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阪急HD株5%超取得 投資会社プリヴェが筆頭株主
投資会社のプリヴェチューリッヒ企業再生グループが、阪急電鉄や東宝を傘下に持つ阪急ホールディングス(HD)の株式を5・01%保有し、筆頭株主に躍り出たことが十日、同社が提出した大量保有報告書で分かった。今後も買い増しを進め、阪急HDに系列の東宝との経営統合や映画・演劇事業の再編を提案するなど、経営にも積極的に関与していく方針で、阪急東宝グループは対応を迫られそうだ。
プリヴェは約三百四十億円を投じて、先週末までに阪急HD株五千二百二十七万株を市場で取得。経営へ関与するため現在、阪急HDの角和夫社長に面会を申し入れている。
阪急HDと東宝の統合以外に、宝塚歌劇団や全国の映画チェーン事業を再編した新たなコンテンツ(情報の内容)会社を設立し、上場させることも提案する意向だ。
阪急HDは、阪急電鉄グループの純粋持ち株会社として昨年四月発足。阪急電鉄と、傘下のレジャー、不動産、ホテル、旅行各事業を統括している。また、持分法適用のグループ会社として阪急百貨店グループや東宝グループがあり、これらをあわせた阪急東宝グループの売り上げ規模は、平成十七年三月期で一兆四千九百九十七億円に上る。
大阪・梅田を中心とした不動産資産や、宝塚、東宝の優良コンテンツなどを持つ阪急HD株は割安感が高まっていた。
角社長は十日朝、「(提案があれば)有効なものは実施するが、中長期での企業価値向上を目的に中期経営計画を打ち出しているので、その旨を説明する」と話した。
プリヴェは、不動産や有力事業を持つ電鉄株の取得に積極的で、東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドの大株主である京成電鉄株も取得。十日までに買い増しを進め、実質的に8・69%を保有したことも分かった。
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【用語解説】プリヴェチューリッヒ企業再生グループ
複数の外資系証券でトレーダーとして活躍した松村謙三氏が平成9年8月、前身の証券会社を創業。最近は企業価値の向上を目的に上場企業株の買収を進め、丸三証券など複数の中小証券のほか京成電鉄株も買収。過去には富士通や東武鉄道、日産自動車から不採算事業を買収して子会社化し、経営再建している。
(産経新聞) - 1月10日16時8分更新
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