ブログ水族館/中村 元

水族館トークライブ:大阪でも初ライブ5/20『なんば紅鶴』にて。【写真・記事の転載は禁じます】

超水族館ナイト

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東京カルチャーカルチャーで開催のトークライブ『中村元の超水族館ナイト』
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ありがとうございました〜!

お礼が遅くなって失礼!。
東京カルチャーカルチャー『中村元の超水族館ナイト2012春〜いまどきの水塊に溺れろ!〜』には、今回も満員御礼、ありがとうございました。

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昨年までの4ヶ月おきだとチケットが売り切れてしまって当日券も出ないというので、今年から3ヶ月おきにしてみたのだけど、そしたらてきめんに前売りチケットは数枚残り、それはそれでなんだか寂しくなってしまった本末転倒なカンチョなのでした(^^;。
しかし、当日は、いつもと変わらぬ熱気!
常連さんはもちろんのこと、この日が初めてというみなさんも多く、さらに悩んだ末に一人で来ましたという方もけっこうたくさん。
ぎりぎりまで悩んでいただく時間があったからこそお越しいただいたのだから、やっぱり年4回は正しかったのかもと納得したしだいです。


今回は、カンチョの造語『水塊』をたっぷり語らせていただきました。
『水塊』とは、見る人の心を水中に引き込む、水中感であり、浮遊感であり、生命感であり、清涼感。
中村元説では、この『水塊』度が高い水族館ほど、大人を呼び寄せる力が強く、もちろん集客力もあるということになっとるのですな。

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まずは、今考えるとボクが初めて水を塊として感じた、須磨臨海水族園の「波の大水槽」やマリンワールド海の中道の「パノラマ大水槽」が、それまでの水槽とどう違い、観覧者にどのような印象を与えたのかから始まり…、

そしてついに『水塊』という言葉を思いついた、美ら海水族館の巨大水槽の数々。

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美ら海水族館はね、あのジンベエザメが泳ぐ超巨大な「黒潮大水槽」だけやなく、入ったとたんに目の前にどどーんと横たわる「サンゴ礁水槽」にマイッタよ。
明るいコバルトブルーの水、水面からきらめきながら差し込む太陽光、その光線に揺れながらまぶしく輝く白砂。それはまさしく『水塊』やった。

そしてその1日は、あまりに圧倒的な水量による『水塊』に、「あかんわ、これにはもう勝てん…」と心がへこたれたりもした。


しかしや! 水族館プロデューサーなる職業名をこれも勝手に造語しちゃった中村元である。こんなデッカイだけの水塊に溺れとってはアカンのだ!
この日からカンチョには、小さな水槽、少ない水量でもみんなを溺れさせることのできる『水塊』を創り出すミッションインポッシブルな戦いが始まったのである。

そして、みなさんもご存じの通り、その頃から監修していた新江ノ島水族館で、その後にプロデュースさせてもらったサンシャイン水族館では、『水塊』度のきわめて高い水族館を実現できたというわけなのですよ。

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そんなわけで、ボクの水族館プロデュースには『水塊』というキーワードは、常に最も大切なことの一つであり、拙著『中村元の全国水族館ガイド112』でも、それぞれの水族館のチェックシートに「水塊度」というのが一番に入っていて、いまどきの水族館の魅力の最も大切な要素として扱っている。


はい、もちろん温根湯・山の水族館の水塊かってありますな。
山の水族館では、今まで『水塊』表現がほとんどなされていなかった日本の川展示にも、水塊感を強く出した。
ということで、最果ての温根湯から、今までたった一人で山の水族館を支えてきた佐藤主任にも来てもらった。

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佐藤くん、終始緊張しまくってたけど、しっかりPRに頑張ってくれた。

そしてねえ、今回の超水族館ナイトでは、温根湯・山の水族館のオープン予定日7月7日に、北海道外からのオープン記念ツアーを企画しようかということになっちゃったのですわ。

すでにお越しいただくと宣言してるていうか、もうチケットも手配しちゃったという方が2人もいたし、マジでやろうかなあと思ってます。
でも、企画したはいいけど、参加者少数のために不催行ということになると困るので、もし企画されるなら参加しようかな…と思ってる方は、カンチョにメールでちょっとお知らせ願いますか?

日程:7月7日〜8日
宿泊:温根湯温泉
特典:中村元の温根湯水族館ナイト
メールアドレスはコチラ⇒ kapa●web-aquarium.net (●を@に置き換えて下さい)


さてさて今週日曜は、
なんば紅鶴『中村元トークライブ〜水族館は世界を救う!〜』5月20日(日)
なんか当日券もかなりあるとのことなので、関西のみなさんは、ぜひお越し下さい。




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超水族館ナイトに超プレゼント!

