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リプトンズ・シート

 スリランカの高原の町ハプタレーの近郊、ダンバテン(Dambatenne)のティーファクトリーには、「リプトンズ・シート」と呼ばれる人気スポットがある。ハプタレーからダンバテンへは、ローカルバスで行くことができる。しかし、泊まっていたゲストハウスの強い勧めもあり、早起きして朝一番、トゥクトゥクで向かうことにした。
 
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 有名なサー・トーマス・リプトンはこの場所がお気に入りで、お客さんが来るたびに案内していたから、こう呼ばれるようになったという訳。それにしても朝一番に行くのは大正解。他に誰も客はなし、ずっと景色を独り占め!
 その代わり、なぜかとても人なつっこいワンちゃんがいて、飛び跳ねながらお迎えしてくれる。
 
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 後はゆっくり広大な茶農園の中を散歩しながら、麓の工場めざして下って行けばよい。時間がない人は、ショートカットの道もあるので、教えてもらえば早く工場に着く。この頃になると、茶摘みの女性たち(ほとんどがタミル人)が働き始める時間帯だ。
 
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 これが1890年創業のリプトンの工場、「ダンバテン・ティーファクトリー」である。
 
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 スリランカではこの工場を含め、3つのティーファクトリーを訪ねてみた(残る2つは、ヌワラエリヤ近郊)。

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マナカ・イスナガ(キューバ)

 世界遺産の町トリニダーでは、是非2〜3日以上は滞在して欲しい。そして、マナカ・イスナガへのワンデイ・トリップを楽しむといい。マナカ・イスナガへは、かつて砂糖きびの運搬に使われていたSL列車が、(観光用として)現役で走っている。なかなか気持ちのよい小旅行だ。
 
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 ハイライトは、高さ44㍍のイスナガの塔(La Torre Manaca Iznaga)。奴隷の逃亡を防ぐための監視塔だった。今は展望台になっているが、周囲には砂糖きびのアシェンダ(大農園)の邸宅も残されている。
 
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 すぐそばのレストランの裏手には、砂糖きびをから汁を絞り出すための道具も保存されているので、お見逃しなく。実際にやってみると、これがたいへんな重労働だということがわかる。
 
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 トリニダーの周辺には、18世紀から19世紀にかけて広大な砂糖きびのプランテーションがあり、最盛期には3万人もの奴隷を使役して70以上の製糖工場があったといわれている。トリニダーの町に戻ったら、市立歴史博物館(Museo Historico Municipal de Trinidad)をのぞいてみよう。町を展望できるこの博物館に展示物の数は少ないが、こんなものも見つかるだろう。
 
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 奴隷制が廃止された後、トリニダーの繁栄も終わりを告げてしまう。やがて、砂糖のモノカルチャーの経済構造は、キューバ自身の運命も翻弄していくことになる。

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カーサ・パルティクラル

 安く手頃なホテルの少ないキューバでは、旅行者に大変人気のあるカーサ・パルティクラル(政府公認の民宿)。
 
 年末のハイシーズンに、ハバナ旧市街で人気のカーサをゲットするのは難しい(ほとんどのカーサは1室か2室しか部屋がない)のだが、トリニダーへ来れば全く心配ない。バスが到着するや、カーサの客引きがずらりと待ち構えていて、客の争奪戦になるくらいだから。
 他のおばさんたちに袖を引っ張られながら、私が選んだカーサはここ.。
☆Hostal Luisa: Frank Pais#556ーCe/Piro Guiart y Pablo Pichs Giron.Tdad.S.S.Cuba
               (0141)994475
 
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 このカーサは、まるで家族の一員のようにとことん面倒をみてくれた。トリニダーの滞在を心地よいものにしてくれたのは、紛れもなくこのカーサのお陰である。
 カーサから見たトリニダーの路上風景。
 
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 何と言っても、食事が素晴らしい!オール・ナチュラルで、食べきれない量の朝食と夕食。キューバでは、どんなレストランの食事よりもカーサでいただく家庭料理の方がおいしい。上:朝食、下:夕食。
 
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 次に向かうシエンフエゴスのカーサも、ここで紹介してもらった。
☆Guest House Mery&Silvio: 50th Ave#3910 %39y41. Cienfuegos.Cuba
  53(43)520950
 こちらのカーサは、ホテル並みにきれいなカーサであった。
 
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 シルヴィオ氏は、大学の歴史の先生だそうな。どうりで、カーサの中庭にクラシック音楽が静かに流れていたりして、インテリっぽい雰囲気が漂っていた訳だ。頼みもしないのに、自分の卒業証書や成績表(オール5!)を私に見せてくれた。
 ちなみに、そこには「マルクス=レーニン主義」という名の科目も…

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キューバのクラシックカー

 チンクエチェント以外の車にほとんど興味がない私は(「車に興味がない」と言うと、たいてい意外な顔をされる)、キューバで車を撮影しようとは思っていなかった。しかし、ハバナの街中を1950年代のアメ車が現役でバリバリ走っている様には、やはり圧倒的な存在感がある。キューバを訪れる旅行者も、しきりに駐車中の車にカメラを向けているようだ。
 そこで、シエンフエゴスの町に滞在していたとき、何枚か撮ってみた。
 
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 シボレーなど1950年代(一部1940年代も)のアメ車は、1959年のキューバ革命のときに逃げ出したアメリカ人の置き土産。その後の経済危機の最中にも、(やむなく)修理しながらだましだまし走らせ続けてきた。
 モスコヴィッチ(一番下の写真)、ラダなど、旧ソ連・東欧製の車も目立つ。
 そしてプジョー、現代などが走っていたら、それは一番新しく入ってきた車だ。
 
 という具合に、キューバの車事情には、揺れ動いてきた現代史と国際関係が垣間見える。

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施洞鎮巴拉河村(貴州省)

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 貴州省凱里の周辺に散在するミャオ(苗)族の村。私は、西江、施洞、青蔓、麻塘などの村々を、すべてローカルバスを使って訪れることにした。
 
 施洞鎮へ到着してみると、その日は町全体が断水中。ホテルにも当然水はなく、仕方なしに古城の中をふらふらと歩いていると、大きなカメラを肩からぶらさげた女性に会った。「あれ、旅行者かな?」と思い声をかけてみた。それが、この町で大変世話になった、中国人の安さんである。
 中国語オンリーなので半分も理解できていないのだが、彼女もミャオ族であること、貴陽の出身であること、施洞が大好きでしばしば訪れていること、今回は仕事のために滞在していること、などを教えてくれた。
 
 この巴拉河(パリホー)村を訪れることができたのは、彼女のお陰である。
 水を補給するため、安さんの車に乗せられて約20㎞。個人旅行者が自力でこの村に来ることは難しい。電気もないこの村は本当に小さく、川縁の斜面に張り付くように家が建つ、典型的なミャオ族の村である。
 
 みな安さんの知り合いらしく、村人に会うたびに話が弾む。その村人たちの何と明るく、仲の良いことか。川で洗濯や水浴びをする人たち。ここにはテレビゲームもお店もないが、子供たちは元気いっぱいである。「夕飯を食べて行きなさい」ということでご馳走になったのが、一番下の写真である。村を出るとき、懐中電灯を借りて村の出口までの道をたどった。すると、女の子たちが総出で見送りにきてくれた。星空の下、学校で習った歌を合唱しながら。
 
 少数民族の人たちは、本当に心が優しい。
 
 

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