれまで発売された中で最も明るいF1.8を達成している。さらに、既存のより暗いレンズよりも性能は上だという。


―:アートシリーズのレンズを作ることでシグマが得たものは何でしょうか。

山木:性能をひたすら追求したレンズに需要があるということですね。シグマという会社は、他社がやらないような製品を作る会社だと思っています。もし、今売られているのと同じようなレンズばかり作っていたらカメラ業界に何も貢献できないし、ユーザーにもメリットはありません。なので、アートシリーズは最高性能を追求することにしたんです。

アートシリーズはかさばるし重たいです。それは事実です。しかし性能が高いからユーザーに買ってもらえる。そのことが分かったのは良かったですね。

―:シグマはソニーEマウント用にアダプターを発売していますが、将来的にソニーEマウント専用のレンズを開発する予定はありますか。

山木:はい、その計画です。ソニーEマウントのフルサイズ用レンズを開発する予定です。将来的にはEマウントレンズの種類を増やしていくつもりです。ただ、それには時間がかかります。一つのレンズを開発するのに、通常は2年から3年かかるんですよ。なので、仮に今開発をスタートしたとしても、発売は2年後になります。

―:新しいアートシリーズは簡易な防塵防滴性能を持っていますが、何か理由はあるのですか。

山木:ユーザーからの要望があったからですね。レンズマウント内に雨や雪が侵入するのでマウント部をシーリングして欲しいという声がありました。もう一つの理由は最近の傾向に倣ったからです。他社さんも防塵防滴レンズを出していますし。

―:防塵防滴にすることで設計がより複雑になったりするのですか。

山木:いいえ、そんなことはありません。今回のはマウント部にシーリングをしただけです。当社のスポーツシリーズのような完全な防塵防滴ではありません。例えば150-600mmはフォーカスリングやズームリングなど、すべての部分にシーリングを施しています。

―:グローバルビジョンレンズのなかで、開発が最も困難だったレンズは何でしょうか。

山木:12-24mmですね。これはとても大きな非球面レンズを使っているんですが、開発時点ではこのようなレンズを使っている会社はなかったし、そもそもそれを製造する装置すらありませんでした。なので、自社で大口径非球面レンズを製造する装置を開発したんです。しかし、その技術があったおかげで、新しい14mm F1.8レンズを作ることができました。

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シグマの12-24mmは最前面に巨大な非球面レンズを持つ、とても複雑な設計だ。


―:グローバルビジョンをスタートさせてから5年が経ちました。この間の最も大きな達成は何でしょうか。

山木:まず私は今でも満足しきっていません。もっとやらなければならないことがたくさんあります。しかし、ここ最近はシグマが高品質な製品を作る会社だと認知されてきたようで、とても幸せですね。以前はシグマはただのサードパーティーメーカーで、安くて性能の悪いレンズを売る会社だと思う人もいましたから。しかし、人々のシグマに対する見方は徐々に変わってきていると感じます。そのことを大変うれしく思います。

―:キヤノンやニコンの機材を使うプロ写真家はCPS(キヤノンプロフェッショナルサービス)やNPS(ニコンプロフェッショナルサービス)といったサービスを利用しています。シグマも同じようなプロ向けのサービスを行う可能性はあるのでしょうか。

山木:シグマもそういったサービスを行わなければならないと思います。日本ではもうすでにプロ用のサポートを準備し始めています。また、できるだけ早く同様のサービスを全世界で展開したいと思っています。

―:以前のインタビューで、シグマが急成長することを望んでいないと話されていました。そのことによって小さな会社であることのメリットが失われるからです。現在でも同じ考えなのでしょうか。

山木:そうですね、急成長というのはあまり良いことではありません。もちろん私たちの会社も成長していかなければならないのですが、少しずつ大きくなっていくべきです。現在の優先事項は、高品質の製品を製造できる会社にしていくことです。そうすれば、売上高、販売本数、利益は自ずとついて来ます。会社を大きくすることが目的ではありません。製品の品質であり、それを作る技術が大切です。

実のところ、この5年間で生産するレンズの数は減っているんですよ。安価なレンズの数を減らしていったからです。けれども、レンズの生産能力は拡大し続けています。高性能なレンズはより多くの枚数のレンズを必要とするからです。安価なレンズは10枚から15枚ほどのレンズで作れますけど、高性能なものは15枚から20枚、場合によってはもっと多くのレンズが必要になります。一本のレンズを作るのに今までより多くの生産能力が必要になってきています。事実、この5年で生産設備にものすごい投資をしてきました。