あと1週間後に迫った、『中村元の超水族館ナイト2012春』
今回参加表明されてるみなさんに、嬉しいお知らせです!。

カンチョがプロデュースしてる温根湯・山の水族館。
その運営をしている『果夢林(かむりん)の館』の会長より、ゲストの水族館スタッフにお土産を持たせるとの連絡があった。

それはコレだ!

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北海道の木で作られた魚、可憐やからオショロコマとしとこう。

しかも、手作りだ〜〜〜!
しかも、超水族館ナイトの参加者全員にプレゼントしてもらえる〜〜〜!

100個を超えるこのオショロコマキーホルダーを作ってくれたのは、果夢林体験工房のスタッフKくんたち。

こちら、Kくん↓
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Kくんは、今回ゲストに呼んでる佐藤くんの同僚で、かなりのイケメン。

そのイケメンの彼が心を込めて、今回の超水族館ナイト参加者のみなさんのためにだけ作ってくれた、正真正銘のオリジナル手作りキーホルダーですよ。
イケメンなんは関係ないけど、スゴイと思わん? いや、ぜったいスゴイ!

イケメンKくんはもちろんのこと、果夢林の会長もスタッフのみなさんもみんなとても優しい人ばかりなので、水族館の佐藤くんが東京さ出て行って恥かかねーようにしてやっぺ!と、こんなスゴイお土産を持たせてくれることになったという、心温まる話なのです。


しかしさらに、ホントにスゴイのはここからだ。

可憐なオショロコマがいたら、巨大イトウだっている〜!

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うは〜! でっかい!
オショロコマキーホルダーに比べたら、でっかいど〜!ほっかいど〜!(古っ)。

こちらは10尾作ってくれたとのこと。
背中に切れ込みがあるのは、ポストカード立てになってるのか?
おお、しかも、それぞれ模様が違うよ。 さすが手作りならではですなあ。

さあ、この10尾のイトウ争奪合戦を、どんな趣向でやるか?
カンチョ今、頭をひねっているところです。
ホントは、「必ず山の水族館に行きます」という誓約書にサインをしてくれた人とかしたいんやけどね〜w。
たぶん「温根湯・山の水族館の秘密を探れクイズ」とかになりそうな……。

さあ、参加が決まってるみなさんは、過去のブログ記事やフェイスブックをチェックしておきましょう。

そして、参加を迷っていたみなさんは、もう迷うことはありません。
来れば必ずオショロコマ、そして10分の1の割合でイトウを釣り上げられるんやからね。

なんだかワクワクな超水族館ナイト2012年春になってきましたねえ。


●温根湯・山の水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒「温根湯・山の水族館情報」書庫



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中村元の超水族館ナイト2012春が来た〜!

最近のカンチョ、久々に志摩マリンランドに出没したと思ったら、おたる水族館の翌日に南知多ビーチランドに出没したり、サンシャイン水族館に出かけたその足で京都水族館に現れ、一昨日には沼津港深海水族館に出没と、なんだか水族館で遊んでばっかりでいいなあ、と思われていることでしょう。

いえいえ、これは遊びではありませんぞ!ヒマなだけです。あっ口が滑った!……ではなく、ボクの道楽「水族館をニッポンの文化に!活動」に邁進しておるのですがな。
そう、今年予定されている『中村元の全国水族館ガイド』改訂版のためと、次回のトークライブ『中村元の超水族館ナイト2012春』のネタのため、どっちもまるで仕事にならんというのに、ただオモロイからという理由で、日本全国をかけずり回っておるところなのです。えっへん!

そんでたぶんね、今日(16日)は『中村元の超水族館ナイト2012春』のチケット発売開始の日になるんやないかと思われる。
朝10時以降ね。⇒チケット購入情報(4月16日10:00より販売開始)

というわけで…。

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はいはい、ついに来月に来てしまいましたがな。
あと1ヵ月弱で、またあの無防備丸出しな水族館プロデューサー中村元に会えますぞ。

あ、そこのアナタ、「会いたくな〜い!」とかつぶやいたでしょ。
実際につぶやくのはいいけど、けっしてツイッターなどでつぶやいたりしてはいけません。
せめて、「アタシはその日は会えないけど、行ける人がうらやまし〜!」くらいの大人の会話を心がけましょうね。

今回のテーマは、『いまどきの水塊に溺れろ!』
なんか、いつになくゴーマンに出ましたな。

『水塊』とは、そう、水族館を語るのにボクが勝手に作った中村元語。
※注:中村元語というのは、サンスクリット語とかまあそんなのです。ウソやけど。

(海きららの水塊)
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実は、東京カルカルでのこの水族館トークライブ、次回が第12回。
1年に3回の開催やったので、なんともう4年もやってるというわけ。
4年ちゅうたらアンタ、オリンピックが次の国に行く時間やんか。

