少し休憩・・・
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撮影したままの画像は、アーチファクトが豊富ですから、ここを補正する必要があります。
バイアスやダークはともかく、もっと問題になるのは、フラットと空の背景の傾きでしょう。 こちらでは、空の背景の傾きは、フラットよりずっと小さいですから、それですんでいます。 ところで、補正に使うフラットは・・・ こんな感じですが、中央の明るい部分が上に偏っているのは、鏡筒を載せたフラット板の電源コネクタをそのままにして、少し傾きができるためでした。 このフラットは ODK10・KAF-09000 と EL パネルを使い、AutoDark で撮影した 1 フレームだけの画像です。 |
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データとして処理しやすい画像を撮影するには、安定性と再現性が一番です。
市販されている機器でも、誤差と許容範囲を考えた上で余裕を持たせれば、こういった環境を実現することができます。 最初に使っていた組み合わせは、ASC-11・CCDT67・STL-1301E の組み合わせでした。FOV=33.5'×26.8'・FOVpp=1.57" となります。 口径 280mm・焦点距離 2100mm (F7.5) で画素サイズが 16ミクロンありますから、焦点深度は 120ミクロンあります。インバー仕様ですから、少々の温度変化なら、焦点位置の移動も焦点深度内に治まります。 また、フィルターを変えても、たいていは焦点深度内に治まりますから、フィルター毎のピント調整も必要ありません。 同時に、ガイドが少しずれても、ピクセルサイズ内に治まりますから、ガイドも楽になります。 カメラは縦横を赤緯・赤経方向に合わせ、導入は近くの恒星でシンクロさせてから、赤緯・赤経で導入します。カメラのアングルは、バーニアを使って調整できる範囲で、星図データベースを参照して計測できます。 ASC-11 は素晴らしい光学系なのですが、元々がシュミットカセグレインですから、ミラーシフトや焦点距離の再現性に問題が出ることがあります。そこで、環境を変えることにしました。 30cm になると、自宅ベランダからでは、口径食が出るのが早いですから、25cm くらいがちょうどいいだろうと考えました。 そこで、ODK10 を入れることにしました。カメラの画素サイズは 12〜14ミクロンくらいが良さそうですが、裏面照射型のカメラは高価すぎますね。そこで、KAF-09000 を使うことにしました。 これだと、FOV=74.1'×74.1'・FOVpp=1.45" とちょうどいい具合になります。シュミレートすると、これくらいになります。 メインカメラは KAF-09000・ガイドカメラは ICX285AL、オフアキでガイドし、接続は 3インチスリーブを使います。 1分露光・15フレームでの、M42 の近赤外画像です。撮影時の AutoDark だけで、コンポジットとレベル調整以外の処理はしていません。(フラット補正もしていません。サイズが大きいため、半分に縮小しています。) FOVpp をどれくらいに調整するかが悩ましいところですが、こちらの気象では、1.5" くらいがちょうど良さそうです。 |
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遠くの銀河と恒星を判別するのは、思ったより簡単です。
ASC-11・F7.5, STL-1301E, Rc Band, 5min×3フレームでの Abell 2052 です。 一部を 200% に拡大してみます。 銀河は周囲に淡い光がありますが、恒星では、それがないのがわかります。 |
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では、どんな画像が、観測用の画像として失敗ではないかという
ことですが・・・ まず、実例を示します。ASC-11・CCDT67・STL-1301E・Rc バンドで Abell 194 を、5分×3フレームで撮影したものです。 銀河と恒星の違いは明瞭ですね(微笑)。撮影時のデータをもとに、 Astrometrica を使って UCAC-3 星表とキャリブレーションを行います。 緑色で囲まれた恒星が UCAC-3 の星表とマッチした基準星になります。 位置だけでなく、Rc バンドでの光度もキャリブレーションされます。 このフレームでは、限界等級は 19.3±0.14 等でした。四国の空の 暗さのおかげで、思ったより暗い天体が写っています。 |
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開設日: 2011/4/16(土)