―:シグマや富士フィルムはシネレンズにも参入し始めました。この分野の成長率はどのくらいだとお考えですか。

山木:わかりません。実はシネレンズを作る前に市場調査をしたのですが、まったくわからなかったんです。どこにもデータがなかった。大体これくらいだろうという推測しかできなかったんですね。ただ、市場そのものは今後も伸びてくだろうとは考えました。

動画が要求する解像度は静止画よりも低いです。そしてシグマはここ数年、3600万画素以上の解像度でも耐えられるレンズを開発してきました。これは動画にすると8Kに相当します。既存のシネレンズはここまでの解像度は持っていないので、最高性能のシネレンズを手ごろな価格で提供できるのではないかと考えました。

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シグマのシネレンズ18-35mm T2は18-35mm F1.8レンズにギアを取り付けた形になる。スーパー35サイズをカバーし、18-35mmをズームするのに350℃の回転角を持ち、精密な操作を可能にしている。


―:シネレンズのシェア目標はありますか。

山木:ありません。今はこの市場がどのように成長していくか見守っている段階です。もちろんこうなってほしいという夢はありますけど、現実はそうではないですから。



編集後記

山木氏と話をするのをいつも楽しみにしている。その理由の一つはもちろん、インタビューをするときは、ほとんどが新製品の発表直後だからだ。しかし、最も大きな理由は、単にシグマのCEOが素晴らしい人物だからだ。公正で、包み隠さず、シグマの計画や将来について率直に話してくれる。山木氏はカメラ業界ではライバル企業からも敬意を持たれている。

ライバル企業といえば、新製品の14mm F1.8は既存のレンズの性能に飽き足らないユーザーからの強い要望に応えるために開発したように感じた。シグマは広角レンズの開発に長い歴史を持っている。新しい14mmやその前の12-24mmはシグマからの自信を持った回答である。もし、14mmが山木氏の言うような高性能なレンズだとしたら(そして、シグマのアートシリーズの性能が期待外れだったことはほとんどないことから)このレンズは風景、建築、そして星景写真の分野で基準となるだろう。当サイトで近々サンプルをお目にかけることができると期待している。

もう一つ興味深かったのは、シグマが安価なシネレンズ市場に参入したことだ。今の時点では、シグマはキヤノンのシネマイオスレンズのような製品と戦おうとはしていない。シグマは(フジと同様に)ミラーレスカメラを使っているような新世代のビデオグラファー向けに製品を作っている。シグマのシネレンズは静止画向けに設計されたものにもかかわらず、性能はトップクラスだ。しかし、報道や映画といった専門家からは、焦点距離を変えたときのピント面のズレなどが問題となると聞いたことがある。ハイエンドのシネレンズが数百万円もするのには、それなりの理由があるのだ。

シグマの次の製品はどのようなものになるのだろうか。山木氏がさらに広角のレンズを開発しているとしても驚かない。新型の24-70mmも出たので、これに続く70-200mmの新型が近い将来発売になるかもしれない。



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次に紹介するレンズは500mm F4 DG OS HSM Sportsです。

このレンズは本物のプロ用機材として開発をしました。そして、その目標は達成できたと思っています。

光学性能はほとんど完璧と言っていいレベルです。

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(歓声)

この図は一般的に「MTF曲線」と呼ばれているものですが、私はあえて「MTF直線」と呼びたいと思います(拍手喝采)。

このレンズは防塵防滴で、できるだけ軽くなるように鏡筒にはマグネシウムを採用しています。

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この図の青い部分にマグネシウムを使用しています。

このレンズはプロ写真家の使用に応えるために、多くの機能を備えています。このようなレンズを発売できることに、私はとても誇りを持っています。

発売は10月になります。価格は未定ですが、同スペックのキヤノンやニコンのレンズと比較して遥かに手に取りやすい価格で提供できると思います。正式な発表を楽しみに待っていてください。



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最後に紹介するのは85mm F1.4 DG HSM Artです(歓声)。
 
皆さんご存知のように、このスペックで最高のレンズはカールツァイスのOtusです。

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私たちはこのレンズにとても大きな敬意を払っています。新しいレンズの光学性能はこのレンズを基準に開発を行っています。
 
Otusは素晴らしいレンズですが、マニュアルフォーカスしか使えません。つまり、これも繰り返しになりますが、非常に限られた人しかこの素晴らしい性能を楽しめないのです。
 
