考える制作課人間のひとりごと

制作課所属の人間が仕事(印刷)の事やら、ふと思った事などを独り言のように書き込みます。時々更新します。

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真夜中の訪問者

時間が経ち、やっと書ける気がしたので書いてみます。
あれは3月14日になるかならないかの夜中でした。
私は当時小学校3年生の三男坊を寝かせながら、2階の寝室でいっしょに寝てしまったのです。
0時20分頃には、長男(22歳)が1階で友達を送って来ると言い、妻に小言を言われながら車で出かける音をうつらうつらと聞いていました。
すぐ、妻が自分のベットに入った様子も寝ぼけながら解りました。
少しして0時45分頃、1階から物音が聞こえて来ました。次男(20歳)が映画館で映写のバイトから帰って来たのかな?と眠りが浅かったので物音を聞きながらふと考えると、次男が帰るには少し早い。そして1階で小さな物音が続いています。次男は帰った時は、すぐ真っ先に2階の自分の部屋に入るはずです。おかしい…もしかしてカギが無くて玄関に入れず、カタカタやってるのかな?と思い、私は眠い目をこすりながら1階へと階段を降りて行きました。
…すると玄関の電気が付いていて、玄関のドアが開けっ放しになっています。すぐ左のリビングのドアも開いていて、電気が付いています。「ああ、やっぱり次男が帰って来たんだ」と思い玄関のすぐ右側の私の部屋を見ると、電気が付いています。???
「何やってんの?」と聞こうと思い、入り口の「のれん」(私の部屋の入り口には長いのれんがかけてありドアは閉めていない)その「のれん」をめくると、……
黒っぽいニットキャップを被り、黒っぽいナイロンのジャンパーを着た白髪まじりのロン毛の見た事のない男が立っていたのです。
一瞬で長男の友達か否か、脳みそが高速回転を始めましたが、直感で「違う!ヤバイ!」と思ったとたんにその男が「誰だてめえは?」と言いながら「のれん」ごと私に襲いかかって来たのです。(それはこっちのセリフだろ?とツッコミたかったー。)「そっちこそ誰なんだよ?」と大声で言ったつもりなのにパニックでちゃんと声が出ません。(夢の中の現象みたいな感覚です。)「あーあーうー!」と訳の分からない声にもならない声を出しながら応戦体制!
男は私を押し倒し、開けっ放しの玄関から逃げようと思ったのでしょう。凄まじい力で私を押して来ました。私も直感で「倒れたらまずい。絶対に倒れまい!」と脳みそが体に指令を出し食らいつき、無理矢理私を引きはがしにかかる男を「絶対に逃がしてはいけない!絶対に!」とそれはもう脳みそも体もハイテンションです!痛くて整形外科に通っていたはずの肩も、この時は信じられないくらいの動き!
…もつれながら玄関から外に出るも、男はがナイロンジャンパーで、私は裸足にフリースのパジャマなのでスルスルすべり、後ろを取っても羽交い締めにも出来ません。スルスルとまさに油を塗られた体で寝技に苦しんだ桜庭の気持ちがよく解りました!
なんとか腹に2発ヒザを入れさせて頂き、足をかけて押し倒させて頂いた後にマウントポジションに成功しました!「こうなりゃコッチのもの!」ガムシャラに立とうとする男のおでこに2発頭突き等でおとなしくして頂き、やっとこ声が出るようになりました。
「人の家の中で何やってたんだよ?」と聞いても答える訳もありません。「やったなてめえ!よーし」とまだまだ動く動く!…物音と変な声に気がついた妻がパジャマのまま外に出て来たので、「警察に電話しろ!ケイサツ!」と言いましたが、妻はパニックで100番にかけてしまい、電話もかけられない始末でした。(あとで100番はダスキンだろ?と笑い話に…)
裸足のまま、交番に走った妻は交番もこれまた留守だったので、近くに止まった車の運転手に警察に電話してもらい、その頃やっと2件となりの若い旦那さんが出て来て手助けしてくれました。なぜかバケツに水を汲んで来て男にぶっかけたものですから私にも思い切りかかりました。まだ3月だったので冷たいのなんの…ビショビショです。踏んだり蹴ったりとは、こういう事をいうのでしょうか。
10分後にやっと警察が10人位来て男は御用となりました。酔っぱらっているらしく訳の解らない事を叫ぶ男を引き渡し、やっとホッとする間もなく今度は現場検証で夜中の3時までかかりました。
そのあとパトカーで警察署に行き事情聴取が6時までです。完全に徹夜でした。(どっちが犯人なんだ?)家に帰っても、空は明るいし興奮して眠れません。おまけにパジャマで裸足のまま外のアスファルトで取っ組み合った訳ですから足の裏もずるむけの血だらけで、ヒジもヒザも擦り剥けて血だらけです。ヒリヒリして眠れたものではありませんでした。とんだバレンタインデーになってしまいました。
思えば男は、長男が出かける時に鍵をかけずに車で出て行った所を向かいの空き地あたりで見ていて、誰も居なくなったと思い込んで侵入したのかも知れません。
でも、最近は2階で寝る家が多いので平気で1階に侵入するドロボウも居るらしいのです。
もしあの時、男が刃物でも持っていたとしたら…、もし、起きたのが私ではなく妻や小学校3年生の三男だったとしたら……。考えるだけでゾッとします。
今でも時々、夜中に物音がすると起きてしまうようになりました。妻も夜は暗い部屋を怖がるようになってしまいました。
みなさんも真夜中の訪問者にはくれぐれもご注意を………。
どこかで……じっと様子を伺っているかも知れません………………見知らぬ男が…。

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