ブログ水族館/中村 元

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深海底風撮影

水族館の水槽は、サンゴ礁の海なら暖かで光がいっぱいの感じ、冷たい海は寒色系が強い冷たい感じで、その雰囲気も写真に収めたくなりますね。
特に、深海の生物展示は、薄暗くて涼しげなんで、今の時期は、写真でそのまま持って帰りたくなるのだけど、なにげなく撮影してみてもその様子はなかなか伝わらない。

そんなときには、広角レンズで絞り込んでストロボ撮影。 [ムラサキヌタウナギ]
※20mm F16.0 1/40秒 マニュアル露出 ISO160 ストロボ発光 (レンズ:SIGMA18-50mm/2.8)
イメージ 1

ストロボは広角に対応しておらず、隅々に光が渡らないのと、絞り込むと奥まで光が届かなくなるので、それを利用するだけ。
なんとなく、深海潜水艇が真っ暗闇でサーチライトを当てた雰囲気になる。

ヌタウナギは、アクアマリンふくしまでは深海コーナーではなく、生きている化石のコーナーにいる。
無顎類とか円口類という仲間で、その名の通りアゴがなくて丸い口をしている。つまりアゴができる前の古い魚類というわけだ。
アゴだけでなく、目も体の中に埋没して痕跡しかない。真っ暗闇で住んでいて、動いてる餌を狙うわけでもないので、必要なくなっちゃったのね。


ベニズワイガニ
※20mm F13.0 1/40秒 マニュアル露出 ISO160 ストロボ発光(レンズ:SIGMA18-50mm/2.8)
イメージ 2

光の方向が、ちょっと奥へ行ってしまったな…。
でもおかげでカニの顔に陰影がついたので良しとするw。ていうかそれを狙ったことにするw。
素人写真は、結果に理屈さえ付けられれば、失敗も成功なのだ。なのだ、なのだ!

ベニズワイガニはズワイガニより深いところ水深1000mくらいのところに住んでいるらしい。
ズワイガニが茹でると赤くなるのに対して、茹でる前から赤いので「紅+ズワイガニ」


アクアマリンふくしま名物、マルアオメエソ=メヒカリ
※26mm F18.0 1/125秒 絞り優先 ISO160 ストロボ発光 (レンズ:SIGMA18-50mm/2.8)
イメージ 3

深海底で見つけたメヒカリの集団!…という雰囲気に見えてくれれば、工夫のしがいがあったというもんなのだけど。

水槽のホントの大きさはけっこう小さくて、1屬曚匹量明僂覆里世韻鼻⊃綢牡曚砲魯好乾に睥呂あって、ちょっと暗めの水槽を窓にへばりついて見てみれば、狭い水槽が、どこまでも広がっているように感じさせられてしまうのだ。
そんな水族館の魔力による、観覧者の想像力頼りの景観までもを、二次元に写しとってくるというのが、写真の楽しさですね。

メヒカリの説明は、以前の記事で→メヒカリ(アクアマリンふくしま)


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●カンチョの最新インタビュー記事→[http://www.magsook.jp/mokuji/nagisa/
小学館SOOK『渚でくらす』]
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□オススメの水族館本(中村元著・監修)→水族館の本

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眼とろんさん、ムラサキヌタウナギね、以前に普通に撮ったら、ぶっといミミズが重なり合ってるようにしか見えなかったの。ただただ気持ち悪いだけで、生きている化石としての威厳も、深海で生きてる根性も感じられなかった。それで、今回は、ヌタウナギさんの尊厳を取り戻す写真を撮ろうと、ちょびっと工夫してあげたのです。
ベニズワイガニ、汚れてる方が美味しいのですか!それは知らなかった。
メヒカリは、いつも腕立て伏せしてるみたいですね。こうしてみんなが同じ方向向いて同じ格好してると、マスゲームやってるみたいにも思えます。

2008/7/22(火) 午前 1:38 kapaguy 返信する

miniorcaさん、どうやら本当に美味しいのだそうです。ズワイガニにも匹敵するくらい。でも、ホンマモンのズワイガニじゃないので、値段はかなり安いようです。
ただまぁ、ボクは甲殻類に関してはあまり好んでいただかないので、特別に美味しいのが何かとか、値段がいくらだとか、あんまり関係ないのですけどねw。

2008/7/22(火) 午前 1:42 kapaguy 返信する

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私は、一眼レフを購入したばかり…
α350でカンチョさんのようなりっぱな写真をとれるでしょうか…
深海魚のうごく所はどうしたらいいのだろう………
分からないところばかり、
頑張って勉強します。←たぶん(^^;)