私たちの目標は、最低でもOtsuと同等の高性能なレンズを、オートフォーカス付きで提供することです。そして、私たちはこれを実現できたと思っています。

光学性能は申し分なく、ボケも非常に滑らかです。できるだけ早く皆様にこのレンズを体験してほしいと思います。

発売は201611月です。価格は未定ですが、Otusの半額以下で提供できるのではと思います。
 

最後に、ここでシグマの新しいラインであるシネレンズについて発表できることをとても光栄に思います。

2週間前にアムステルダムで開かれたIBCで、私たちは新しいシネレンズを合計8本発表しました。

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3本のズームレンズと、5本の単焦点レンズです。

シネレンズのコンセプトは「100%継続・100%新規」です。これは少し不思議に聞こえるかもしれませんので、ここで紹介をしたいと思います。

シグマのシネレンズはいわゆる「換装」レンズです。既存のアートレンズをシネレンズに合うよう、部品を換装しました。つまり、レンズも内部の鏡室も、全てアートレンズと100%同じものを使用しています。この結果、アートレンズの高い光学性能をそのまま継続することができました。

しかし、シネレンズはそれ以外の機械部分を全て変更しました。

いわゆる普通の換装レンズは、ギア付きのリングにするなどの、少し表面を変えたものばかりです。しかし、本当のプロ用の機材を作るために、光学部分以外の全ての部品を新規に開発することにしました。これがもう一つの100%です。

「100%継続・100%新規」というのは、高い光学性能を100%維持しつつ、100%新規の部品を使うということです。これがシグマ・シネレンズの基本的な考え方になります。これによって、プロ用のシネレンズを非常に手に取りやすい価格で提供することが可能になりました。これが私たちが最終的に目指したことです。

ここでシネレンズの特徴をいくつかご紹介したいと思います。

第一に、シグマ・シネレンズは一揃いのセットである、ということです。

シネレンズには3つの製品ラインがあります。

18-35mm T2や50-100mm T2を含む、大口径ズームライン

24-35mm T2.2を含む、フルサイズズームライン

20mm T1.5、24mm T1.5,、35mm T1.5、50mm T1.5、そして、85mm T1.5を含む、フルサイズ用大口径単焦点レンズライン

私たちはこれらのフルラインナップをシネレンズと同時に発表することができました。さらに、これらのレンズは他のメーカーにはない、革新的なレンズです。

T2のズームレンズをこの価格・サイズで販売している会社は他にありません。

T2.2のフルサイズ用ズームレンズを販売している会社はありません。

T1.5のフルサイズ用単焦点レンズのセットを販売してる会社は他にありません。

シグマは他にはないスペックのシネレンズを揃えています。

また、皆さんご存知のように、アートシリーズはとても解像度が高いです。したがって、6kから8kの動画を撮影するのにも十分な性能を持っています。

今回のシネレンズでは動画用に適した、頑丈な鏡筒を採用しています。ほとんどの部品は金属でできています。

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シネレンズは、フォローフォーカスを使用することができます。フォーカスリングには歯車がついています。

さらに、絞りリング、フォーカスリング、ズームリングの3つは、同じ位置に設定してあります。

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したがって、シネマトグラファーは装置の設定を変えることなく、レンズを交換することが可能になります。レンズは防塵防滴性能を備えていますので、砂漠やとても暑い場所でも使用することができます。

シネレンズの発売日・価格は未定です。



ご清聴ありがとうございました。



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本日はお忙しい中お集まりいただきまして大変ありがとうございます。シグマを代表して篤くお礼申し上げます。ありがとうございました。
 
今日のプレゼンテーションでは3つのことについてお話させていただきます。まず最初に現在シグマが置かれている経済状況について説明いたします。次に、今回フォトキナで発表した3つの新製品について説明をします。最後に私たちの新しい製品ラインであるシネレンズについて説明したいと思います。
 
さて、始めましょう。
 
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これはここ4〜5年間の交換レンズ市場のグラフです。ご存知のように、交換レンズ市場は依然として縮小を続けています。もし今の状況が今年の年末まで続けば、市場規模は2012年と比べて40%減少するだろうと予測しています。
 
覚えていらっしゃる方もおられるかもしれませんが、シグマは4年前、2012年のフォトキナでアート・スポーツ・コンテンポラリーの新ラインを発表しました。この新ラインの成功のおかげで、我が社の売上高は2012年比で27%上昇しました。イエイ!(拍手)

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実際には、私たちがこのような成功を収められたのは、今晩ここにおられる方々のサポートがあったからだと思っています。どうもありがとうございました。
 
もう一つの理由は、私たちが革新的な製品を作ってきたからです。そのうちの製品のいくつかは、私たちの成長の助けとなりました。私は「革新」こそが、現在のような厳しい経済状況に打ち勝つ唯一の方法だと強く信じています。
 
