天徳貴人の気配り

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大きな励みと生きる勇気を与えてくれた

夕食が済んで家人と居間で寛いでパソコンをいじっていたのですが、かみさんがテレビ鑑賞をしているとやたらとテイッシュを何回も取っている様子が伺えて、鼻を何回もかんでいる様子に思わず振返ってみました。

眼を真っ赤に充血させて鼻水をかんでいるのですが、そこまで感情がきわまってしまった番組とは、がんに侵された夫婦の闘病生活の様子を放映されていたのです。

昨日は地元にある三石山観音様に家族一緒に初参りの参拝をして、家内が本厄のために魔除け参りも済ませてから夕刻には帰宅することができ、そのまま居間で夫婦して水入らずを過ごしていました。

こちらはパソコンを操作しながらのテレビ音声を何気に耳にしていたのですが、淡々と男女の朗読が聴こえてきて、その感情的な声がただならぬ気配が強く感じられてきました。

暫しパソコンの操作に熱中していたのですが、徐々に感極まる男女のアナウンサーの様子が気になって、何度かテレビの画面を観たのですが、画面からは男女二人の語り部が感情を移入しての涙を拭きながらの本読みをしている様子がありました。

NHK元職員であった著者の小沢さんが、奥様のがん発症にともなって看病をしていた経緯をメモに残していたものを、単行本にまとめていたものだそうですが、看護をするご本人も胃がんに侵されてしまったのです。

日ごとに悪化する病身の奥様を献身的に看護をする様子が、夫婦の会話を綴られているままに朗読されるのですが、感極まってしまう朗読者のお二人の様子が画面いっぱいに映ってしまい、視聴する側の夫婦もただ涙をこらえての時間となったのでした。

朗読される看護の様子から、同じ世代のご夫婦が重い病魔に侵されて懸命に励ましあって生きる姿を思い描いてしまい、涙をこらえながらの朗読をされている声優の感情以上に、胸深く感涙をしてしまいました。

夫婦して同じ場面で感涙をしたのは初めてですが、看護のかいもなく病魔がすすみ奥様が亡くなってしまう場面になりますと、ぐっと抑えていたものが切れてしまい、二人が眼を真っ赤にさせて大泣きをしてしまいました。

愛する妻の闘病の姿を淡々と文章に残された小沢さんが、如何に奥様を大切にされて生きてこられたか、その証を看病という姿で献身的に行われた夫婦の絆の素晴らしさを教えてくれました。

パソコンに没頭していたために、最初の番組がどのような流れがされたのかが分からなく、番組の終了後にNHKのホームページから番組のタイトルが、二人の木であることを知って、番組に創り上げた仲間の友情に感激をさせられました。

我が夫婦も老いぼれになりつつあるのですが、いまのところなんとか元気に生活ができていますし、絆も強くなるように初詣もできましたので、本厄をうまく乗り越えることに支援をしたいものです。

まだまだ人生を夫婦して責任を果たしていかなければならないし身としては、絆という言葉以上に手を取り合って一生懸命に生きていく必要があって、家族の支援もあってお世話になっている方々への恩返しを真剣に考えてしまいます。

奥さんの臨終時に声掛けした小沢さんの言葉があって、天国に向かって明るい方向を選んで旅をするように励ましの言葉がいたく心に残ってしまいました。

我々夫婦の残された老いの人生にも当てはまり、是非お守りの言葉として、つねに明かるい方向と明るい顔と明るい言葉に向かって歩めることを励みにさせてもらう決心がつきました。

大きな励みと生きる勇気を与えてくれた、小沢さんご夫妻のご冥福を心からお祈りさせていただき、思いも寄らない素晴らしい時間を享受させて頂き、夫婦して心からの感謝をしています。

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