メヒカリの写真がいいです(^^)/

2008/7/22(火) 午前 7:16 [ ずぅ ] 返信する

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カンチョさんへ 先日新江ノ島水族館の深海展にいったら白いヌタウナギがいました!実に水木しげるチックでした。それにしてもこの猛暑続きえのすいの深海タッチプールの生き物たちは大丈夫か心配してしまいます。温暖化で青森からサワラが見つかったり石油高騰で全国同時休漁と僕のお世話になっている真鶴・南伊勢・南部の漁師さんも休漁しています。僕も今深海というほどではないですがやや深い海の援交・・おっとエンコウガニを冷凍ペットボトルリレーで飼っています♪もし淡島にいかれる機会がありましたら是非お声掛けください。僕も時間を作りお伺いしお会いできたら幸栄と存じます。淡島の深海水槽のヒメコダイは丸丸太って可愛いです♪ 削除

2008/7/22(火) 午後 3:27 [ タマちゃん ] 返信する

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そうっか〜、写真はマクロの世界まで大きく映し出せるし、
水族館にはそうやって引き付ける魔力があるのですね〜。
カメラと肉眼のレンズで両方見れるって嬉しいですねぇ^^。

失敗も成功なのだなのだって、、、カンチョさん、
カニが怖かったんちゃいますか^^?

2008/7/22(火) 午後 4:05 maru 返信する

カニさんは、実がパンパンになって、これ以上成長できなくなってから、脱皮するので、脱皮直後の殻の綺麗なカニは、甲羅がブカブカで、実がすかすかだそうです。だから、フジツボとかが引っ付いた汚れた甲羅の物の方が実が詰まっていて美味しいそうですよ。という話を釧路市場のおばちゃんがしていました。

2008/7/22(火) 午後 6:44 眼とろん星人 返信する

先日の番組の実習生の女性。カンチョ先生門下ですね。いきなりの本番で物怖じもせず、MCの役を立派にこなされていました。これはカンチョ先生の情熱のたまものですね。私は『今の若いものは』って言えなくなりました。やはり適切な指導のもとで、目的意識の確固とした若い人は偉いと思います。カリスマ獣医さんはまるで、全日本ソフトボールの監督さんみたいでとても頼もしい方ですね。(少し怖いけど・・・)ご主人が気を使って、頭髪が少し寂しいのが気になりましたが。弟子の獣医の美人女性は根性がありそうですね。水族館というのは、やはり人によって成り立っているという当たり前のことを教えていただきました。ありがとうございますのポチ☆

2008/7/23(水) 午前 4:52 眼とろん星人 返信する

ずぅさんもα人ですか!稀少生物仲間ですねw。
》α350でカンチョさんのようなりっぱな写真をとれるでしょうか…
撮れる撮れる!(そんなにりっぱやないしw)
とりあえず、魚を撮るときには、マニュアルフォーカスができるようになりましょう。目を中央に置かなくても目にピントがくるように練習するのです。
そんな簡単なことができるようになるだけで、水槽写真はずいぶん違ってきます。
あとは、余裕があれば、最短撮影距離が短くて明るいレンズを1本買うと、それだけで突然写真が上手になるはずです。
オススメはシグマの18-50mmF2.8 MACRO 安いしかなり近い接写もできるし、すべてのズーム域で明るいし、カンチョ選定の水族館写真の入門レンズ。ていうか、ボクは今でもこのレンズが手放せないです。

2008/7/23(水) 午後 3:17 kapaguy 返信する

タマちゃん、いたねー、白いヌタウナギ。実は昨日、ボクもエノスイに行って深海生物展を見てきたところ。今夜にでも紹介するよ。
あの深海タッチングプールが、今回のエノスイの展示が面白いところ、その面白さもちゃんと紹介するからお楽しみに。

2008/7/23(水) 午後 3:20 kapaguy 返信する

maruさん、水族館の水槽と写真は、ボクにとってはほとんど同じ媒体だと思ってるのです。
どっちも、だれも見ることのできない水中の世界や動物を、その物語とか特徴とか性格とかまで見せるわけでしょ。それを、水槽では展示テクニックで、写真では撮影テクニックで表現してるだけの違いですね。
》カニが怖かったんちゃいますか^^?
ボクはカニは怖くないのだ。ないのだ、ないのだ!