昨年発表した、革新的な製品のいくつかをここでご紹介しようと思います。

まずは24-35mm F2 DG HSM Artです。これは世界初のフルサイズ用F2ズームレンズです。

20mm F1.4 DG HSM Art。これも世界初の20mmF1.4を達成したレンズです。
 
50-100mm F1.8 DC HSM Art。中望遠のF1.8ズームレンズです。このスペックのレンズも世界初となります。
 
これらはシグマの革新的な製品のうちの一部でしかありません。しかし、私はこれらの製品が、カメラ市場で新しい需要を作り出したと信じています。

これは中国の方々にとって奇妙に映るようで、どうしてシグマだけがこのような革新的な製品を作れるのか不思議だそうです。そして、彼らはシグマを「黒魔術使い」の会社だと呼ぶようになりました(笑)

個人的にこういうのは大好きなんですが(笑)、皆さんご存知のように私たちは黒魔術使いの集団ではありません。実際にシグマにいるのは野心的なエンジニアと、熱心な職人なのです。

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シグマの研究開発部門にいるエンジニアと会津工場にいる職人は、互いに協力して、こういった革新的な製品を作るために、ずっと熱心に仕事をしてきました。今後もカメラ市場の一助になるような、あるいはより活性化させるような製品を作っていきたいと思います。


さて、ここでフォトキナで発表した3つのレンズについてお話します。

最初は12-24mm F4 DG HSM Artです。

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シグマは広角ズームレンズのパイオニアであり続けました。1979年に発売した21-35mmは世界初の広角ズームレンズでした。

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それ以降、シグマは最も広角なズームレンズを発売する会社であり続けました。

その後も、18-35mm17-35mm15-30mm、と発売していき、2003年には最初の12-24mmの広角ズームレンズを発売しました。
 
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しかし、2年前の2014年、キヤノンは11-24mmを発売しました(笑)。そして、このレンズによって私たちの「最も広角なズームレンズを発売する会社」という記録が途絶えたのです。
 
私がこのニュースを初めて聞いたとき、「マジかよ!」と思わず口に出してしまいました(笑)。なぜなら、私たちはすでに今回の12-24mmの開発を始めてしまっていたからです。正直に言うと、キヤノンは素晴らしいレンズを開発したと思います。性能も品質も素晴らしいです。キヤノンはものすごい製品を作りました。
 
しかし、このレンズの弱点は値段です。この値段では限られたプロ写真家くらいしか、レンズを手に入れることができないでしょう。
 
私たちの記録は破られてしまいましたが、すでに進めていた開発を止めることはしませんでした。その代わりに、当初掲げていた目標を達成することに集中しました。

当初の目標とは、「最高の品質を、手に取りやすい価格で提供する」ということです。そうすれば、より多くの人が超広角の写真を楽しむことができるようになります。
 
この困難な目標を達成するために、私たちは大口径グラスモールド非球面レンズを開発しました。

高画質な広角レンズを製造するためには、非球面レンズの生産が鍵となります。キヤノンも11-24mmに大口径の非球面レンズを採用しています。しかし、キヤノンはレンズの生産にいわゆる「研磨技術」を使っています。これは文字通りレンズを一枚一枚研磨して、非球面を作っていく作業です。研磨は大口径の非球面レンズを生産するのに以前から行われている方式です。
 
しかし、シグマも同じようにレンズを研磨したら、生産コストを下げることは不可能になります。私たちの目標は大口径非球面を低コストで生産することです。そのために、新しく大口径の非球面レンズをグラスモールド(レンズを加熱して金型にプレスする方式)で生産する技術を確立しました。
 
グラスモールドそれ自体は、非球面レンズを安価に生産する手段として非常に優れているのですが、これまでは小さなレンズしか生産することはできませんでした。
 
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この図の右端のレンズが、今回の12-24mmで採用した非球面レンズです。実際の口径は82mmになります。中央のレンズは20mm F1.4で使用している非球面レンズです。このレンズは現在市場に出回っているグラスモールドの非球面のうちで、最も大きなものの一つです。見てわかるように、新しい非球面レンズはそれまでのレンズと比較して非常に大きくなっています。これは成形技術としては大きな飛躍となるものです。
 
このレンズのために、実はかなり大きな投資をしました。なぜなら、将来的には研磨方式ではなく、グラスモールドが非球面レンズの生産の中心になっていくと確信しているからです。将来を見据えて、今回の開発を行いました。

この新しい非球面のお陰で、レンズの性能自体も非常に高い物になりました。MTF値はとても高く、歪曲はほとんどありません。

レンズの発売は2016年の10月を予定しています。価格は未定ですが、より多くの人が広角レンズを楽しめるようになると思います。
 







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Q:キヤノンがシグマを買収するのではという噂がありました。これは本当なのでしょうか?

