ブログ水族館/中村 元

超水族館ナイトが贈る映画『ビハインド・ザ・コーヴ』上映会4/13(木)開催。チケット発売は3/13の10:00〜です。

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さてさて、加茂水族館のクラゲ、お次はクシクラゲ(櫛クラゲ)の仲間。
「有櫛類」というのが分類上の名前なのだけど、クシクラゲの説明は以前の記事で→「宇宙船クラゲ号」

超デカクラゲも興奮したけど、カンチョ的に今回の最大興奮はこれだった!
フウセンクラゲ〜〜〜!
イメージ 1

この子、カンチョは初めて目にしたのだ。
フウセンクラゲは、もちろん風船クラゲ。
カンチョってば、思い込みがめちゃくちゃ激しいからね、こんなふうに風船が糸の尻尾引っ張って飛んでいく雰囲気で撮りたくて、もう何度、この水槽の前にやってきたことか。
だからコレは、カンチョ的には大傑作なのであるるる〜ぅ!!!

でも……実はフウセンクラゲ、尻尾を2本持ってるのがホントらしい。
こっちの小さいのが、正しい写真の撮り方なんね。
イメージ 2

まぁ、いずれにしたって、どっちもめっちゃ可愛いよね〜。
クシクラゲ特有の、キラキラネオンに、このふさふさ尻尾やもん。

尚、このふさふさ尻尾は、いわゆる尻尾ではなく、触手みたいなもんらしい。
毒を持った刺胞動物のクラゲには触手があって、クシクラゲには触手はない、というのがボクの常識だったのだけど、コイツにはそれっぽいものがちゃんとある。
この触手には刺胞はないけれど、ふさふさに枝分かれしたところで、プランクトンを捕まえるのだそうだ。


さてさて、フウセンクラゲの大興奮に負けずに、もうひとつ大興奮な出来事がクシクラゲ系にあった。
こちらは、シンカイウリクラゲ。
イメージ 3

普通、深海に住んでいるクラゲで、加茂水族館の前の海岸には今頃になると上昇してきてしまうらしい。
でも、深海というだけで、ウリクラゲとそんなに変わらへん……。
しかしである! この写真はちょっと違うのだ。

体の中にぼんやりと、なんか入ってるのが見えるでしょ。
このシンカイウリクラゲが、ボクの目の前で飲み込んじゃった、チビのシンカイウリクラゲなの。
ホントは、同種のクラゲはぜったいに食べないらしい。
ところが、こちらの副館長が、「エサあげてみましょう」と言って、キタカブトクラゲを入れてくれたら、なんとキタカブトクラゲを吸い込んだひょうしに、仲間まで吸い込んでしまったのだ。

しかもだ、吸い込まれたチビのシンカイウリクラゲは、一緒に入ってきたエサのキタカブトクラゲを、でっかいシンカイウリクラゲのお腹の中で呑気にも吸い込み始めたのだ。
クラゲの研究家である副館長も、初めて見たというシーン。
チビのシンカイウリクラゲは、消化されずに出てくるだろうとのこと。
ていうことは、でっかいシンカイウリクラゲは、吸い込み損ですな……。

吸い込むところは、観察するのに夢中で写真撮れなかったけれど、この写真が、その証拠写真なのである!
どうじゃ〜!もうこれで、サムクラゲから3連続ホームランではないか。


ところで、エサにされていたキタカブトクラゲはこんなん。
イメージ 4

うわー、うじゃうじゃいますね〜。キラキラの大洪水ですね〜。
このクラゲも普段は深海に暮らしていて、シンカイウリクラゲとともに上昇してくるのだそうだ。
で、こんなふうにあんまりにもたくさん湧き上がってくるので、シンカイウリクラゲのエサにされちゃう。

サムクラゲが食べてたミズクラゲといい(ミズクラゲは水族館で繁殖させた個体)、このクシクラゲ同士の食物連鎖といい、加茂水族館は、命の繋がりを臆せずに見せている水族館。
こういうところも、カンチョが加茂水族館をひいきにしている理由です。

●カンチョの最新インタビュー記事→[http://www.magsook.jp/mokuji/nagisa/
小学館SOOK『渚でくらす』]
●カンチョ今年の最新著→『恋人はイルカ〜ドルフィントレーナーにあこがれて〜』

□オススメの水族館本(中村元著・監修)→水族館の本
■水族館を選ぶなら→WEB水族館:決定版!!全国水族館ガイド
□携帯版もできた!→水族館ワールド

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閉じる コメント(17)

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でました、癒し、クラゲ これも裏では大変な苦労があるんでしょうね。

しかし、これからは、加茂水族館はの様に、個性のあるというか、個性を出していかないと、いけないんですよね!!