2008/7/23(水) 午後 3:27 kapaguy 返信する

眼とろんさん、汚いカニが美味しい説、釧路市場のおばちゃんがいってたのなら一番確かですね。
》カンチョ先生門下ですね。いきなりの本番で物怖じもせず、MCの役を立派にこなされていました。
彼女立派でしたね、別にボクの指導のおかげではなく、一般的に職業専門学校では、科学的学問よりも「社会人として恥ずかしくないスキル」を教え込まれます。だから専門学校生は社会に出てすぐに客の前に出せるし、その後の成長も続くんです。ボクの授業でも、「展示を考えて発表する」ということを大切にしています。
鴨川の獣医さんの旦那さんが同僚だとはこのときまで知らなかったですが、水族館は同僚との結婚がとても多いのですよ。趣味と休日が普通の人とは合わないからなのでしょうね。ポチありがとうございました。でも、番組へのポチですねw。

2008/7/23(水) 午後 3:36 kapaguy 返信する

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目からウロコな撮影方法ですね(・ω・)ノ
須磨で夜間営業やってるからやってみようかな〜Ψ(`▽´)Ψ
須磨はストロボOKですもんね〜∋―o(`▽´)Ψ
でも僕が使ってる18-50mmの2.8ってMACRO版で、実はフィルター径が72mmということで、大先生のよりももしかしたら大口径かも・・・。
影が・・・( ̄Д ̄;)!!

2008/7/24(木) 午前 0:50 [ べる〜が ] 返信する

べる〜がくん、ああそれって、まだEOS用とニコン用しか出てないやつね。最短撮影距離が、さらに短くなってる。
α用が出たら買うか…とまでは思ってないけれど、うらやましくはあるな。

2008/7/24(木) 午前 1:49 kapaguy 返信する

深海魚ってすごいですよね〜まるで水圧を感じさせません!!それに適応して体や機能は構成されているんでしょうけど…
1,2メートル潜って耳がバリバリと水圧を受けてしまうのに☆
深海魚ってすごいな〜!!
真っ暗な海、めっちゃ怖いし…(邪念があるからかな?)

深海の雰囲気出てますね〜^^v
カニがおいしそうに生きてるんですね〜深海では☆笑

2008/7/24(木) 午前 2:16 ミーサン 返信する

みーさん、地上と宇宙の気圧の差がたった1気圧しかないのに、海へ潜ったら、10mで1気圧違うんやから、そりゃすさまじい圧力やね。
でも、最初から水中で生まれ育ってる生き物たちは、その差に関してはそれほど問題ないみたいね。水面近くにいるチョウチョウウオが、水深200mにもいたりするから…。
それよりも、太陽光が届かないのが怖いよね。真っ暗な海はボクも怖ろしいよ。ナイトダイビング、水深5mで怖くなって止めたことあるもんw。(情けない…)

2008/7/24(木) 午前 2:52 kapaguy 返信する

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深海から地上にあがっても膨張したりしないんですよね?
うーん…
なぜ?不思議ですー☆ 削除

2008/7/24(木) 午後 11:15 [ ミーサン ] 返信する

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カンチョ先生、カニは小さい時は、頻繁に脱皮を重ねますけれど、
ある程度大きくなるとなかなか脱皮をしなくなりますよね。
だから、甲が綺麗なカニは、脱皮して間もないカニで、水っぽくてスカスカです。
よく、甲に黒い斑点がついているものがいますけど、あれはカニビル類の卵のうだそうです。
そういうと、気持ち悪がる人もいるけど、食べても害はないそうですから…

2008/7/25(金) 午後 0:16 夏茉莉 返信する

あ、みーさんの一つ、返事し忘れてた!
んと、maruさんへの返事(ダイオウイカ)でも書いたんやけど、体液も海水と同じ密度なんで、深海で縮んでたりはしないわけ。ヒトも、空気の入ってる肺とかは押しつぶされるけど、体は縮んだりしないんよ。

2008/7/25(金) 午後 3:10 kapaguy 返信する

夏まりさん、ていうことは、アメリカの脱皮したてのカニを殻のまま食べるソフトシェルクラブとかってあるじゃないですか、あれば、わざわざ不味いのを狙って食べてるってことですねw。
汚くても、一番美味しいときにいただく、ニッポン人エライ!
そう言えば、カニは、満月の時が一番身が詰まってて、新月のときにはカスカスというのも漁師さんから聞いたことあるな。都市伝説みたいな漁師伝説かも…。

2008/7/25(金) 午後 3:16 kapaguy 返信する

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深海水槽は暗い…ので撮影する時は難しいです。

5月に魚津水族館に行った時、こちらの記事にも出てくるベニズワイガニやビクニンがいる水槽の写真を撮ったのですが、フラッシュがガラスに反射してしまって真っ白になってしまったり、そうかと思えばフラッシュ無しで撮ったら暗くて全然いい色が出なかったりで、写真を撮るのが大変でした。

ビクニンの目に光が当たると緑色に輝くのはいい発見でした。 削除

2012/8/20(月) 午後 11:01 [ &oh ] 返信する

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