A:噂についてコメントをすることはできません。そういったビジネスに関する噂はなおさらです。私たちは非上場企業ですから別に良いんですけど、あちらは上場企業です。なので、株価に影響を与えそうな発言は慎みたいと思います。

Q:ネットではシグマはソニーと協力してフォビオンの開発をすべきという意見を良く見ます。例えばフォビオンを使用したソニーのミラーレスカメラなどです。

A:そういうことでしたら、このインタビューの後でソニーのCEOに電話して、フォビオンを勧めておいてくれませんか?(笑)

個人的なことについて


Q:会社の経営に関して、あなたとあなたの父とで何か違いはありますか?

A:似たようなものだと思いますよ。父も自分のオフィスを持っていませんでしたし。実際、父の机は今でも技術部の真ん中に置いたままです。私の小さな机の隣にあります。父の机は在任していた時のままです。父も同じようにエンジニアとよく話をしていました。

ただ、父のほうが先見の明があったし、アイデアも豊富でした。私よりもはるかに強力なリーダーシップがありましたね。私はそんなに押しの強いリーダーではありませんし、あんなカリスマもありません。私は本当に普通の人間なんです。なので、エンジニアからの助けがたくさん必要です。助けを得るために、彼らの熱意や創造力、発想力を発揮できるような環境を作る必要があります。エンジニアを本当に頼りにしています。

Q:あなたの父は工学を専攻していたのですか?

A:そうです。父の専攻は電子工学です。しかし、彼が27歳で会社を創業した時には、必要な知識は全て持っていました。光学や機械については、専門の電子よりも詳しかったくらいです。彼は創業前に別の会社で働いていた時に、それらの知識を身に付けました。

Q:ではあなたの専攻は何なのですか?

A:経営学です。そして、入社後に機械設計部の責任者に任命されました(笑)

Q:でも、技術について何も知識がないのに、どうやってエンジニアを率いることができるのですか?

A:たぶん、みんな優しかったんです。最初は彼らが何を話しているのかさえわかりませんでした。しかし、皆が私にもわかるような方法で説明をしてくれました。そこのエンジニアからはたくさんのことを学びました。実際はわずか1年半しかその部署にいなかったんですけど。

Q:シグマのCEOとして最も難しい仕事は何ですか?

A:難しいですか?とりあえず従業員はみんな私を助けてくれます。社員や取引先から助けてもらえるので、私はとても恵まれていると思います。仕事はとても楽しいですよ。

Q:会社にはあなたよりも年配の従業員が多いのですか?

A:いやいやいや、私も結構な年齢です。ほとんどの社員は私よりも若いです。

Q:あなたの父からCEOであることについて何か学んだのですか?

A:そうですね。私が小さい時から父は「お前が会社を引き継ぎなさい」と言っていました。しかも、私の家は本社の最上階にありましたから。家を出て帰ってくる度に社員を顔を合わせて、おしゃべりをしていました。

Q:ということは、小さい時から会社を引き継ぐということをわかっていたのですか?

A:父が私に引き継いで欲しがっていることは知っていました。ただ、その能力はないと思っていたんですよ。そんなに賢い方ではなかったし、父のような強いリーダーシップもありませんでしたから。

Q:あなたの父に会社を継ぐことについて反論したりはしなかったのですか?そんな能力はない、と言ってみたりとか。

A:父はとても強い人だったので、そんなことは言えませんでした。会社を継ぐことについてはいつも母に相談していました。母はいつも「あなたの人生なのだから、あなたが自分で決めなさい」と言っていました。

Q:会社に入ったのはいつですか?

A:学校を出てすぐです。

Q:将来シグマを継ぐ準備のためにですか?

A:そうです。最初は別の大企業に入って、仕事のやり方を勉強しようと思っていたんですよ。けれども、大学の教授が卒業したらすぐにシグマに入ったほうが良いとアドバイスをしてくれました。その教授は元々民間企業で何年も働いていて、そのあとで大学教授になった方なんですけど、日本の企業文化について詳しかったんです。

例えば別の会社で10年やってプロジェクトリーダーみたいな肩書でシグマに入ったとすると、従業員は私を受け入れないかもしれません。私は創業者の息子という理由だけで帰ってきたとみなされるわけです。日本ではチームを作って感情を共有し、一緒に働くということが非常に大きな意味を持ちます。社員の理解を得て、チームを作ることを理解するには、若いうちに会社に入って一緒に働く方が良いんです。そうやって社員は私を受け入れて、リーダーとして認識してくれます。これがその教授からのアドバイスだったのですが、今思うと彼は正しかったですね。

Q:ということは、社員は皆、あなたがいずれは会社を継ぐということをわかっていたのですか?