我が地元の宮島水族館も、来年からリニューアルって聞いてますので、期待していますよ!

2008/5/5(月) 午前 5:54 ○丸ちゃん○ 返信する

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ちっちゃいのが体内で飲み込むなんてクラゲってすごいんですね〜!
飲み込まれてもそんなの関係ねぇ!って感じですw

でも同種同士では消化できないのはなぜなんでしょうか?不思議です。

2008/5/5(月) 午前 6:49 [ キタさん ] 返信する

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そうなんだ!フウセンクラゲのシッポのフサフサは触手のようなものなのですか!
キタカブトクラゲのうじゃうじゃも綺麗^^v。案外深海も明るかったりして、笑。
クラゲって、いったい何?って思ってしまいます。不思議ですね〜。

2008/5/5(月) 午後 4:47 maru 返信する

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おおー!クシクラゲの銀河系やー!
と感動してしまったのは最後の写真です。
どれも今回の写真は僕のクラゲ分野のマニアックなツボを押してくれます(*^^)v
ポチです!

あ、そうそう、カンチョ先生はコンデジもお持ちですよね!?
動画は撮られないんですか〜??
僕は最近デジイチとコンデジの両方で一つの被写体を撮ることが多いです。もちろん静止画と動画で。こないだのカワウソの狩りみたいにです〜。まぁ〜、手間はかかりますけどね^^;

2008/5/5(月) 午後 9:17 [ べる〜が ] 返信する

丸ちゃんは、クラゲラブだったですね。
宮島水族館、前回の事業主体者募集では、個性豊かな水族館にはなれなさそうな条件でした……。
あまりにも、今の水族館運営にも、民間導入の考え方にも理解のない内容だったから、結局応募は不調に終わったのです。
で、再度、募集が始まるようですね。
どんな内容に変わったのか? それなりに楽しみではあります。

2008/5/6(火) 午前 2:43 kapaguy 返信する

コリドラスくん
》ちっちゃいのが体内で飲み込むなんてクラゲってすごいんですね〜!
うん、まぁ、すごいというより、何があったのか理解してないんでしょう。ある意味それはそれでスゴイのだが……w。

》でも同種同士では消化できないのはなぜなんでしょうか?不思議です。
そうそう、それがなんかよくできてるよね。
きっと、消化できちゃうと、仲間意識よりも食欲が勝っちゃうから、神さまが消化できないようにしちゃったんやないかね。
ところで、仲間とエサのクラゲとを見分けるのは、背中に触った感覚で決めるんだそうだ。
消化できないモノの感覚がして、あ、こりゃ不味そう…なんて思うのかね。

2008/5/6(火) 午前 2:48 kapaguy 返信する

maruさん
》キタカブトクラゲのうじゃうじゃも綺麗^^v。案外深海も明るかったりして、笑。
いえ、暗いですw。
クシクラゲが光るのは、光を屈折させているからで、光のないところではそのまま透明なのですよ。
女性の化粧も、光があたってないと、ただの塗り絵っぽいでしょ。あれも、光の反射を使ってるからなんですね。

2008/5/6(火) 午前 2:53 kapaguy 返信する

一枚目はもう一本の触手がアウト・フォーカスで隠れているのですね。本当にUFO風船ですね。上面の反射が立体的で、勿論大傑作です。シンカイウリクラゲの写真も、ロバート・A・ハイラインとかのSF小説の表紙に使えますね。それにしても、一緒に飲み込んだ友達に餌を食べられるなんて、奇跡的な不幸ですね。これは学術資料では?キタカブトクラゲの写真は、フグ料理店の生簀水槽みたいな扱いですね。少しかわいそう・・・。写真のお師匠様にポチというのも僭越なのですが・・・のポチ☆

