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里神楽と雅楽は違うのよ

よく、「お神楽の笛吹いています」と言うと、「ああ、東儀秀樹さんの吹いてる、竜笛ね」とか、「雅楽ですか。風流ですね」なんていう言葉が返ってくることがあります。
 
世間一般では、東儀さんの影響で、雅楽のほうがメジャーになっているようです。しかし、一般の神社でよく聴くはずのお神楽などの民俗芸能が知られていないというのは、正直寂しいものです。民俗芸能のお神楽は、民間の人がやる「里神楽」に分類されるもので、対する雅楽は高貴なお公家さんや、天皇家、有力寺社がやっていた高級な音楽なのです。支持層からして違うのです。
 
ただ、やっかいなのは、雅楽の中の国風歌舞(くにぶりのうたまい)に分類される、宮中で行なわれる「御神楽(みかぐら)」というものもあるので、注意が必要です。これは民間の里神楽とは別格の神楽です。「御神楽(みかぐら)」は、篳篥や和琴(わごん)などの雅楽の楽器で演奏されます。
 
対する里神楽は、篠笛、太鼓、チャッパ(銅拍子などともいう)を使うことが多いですが、何せ多種多様な里神楽ですから、篠笛が入らなかったり、銅拍子が入らない神楽など、いろいろなタイプがあります。これは、見て覚えるしかありませんが、自分の住んでいる地域の芸能が、雅楽かお神楽かぐらいは見分けがつけられるようにしておくと、何かと便利ですよ。民俗芸能は一番身近な生きた文化遺産ですから、学校の教材にも最適です。ぜひ音楽や社会の先生方に取り上げてほしいものです。

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神楽から能が派生したというのは世阿弥が書いていますね。

2010/7/9(金) 午後 10:24 kawa**tu

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明治以来の西洋音楽偏重の風が強すぎました。
近頃は小学校で和楽器に接する機会を作ることも増えているようですけど。
しかし音楽教師になる人で邦楽に理解のある人はほとんどいないのが現状ではないでしょうか。
取り上げるにしても知識がないでしょう。
ましてや社会科は期待薄ですね。
郷土の歴史に興味はあっても、郷土の文学や芸能には無関心というタイプが多いです。
民俗芸能と学校教育とが結びつけられるような何かが欲しいですね。

2010/7/10(土) 午前 10:33 [ 奈良漬 ]

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差し出がましくご迷惑かと思いつつ、トラックバックさせていただきました。

2010/7/10(土) 午後 3:36 緑の森

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kawakatuさん。神楽から能という流れもあったのでしょうが、実のところはどうなのでしょうか。猿楽や、散楽、田楽などのいろいろな芸能もミックスで取り入れたのが本当のところかもしれませんね。そもそも神楽という語の中に、多種多様な芸能が含まれてしまうので、何でもありになってしまいます。ようは、カミクラで行なう芸能全般のことですから。芸能関連の学者さんたちがもう少し整理して欲しいのですが。民俗芸能には、東北の山伏神楽などに能の形式が確立する以前の能があるとのことです。これを考えると、神楽が能の母体となったと言えそうですね。

2010/7/10(土) 午後 8:15 [ カムイ ]

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奈良漬さん。まさに、その通りです。学校に、三味線や筝を送りつけて、「後は現場に任せる」というやり方では、楽器に埃がかぶるだけですね。
社会科はそれこそ、民俗学のように地域の人への聞き取り調査をさせれば、地域との繋がりもできるし、郷土の生きた歴史も学べるので、良い体験になるのですが。
音楽の先生が理解ある人であれば、地域のお囃子を保存会の人に頼んで指導してもらうという動きもあります。時間数はまだまだ少ないですが。
音楽にしても、社会科にしても、民俗芸能がただの娯楽のものではないということを理解したうえでの教育をしてほしいものですね。お役所では無理かもなあと思いますが。

2010/7/10(土) 午後 8:24 [ カムイ ]

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緑の森さん。トラックバックありがとうございます。このCDは持っていませんが、試聴させていただくとやはり里神楽と、宮中の御神楽の雰囲気のちがいが改めて確認できました。

2010/7/10(土) 午後 8:30 [ カムイ ]

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う〜ん、日本人でありながら、日本古来の音楽や楽器について、
ほとんど知識のない自分が少し恥ずかしい・・・^^;
勉強になりました!

2010/7/16(金) 午後 7:48 [ papanobu41_2005 ]

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papanobu41_2005さん、こんにちは。

僕も、大学時代「日本人なのに知らないのは恥ずかしい」と強く感じて、日本の音楽を聴く様にしました。ただ、調べれば調べるほど、奥行きが広いし、西洋の「音楽」という範疇にはおさまりきらない部分もあって、音楽は奥が深いですね。

もっと、日本のものに手軽に触れる機会を、日本の芸能をやっている側も提供しなきゃいけないのかなと感じます。

2010/7/16(金) 午後 8:52 [ カムイ ]

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こんばんは(^^)
コメントを入れてくださって、どうもありがとうございました。

広島の県北の神楽をテレビでみたとき、その迫力…だけではなく、何か圧倒されるものがあって、引き込まれました。機会があれば、ぜひその場で見てみたいと思いましたが、いままで、機会はなくで…。

その広島の神楽は、紹介されてたときは、ただ「神楽」と言われてたような気がしますが、正確には「お神楽または里神楽」というのですね。分かったふうな感じで、「神楽が好き」と言ったりしてたのですが、ちょっと冷や汗…です…(^^)

2010/8/13(金) 午後 10:50 [ ゆら ]

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ゆらさん、こんばんは。
広島だと、採り物神楽の系統でしょうか。愛知には、ああいう系統の神楽がないので、一度見てみたいものです。大きな鬼の面をつけて激しく舞い踊る姿は、ネット動画でよく見ますね。地元の人たちは、「御らが村の神楽」という認識ですから、単に「神楽」でも良いと思います。「みかぐら」や「さとかぐら」の名称は、学者さんが決めたものですから。

2010/8/14(土) 午後 8:46 [ カムイ ]

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学者さんがお決めになったのですか…(^^)
神楽と言ってよかったのですね。ちょっとホッとしました。
どうもありがとうございました。

2010/8/15(日) 午前 0:43 [ ゆら ]

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学術用語としての部分と、地元の方の言う用語は開きがありますから、直接地元の人に「この芸能はなんと呼んでいますか?」と聞くのが一番手っ取り早い方法ですよ。僕はなるべくそうするようにしています。

2010/8/15(日) 午前 9:02 [ カムイ ]

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