A:うーん、そうだと思います、たぶん。会社に入る前から、たくさんの社員とはずっと知り合いだったんです。なにせ本社の上に家があったので、私も彼らを家族の一員のように感じていました。しかし、お互いをよく知っていることと、リーダーとして認められることは全く別の話です。創業者の息子が会社を継ぐだけでは、その人を尊敬するかどうかわかりませんから。なので、まずは同僚として受け入れてもらうことが大事でした。

Q:社員はあなたのことをどのように考えているのですか?

A:わかりません。電話して聞いてみてください(笑)。良いことを言って欲しいですけど、わからないですね。

Q:あなたの父は厳しい人でしたか?社員がミスをしたら怒るようなことがあったのでしょうか?あなたも厳しいのですか?

A:父はとても厳しかったです。彼は典型的な日本のエンジニアであり創業者だったと思います。社員がミスをすると怒ることもありました。それに対して私はとても気楽です。私があまりにも気軽なので、年配の社員の中には戸惑う人もいました。そういう社員は私にもっと厳しくするように、もっと威厳を持って振る舞うように言ってきます。でも、私はそういう性格ではないんですよ。なので、今でも肩肘張らずに冗談ばかり言っています。中には企業のトップとしてふさわしくないので、態度を変えるように言ってくる人もいるんですけど、単純にできないものはできないんですよね。

Q:あなたは自分の息子や娘に会社を継ぐことについて話をしていますか?

A:個人的にはしていません。私たちはもう本社の最上階に住んでいませんしね(笑)ただ、親戚の集まりなどで、誰かが息子にそういう話はしたみたいです。けれども、それが彼のプレッシャーになってほしくはないです。まだ12歳ですから。

Q:でも、あなたが12歳の時には既に父から会社を継ぐことは聞かされていたのですよね?

A:そうですね、もっと早かったです。確か6歳か7歳の時でした。最初は真面目に考えていなかったんですけど、時間が経つにつれて、とても大変で困難なことだとわかりました。私が13歳か14歳の時には、本当に会社を継ぐことが嫌でした。

Q:小さい時からあなたの父はずっと働いていたのですか?

A:そうです。朝から晩まで、平日も週末もです。基本的に365日ずっと仕事をしていました。

Q:そろそろインタビューの終わりに近づいてきました。台湾のユーザーに対して何か伝えておきたいことはありますか?

A:まずは、震災の援助をしていただいたことにお礼を申し上げたいと思います。台湾の方々が最も多くの寄付を日本にしてくれたと記憶しています。主に台湾からの寄付によって、津波被害を受けた病院を再建することが出来ました。日本人の一人として、台湾の人々の援助に厚く御礼を申し上げます。

また、台湾のユーザーにはシグマの製品をサポートしていただいてとても感謝しています。たくさんの台湾の方々にシグマの製品をご購入いただいています。製品を楽しく使ってもらうことは私たちのビジネスの基礎ですし、また大きなモチベーションでもあります。台湾のユーザーにはいつも感謝しています。







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Q:シグマの製品にはプロジェクト名のようなものはあるのですか?

A:CEOになる前に数年間試してみたことがあります。私がそれぞれの製品にプロジェクト名を付けていったんですよ。個人的に音楽がとても好きなので、ミュージシャンの名前を使いました。最初は良かったんですが、時間が経つにつれてプロジェクト名がたくさんありすぎて、エンジニアが混乱してしまったのですね。どのプロジェクト名がどの製品を指すのかわからなくなってしまった(笑)。不評だったので、結局それ以前のコードナンバーで呼ぶ方法に戻りました。

Q:どんな名前だったのか例を挙げてもらえますか?

A:クラシックだとバッハ、ロックバンドのオアシス、SD10はアズテックでした。これはスコットランドのアズテック・カメラという、あまり知られてないんですけど、私の大好きなバンドです。80年代には有名だったんですけどね。アントニオというプロジェクトもあって、これはアントニオ・カルロス・ジョビンというブラジルのボサノバミュージシャンから取りました。私が大好きなんですよ。


カメラについて


Q:dp0 Quattroは発売されたのにDP0 Merrillが発売されなかったのはなぜですか? 

