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山口県下関市 村田漢方堂薬局のアトピー関連ブログ
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DSC_2228 posted by (C)ヒゲジジイ

しばらくはステロイド外用薬が劇的に効いていたのに次第に効かなった多くのアトピー患者さんたち」とはやや異なるが・・・

 遠路はるばる当方にやって来られるアトピー患者さんの中には、10〜20年以上の長きにわたってステロイド外用剤を常用しながらも、一定の効果が持続しており、かといって完全寛解するわけでもなく、塗らなければ痒いのでいつの間にかだらだらと20年以上が経ってしまったというケースが時折見られる。

 前回とは微妙に異なるというのは、ステロイドが次第に効かなくなってアトピーが悪化の一途を辿り、どうしようもなくなって遠路はるばる通いはじめるというのとはやや異なるからである。

 長期間ステロイドを使用しても効果は一定レベルは保たれており、そのためアトピーは一定レベル抑えられているが、それは外見上でも一見は決して重症アトピーとは見えない。
 かといって、常々、皮膚の赤みや黒ずみ、乾燥や掻痒、および掻いた場所から微量の汁(滲出液)が滲むなど、アトピー性皮膚炎特有の症状がみられる。

 だからといって当初は軽症のアトピー性皮膚炎であると侮っては失敗する。長期間使用したステロイドの蓄積も考慮する必要があり、このケースでは漢方薬を服用するにあたって、ステロイドも従来通りのペースで塗布することを強く約束しておく必要がある。

 この約束さえ守ってもらえれば、漢方薬が次第に効果が出始める頃には、自然に僅かずつ塗布回数が減って来る。無理な離脱を行わずに、意外に無理なくステロイドの離脱が行えるので、「しばらくはステロイド外用薬が劇的に効いていたのに次第に効かなった多くのアトピー患者さんたち」よりも相対的にお互いの苦労は少ないかもしれない。

 それゆえ、数十年近く塗布し続けたステロイド外用剤を無理なく離脱できる。
 根気がある人達はこれまでの実績ではいずれもほぼ全員離脱出来ているが、まずは一週間に1〜2回の塗布で済むようになる頃には外見上はアトピーは根治と見まごうレベルに落ち着いている。
 ごく部分的に週1〜2回ステロイドを塗る程度で済むようになれば、副作用の心配はほとんどないといわれる(参考文献を参照のこと)

参考文献:アトピーの漢方治療の引用文中に次のようにある。
※私の外来で初診時にステロイドを使用していた人の約半数は数ヶ月〜1・2年でリバウンドを起こすことなく徐々にステロイドを離脱している。約4割強は徐々に減らしていって、ごく部分的に週1〜2回ステロイドを塗る程度ですむようになる。この程度の塗り方であれば、副作用の心配はほとんどない


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XSC_1479 posted by (C)ヒゲジジイ

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アトピー性皮膚炎の漢方 アトピー性皮膚炎の漢方

 アトピーが急激に悪化しやすい5月に入って、堪らず遠方から新たにやって来られる人が増え続けている。

 かなり重症化していても既にステロイドを離脱している人は問題ないが、ステロイドの効きが悪くなってやって来る人達には様々な問題がある。

 すなわち、当方の漢方薬を始めるからといって、これまで塗っていたステロイド外用薬を完全に中止してしまう人達。

 どんなに口を酸っぱく説得しても、頑として聞き入れない人もいる。
 特に初回から漢方薬の速効が出た人ほど、その傾向が強い。初日の速効から一週間くらい経つうちに案の定、リバウンドがやって来る。

 それを漢方薬が効かなくなったと誤解されるから、理解力のない人に何度説明しても納得しようとしない人もいて、本当に疲れてしまう。

 漢方薬に速効があっても、同じ場所に一週間に1〜2回くらいはまだステロイドを塗っておかないとリバウンドがやって来て当然なのである。

 また、漢方薬を服用し続けていると、効果がなくなりつつあったステロイドが、再びよく効くようになる。
 そのお陰で以前のように乱用せずに済むのだから、頑固を張らずにリバウンドを起こさせないためにも、一週間に1〜2回くらい塗っておくほうが無難。
 この回数ならいずれはいつでも中止できるし、中止してもリバウンドも滅多なことでは起こらなくなる。

 このような説明を延々と繰り返すのもイヤになることもあるのが本音である。

 だから頑固な人や、理解力のない人は、なるべく漢方相談をお断りするようにしているのが現実である。


参考文献:漢方薬服用時のステロイド外用薬について


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ZZZZ6275 posted by (C)ボクチンの母

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アトピー性皮膚炎の漢方 アトピー性皮膚炎の漢方

 最近の成人型重症アトピーの4名のうち3名は既に過去、ステロイドを離脱するときに地獄の苦しみを味わって既に中止して何年も経つ人たちばかり。

 ステロイドを最近まで使っていた一名の女性のように上下動を繰り返すことなく、いずれの人も多かれ少なかれ順調に寛解中。

 ある男性などは病院のツムラ漢方を続けながら全身から汁が流れて止まらず、体力を失って奥様の運転で連れて来られたほど悲惨な状態ながら既にステロイドを離脱して15年経っていたので、三種類の漢方薬の併用で僅か15日で汁が完全に止まり、一ヶ月も経たない間に痒みは9割5分消え、その10日後には急速に体力を回復して、社会復帰が可能になった。

 こんな驚異的な治りをしているのも、ステロイドとは無縁で、食生活の乱れが原因で悪化したものだったからだろう。

メインサイト:成人型の重症アトピー性皮膚炎治療の漢方薬
関連サイト:漢方薬によるアトピー性皮膚炎研究変遷史(中医漢方薬学派40年の歴史)

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KSC_5378 posted by (C)ヒゲジジイ

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アトピー性皮膚炎の漢方 アトピー性皮膚炎の漢方

 成人型の重症アトピーは、いくら優れた漢方治療を行っても、真の意味の「完治」はほとんどあり得ないだろう。

 真の意味の完治は遺伝子レベルでの治療がなくてはほとんど不可能なように思える。
 当然、遺伝子レベルの治療方法は現時点では皆無だから、事実上は真の意味の「完治」というのはあり得ない理屈になると思われる。

 ことほど左様にネット上に氾濫する「完治」という言葉は、成人型重症アトピーに関しては、ほとんど不可能なこと。
 その不可能なことを皆が望んでも無理な話しで、9割寛解したレベルで安定すれば、ほとんど完全寛解に違い状態だから、まずそれを目指すべきだろう。

 重症化したアトピーを、いつまでも完治、完治と、無理な望みを託さず、地道に9割寛解を目指すのが現実的で、実際にもっとも実現可能なはずである。

メインサイト:成人型の重症アトピー性皮膚炎治療の漢方薬
関連サイト:漢方薬によるアトピー性皮膚炎研究変遷史(中医漢方薬学派40年の歴史)

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BBBB8197 posted by (C)ボクチンの母

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