2008/5/6(火) 午前 2:58 眼とろん星人 返信する

べる〜がくん、マニアなポチありがとう。
フウセンクラゲとの出会いのすごさと、その撮影の苦労は、マニア同士でないとわからんよな。…って、オデいつからマニア?w

》動画は撮られないんですか〜??
いや、ボクはマニアじゃないから…w。
写真撮るのは、これでも仕事の一部なんよ。
つまり素人カメラマンでありながら、水族館写真のプロってことよ!
しかしまぁ、仕事と言いながら、楽しんで撮ってるけどねw。

2008/5/6(火) 午前 3:00 kapaguy 返信する

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タメも今日までやね!明日からは私よりおじんヤ〜!!(^_^)

2008/5/6(火) 午後 4:58 [ 村上 携帯 ] 返信する

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さすがカンチョ そういうところまでご存じなんですねぇ

世界遺産の宮島 の観光客が、あそこまで皆足を伸ばせば相当な入場者が期待できると思うのです・・・

ただ、これまでは、そんなに行ってません。

どれほどのモノを作り上げたいのかが・・・・

何かに特化した方が良いのかも知れませんね。

2008/5/6(火) 午後 10:19 ○丸ちゃん○ 返信する

ムラちゃん、はいはい、あっしはおじんでやんす。
でも、そんな細かいことに気が行くようになったら、マジでホンマモンのおじんやで〜w!

2008/5/6(火) 午後 11:46 kapaguy 返信する

丸ちゃん、実はちょっと関わりそうになったことがあるので…。
まぁそれ以前に、この業界は狭いから、情報はツウツウですわw。

でも厳島神社からはちょっと離れてますね。
歩いていくとかなりしんどい。タクシーで行くと曲がりきれないのじゃないかと狭い道が心配w。

》何かに特化した方が良いのかも知れませんね。
鹿を泳がせるなんてどうでやんしょw?

2008/5/6(火) 午後 11:50 kapaguy 返信する

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そうですよね。業界情報は・・・

あの距離は、確かにハードルですが・・・

ロープウェイなんかはすでにシャトルバス動かしてるんですよね!

水族館だって、子供や老人がもっと多いはずだから、桟橋や、厳島神社からの循環バス(狭いから小さいのでいいと思う)やった方がいいと思っています。

もっと発展的に言えば、ロープウェイとかも含めてやったらもっともっとそれぞれの利用者が増えると思うのですが・・・


って、書いていて、思い出した・・・・

今の観光協会の会長は・・某団体の後輩だった・・ちょっと、言ってみるか!!


>鹿を泳がせるなんてどうでやんしょw?

たまに、食糧難か?本土に泳いでわたる鹿が画像になることがあります・・・・

でも、神聖なものなので・・・こちらからは・・・

2008/5/7(水) 午前 8:51 ○丸ちゃん○ 返信する

風船クラゲ…バックが黒やからか、シャボン玉に見えます!!色といい、様子といい…宇宙船は的確ですね^^v

へえええ!!クラゲ、同種は消化されないんですか??なぜなんやろ…免疫でもあるんかな?
食べられてあせるんじゃなくて、一緒に入ってきたクラゲを食らってしまうなんて…
根性があるというか、冷静というか、肝がすわってますな〜〜〜^^

私はすぐにパニクッてしまうから、爪の垢でもせんじてのみたいくらいです…
あ、爪がないですね^^vv笑

2008/5/7(水) 午後 3:28 ミーサン 返信する

丸ちゃん
》今の観光協会の会長は・・某団体の後輩だった・・ちょっと、言ってみるか!!

それはまたずいぶん若い会長ですね。
全国の観光地の動向としては、年寄りが協会長してるところは、本当の意味での危機感に欠如している観光地です。
若い協会長になっているところは、たとえ現在はヤバイ状態だとしても、再生への道は残されています。
その点では宮島も、これからの可能性があるんじゃないでしょうか。
楽しみですね。

2008/5/8(木) 午前 2:06 kapaguy 返信する

みーさん、クラゲには爪はないけど、このクラゲには毒もないから、全身を煎じて飲んではいかがでしょw?
思うにみーさんの場合は、パニックに陥るのではなくて、自分でパニックに追いやっているのではw?

2008/5/8(木) 午前 2:12 kapaguy 返信する

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