A:ユーザーの要望が大きかったからです。Merrillシリーズを発売していた頃から、DP1 Merrillの広角バージョンを作って欲しいという声がありましたけど、その当時は無茶だと思っていました。そんなに売れるはずはないと。ものすごくマイナーな製品になります。正直に言うと、開発計画を一度却下したんですよ。発売が可能かどうか社内で議論して、販売台数はごく僅かだろうと考え、断念しました。

けれども、Quattroシリーズを発売してからも要望は途絶えませんでした。私はよくSIGMAユーザーの集まりに参加します。日本や中国、アメリカにはよく行きますし、2ヶ月前はマレーシアのユーザーの集まりにも参加しました。どこへ行ってもみんなdp0を欲しがるんですね。最終的に私も降参して、ユーザーのためにdp0を作ることに決めました。ただこれは、私が欲しかったというのもあるんです。私自身dpシリーズを使っていて、dp1を使っている時にもう少し広角があればと思うことがありました。dpシリーズはとても高解像ですから、広角写真には向いてるんですね。なので、実は私自身もdp0を作りたかったんです(笑)

Q:それで、結局dp0の売上はどうなんですか?

A:あまり売れません(笑)というか、そもそもdpシリーズはそんなに売れるカメラではないですから。ただ、私たちの予測よりは多く売れました。なので、今は満足しています!

Q:一番売れているのはどのモデルなのですか?

A:dp2です。これが一番売れています。他のdpシリーズと比べても1.5倍は売れますね。

Q:MerrillとQuattroではどちらが売れているのですか?

A:台数で言うとMerrillです。製造の終わりの方で値段を大きく下げたので、かなりの数が売れました。

Q:dp Quattroになって、ユーザーはデザインに衝撃を受けたりしませんでしたか?どのようなリアクションでしたか?

A:そうですね・・・一部にものすごく嫌ってるユーザーがいます。概ね好評ですけど。

Q:次のdpシリーズではまたデザインを変更する予定なのですか?

A:わかりません。まだ次のは話し合ってもいないんですよ。

市場について


Q:ユーザーの要望はどのように知るのですか?

A:ネットの書き込みをよく見ています。自分で書いたりはしないんですけど。そういうのを読みながら何が求められているのか推測します。

Q:このインタビューの2週間前に、台湾の読者に質問や要望を募集しました。こんな製品が欲しいようです。

ソニーFE用アートレンズ
24-70mm F2.8 Art
85mm Art
135mm Art
フォビオンミラーレスカメラ
M4/3用レンズをもっと

A:135mmは珍しいですね。他のものはよく聞く要望です。

Q:一ヶ月前にキヤノン、ニコン、ソニーの高画素機を比較する記事を書いたのですが、ソニーのカメラがあらゆる面で素晴らしい性能を示しました。ソニーが伸びてきている現状についてどう思われますか?

A:ソニーはセンサーの開発技術を持っていますから、私たちからしてもソニーが写真産業で主要なメーカーになっていくのは当然だと思います。製品の差別化にはセンサーとレンズが何よりも重要ですから。他の要素はどのメーカーでも持っているんですよ。カメラ産業で将来的に生き残っていくのは、センサーとレンズの開発技術のある会社だと思います。私たちがフォビオンを買収して技術を確保しているのはそれが理由です。

Q:ソニーはどんどん新しいものを作っていってますけど、キヤノンとニコンは比較的保守的に見えます。

A:個人的にそれらの企業の内情に詳しいわけではないんですけど、キヤノンとニコンにはたくさんのユーザーがいて、その中にはプロの写真家もいます。プロは写真で食べていますから、信頼できる、動作の安定した機器が何よりも重要なんです。キヤノンもニコンもそういうユーザーを無視して新しい技術に飛びつくわけには行かないのではないでしょうか。なので、その二つの企業は両肩に大きな責任を背負っていると思います。特にオリンピックを撮るようなプロは1枚もミスしてはいけないんですよ。あるいは戦場ジャーナリストもカメラが信頼できるかどうかが何よりも大事です。

Q:現在のシグマは主にキヤノンやニコンに向けてレンズを作っていますけど、これがソニー向けに変わっていく事はあるのですか?

A:何があってもおかしくはないと思います。ただ、他の企業について何かコメントをする立場にはありません。皆さん一生懸命未来のために働いていますから、将来的にはあらゆる可能性があると思います。

Q:携帯電話のカメラについてはどのように考えていますか?カメラを使って写真を撮る人が減ってしまうので、携帯電話の普及がプレッシャーになったりするのですか?

