JAZZ STREET 842のブログ

王道ジャズ番組、始めました

『JAZZ STREET 842』Vol.10

 『JAZZ STREET 842』第10回目の放送、お楽しみ頂けましたでしょうか?
 
6月は梅雨の時期。という事で、番組前半は雨にちなんだナンバーをお届けしました。
 
 先ずは、ハロルド・アーレンが書いたナンバーを2曲。
 1曲目は、ロマンチシズムに溢れたケニー・ドリューのピアノで、
1.「降っても晴れても」  ケニー・ドリュー
          『ケニー・ドリュー・トリオ』(1956)
土砂降り、降りだしそうな空、雨上がり、水溜りを避けようとピョンピョン飛び歩いている姿など、雨にまつわる風景が次々と頭をよぎりました。
フィリー・ジョー・ジョーンズのドラムのブラシは、まさに本降りの雨音のようでしたね。
 
 続いてお届けしたのが、
2.「ストーミー・ウェザー」   サラ・ヴォーン
失恋の痛手を嵐に例えたこの曲。ですがサラ・ヴォーンぐらいになると、カテゴリー5クラスのハリケーン級の失恋じゃないと、ビクともしないのでは? なんて思ってしまいました。

 続いては、ビング・クロスビー主演の映画「黄金の雨」(1936)の主題歌
3.「黄金の雨」   メル・トーメ
メル・トーメが、ビング・クロスビーに捧げたアルバム『ア・トリビュート・トゥー・ビング・クロスビー』(1994)より、お聞きいただきました。

 前半最後は、映画「雨に唄えば」(1952)でジーン・ケリーがずぶ濡れになりながら歌い踊っていたシーンに使われていた曲
4.「雨に唄えば」    サリナ・ジョーンス
”雨”といえば、やはりこの曲が最もポピュラーな曲ではないでしょうか。サリナ・ジョーンズの歌声は、まるで雨を楽しんでいるようでしたね。日本の梅雨も、この歌と映画のように楽しんで過ごしたいですね。

 
 そして後半は、隠れ名盤のコーナー。
2週にわたって、ブッカー・アーヴィン(ts)が1963年から64年にかけて録音したブック・シリーズ『ザ・フリーダム・ブック』『ザ・ソング・ブック』『ザ・ブルース・ブック』『ザ・スペース・ブック』の4枚をご紹介します。
 
 ブッカー・アーヴィンといえば、”暴れん坊”チャールス・ミンガスのグループで活躍した、米テキサス州出身のテナー奏者です。
 
 先ずはブック・シリーズ最初の録音『ザ・フリーダム・ブック』(1963)から2曲。

5.「ステラ・バイ・スターライト」 ブッカー・アーヴィン
テキサスの何もない荒野で見上げた、きらめく星空を連想させる演奏でした。
 
 そして、
6.「グランツ・スタンド」  ブッカー・アーヴィン
 
 
 続いてはブック・シリーズ2枚目のアルバム『ザ・ソング・ブック』。スタンダードばかりを集めたブッカー・アーヴィンの代表作から3曲。
 
7.「イエスタデイズ」  ブッカー・アーヴィン
一音目からやられました! そぼ降る雨の中、傘もささず、夜の街を一人さまよう・・・そんな姿が脳裏に浮かびました。個人的には、暫くリピートして聴き続けそうです。
 
 そして、 
8.「オール・ザ・シングス・ユー・アー」
                 ブッカー・アーヴィン 
9.「アワ・ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」
                 ブッカー・アーヴィン 
と、2曲続けてお送りしました。
 
 ブッカー・アーヴィンのテナーの音は骨太なだけに、ブロウした時は慟哭のようにも聞こえます。

 来週はブッカー・アーヴィンの2回目、ブック・シリーズの後半2枚から選りすぐってお届けします。ご期待下さい。
 

 番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。FMカオンまで、お気軽にお寄せください。HPに関するご意見も募集しております。
 
その前に、土曜26時からの再放送も、ぜひお楽しみ下さい。

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