A:私たちのユーザーはプロや写真愛好家です。彼らは一眼レフやミラーレスといった高性能な機器を必要としていますから、スマートフォンにはあまり影響されません。実際、こういった人たちは多くのカメラを使います。プロでもスマホ、コンデジ、一眼レフ、ミラーレスを使い分けている人がいます。こういう人たちは高性能なカメラを捨てたりはしないので、私たちのビジネスがスマホに影響を受けるとは思っていません。

また、多くの人がスマホで写真を撮るのは良いことだと思います。そこから写真に興味が出て、良いカメラやレンズを買おうとするかもしれないですから。そういう意味で私たちにとっても好機だと思います。

Q:台湾のマーケットと、他の国の違いは何かありますか?

A:台湾のユーザーは新製品にすぐに反応しますね。アメリカや中国のみならず日本よりも反応が早いです。世界でも台湾が一番反応が早いのではないかと思います。新製品が発売されるとすぐ、台湾の人たちはそれを買い求めます。また、台湾の人は品質をとても重視します。値段よりも品質のほうが大事ですね。台湾のマーケットはとても洗練されていると思いますよ。

Q:各国のマーケットでそれぞれゴールを設定しているのですか?

A:特に決まったゴールはありません。私たちのゴールは写真愛好家やプロの写真家に受け入れてもらうことですけど、これは日本やアメリカ、中国だけではなく、台湾もそうだし、世界中すべての国で言えることです。「受け入れてもらう」というのもちょっと古い言い方ですけど、私たちは製品の品質には細心の注意を払っていますから、受け入れてもらうことはとても大事なことです。

Q:LytroやRicoh Theta、ソニーの曲面CMOSといった新しい技術についてどう思われますか?

A:とても興味深いですね。そして、新しい技術が導入されることは産業全体にとっても良いことだと思います。写真ができることが何なのか示すことはとても重要だと思います。ただ、同時に考えなくてはならないことは、それを使うことでユーザーにどのようなメリットがあるのか、ということです。ユーザーにとってあまりメリットがなければ、技術が素晴らしくても受け入れられませんから。なので、新しい技術を使うことでユーザーにどんなメリットがあるのか、私達は常に考えなくてはならないと思います。

Q:dpシリーズの画質は最高レベルだと思いますが、高感度性能はもっと向上して欲しいです。また、SIGMA Photo Proの動作速度も、もっと速くなって欲しいですね。

A:高感度性能が大きな課題であることは、私たちも認識しています。性能の向上には常に取り組んでいますし、努力を継続しています。しかし、フォビオンの開発にはどうしても優先順位が出てきます。

Q:ハッセルブラッドにはマルチショットという技術があります。これは異なった色ごとにシャッターを切って後で合成するものです。フォビオンは撮影が一回で済むので、この技術よりも優れていると私は思います。どうしてフォビオンの中判を作らないのでしょうか?フォビオンは間違いなく高品質な画像を作ることが出来ます。キヤノンやニコン、ソニーといった大企業が長年競争を続けているような市場に、あえて飛び込む必要はないのではないですか?プロ用の機材では高感度のノイズは大きな問題になりません。中判の可能性について考えたことはありますか?

A:もちろんです!当然です!以前8x10のフィルムで撮られた写真を見たことがあるのですが、非常に感銘を受けました。私の夢の一つは、シグマのカメラがあのような高画質の写真を撮れるようになることなんです。中判には個人的にも大きな関心があります。

けれども、今の時点でフォビオンの中判を検討したことはありません。そもそも、中判カメラを作ろうとすると、システム全体をゼロから作らなければならないんです。センサー、カメラ、レンズ、その他付属品・・・。それを揃えるのには大変時間がかかります。しかも残念なことに、私たちから見ても中判の販売台数は非常に少ないんですよ。なので、そこに参入することは出来ません。

Q:中判カメラの売上はdpシリーズよりも少ないのですか?

A:良い質問ですね(笑)!知りません!素晴らしい質問です!

Q:私自身、フォビオンの性能がもっと向上して欲しいと思っています。

A:ベイヤーセンサーはフォビオンよりも遥かに長い歴史があるんです。更に多くの企業が参入して、性能の向上に貢献しています。フォビオンはシグマだけで開発を続けていますから、ベイヤーセンサーと比べて進歩が遅く感じられるかもしれません。ただ、今後も更に性能が上がっていくと思っています。

Q:他の企業と協力してフォビオンの開発をすることを考えたことはないのですか?

A:私達はいつもドアは開けたままにしてあるんですけどね。入ってくる企業が一つもないんですよ。








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