その間に、いろんな水族館やいろんな水槽が新たに出来て、最近の水族館の最大の魅力『水塊』にも、ニューエイジ「いまどき水塊」が生まれてきたのは当然のこと。
ここらで久しぶりに、ニューバージョン水塊トークをやらかしたろー!と思ったワケなの。

水塊ってなんのことや?ととまどい気味の方は、『中村元の全国水族館ガイド112』を改訂版が出る直前にも関わらず購入して下さい。
「満足度チェックシート」の「水塊度」は大好評!
でも、改訂版が出てから買いたいというのであれば、今回のトークライブに来るよろし!
骨の髄まで、水塊に溺れさせてあげますぞ。


それにね、ここ最近は、新しい水族館が目白押し。

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もちろん、ポスター写真になってる天空のオアシスなサンシャイン水族館はまだ新品同様で超人気なんやけど、この上の写真。
さらっと出してんけどねぇ、京都水族館の写真でおますえ〜。
こっちもまた、西の都市型水族館として、えらい人気でおますえ〜。

つーわけで、後半第二部では最近の最新水族館情報を、水族館ガイド改訂版が出る前にボロボロと出しまくってしまおうという企画。


もちろん、北見市温根湯の超ビンボー水族館の水塊も出るよ!

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なんせ、オープン2ヵ月前やからね、前回に引き続いて猛烈にアピールしますがな。

えっ?前回のトークライブでも聞いたって?
いえいえ、今度は趣向が違います。
ほれ、上の写真でヘルメットかぶってる青年、彼が今までの山の水族館を一人で守ってきた健気な飼育係なんやけどね、その彼を北海道から呼び出してあります。
そう、彼が今回のゲストスピーカー。

今までのゲストの中で、最も人前でしゃべったことのないゲスト、これは新鮮やと思うよ〜。
もうぜったいに見のがせへんよ〜。

実は今回、温根湯水族館のこともしゃべるって言ったら、テレビの某番組がこの日のトークを取材に来るっていうことになったくらい、この温根湯水族館のプロジェクトは水族館界の未来を拓くどえらいエピソードなのです。

というわけで、今年から年に4回の季刊イベントとなった『中村元の超水族館ナイト』、ますます元気に、ますます楽しく、ますます無防備に進化し続けます。
1ヵ月後の東京カルチャーカルチャーでお会いしましょう!






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超ビンボー水族館の凍る水槽:北見市温根湯の新水族館

『中村元の超水族館ナイト冬』の、自分レポートその2

すでにもう何度もお話した川が凍る水槽『四季の水槽』⇒超進化形水族館(2010/9)
このときに、その発想の段階を、次のように書いているのだけど、

 ⇒でっかい水槽をいくつも作る金はないから、庭を掘って水槽にしちゃおう。
 ⇒その水槽では、河岸林が美しくて四季折々の表情を見せる北海道の川の風景を見せよう。
 ⇒そして、北海道の四季といえば冬。そんなに寒いんなら、川が凍り付くのを見せられるようにしよう

それがあながちとっぴでもない証拠は、この光景にある。

イメージ 1

これは、まだそんなに寒くない昨年12月の写真。水族館の裏を流れる川が凍り始めているところ。
そんなに寒くないって言ったって、これやからね。
今はもう全て凍ってしまい、その上に雪が積もり、どこが川かさえ分からないのだ(^^;

そもそも、この水槽を発想したのは、温根湯の隣にある「つるつる温泉」での出来事。
真冬の厳寒期につるつる温泉の露天風呂に入ったら、湯気で濡れた髪の毛が凍って、スーパーサイヤ人になったのだ。
身体はぽっかぽっかなんやのによ。

こんな面白い環境を使わない手はない。
日本のどこにもない(おそらく世界中どこにもない)冬になったら凍る水槽ができると思ったのだ。

「弱点を克服する」とか言うけどさ、生来グータラで怠け者のカンチョには「克服」という言葉にもう気が遠くなってしまうわけ。
軽い弱点ならもう忘れちゃうか、それでいいのだと納得しちゃうことにしてる。
そして、とびきり重い弱点なら、他の連中が持ってないすごい特性だと考えて、最強の武器にするのだ。
思いっきり他とは違う弱点は、それが自分の本質なのだと考えたら一般社会では負けでしかないけど、他の奴が持ってない武器として考えれば使うことができる。

はい、どこまでも怠け者であるからこそ、どこまでも好きなように考えられるのが、水族館プロデューサー中村元なのです。
いやそもそも自分自身が、弱点を武器にしてますなw。


川が凍る四季の水槽は、こんな風になっておりますぞ。

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まあ、ホントにただ池を掘って、そこにガラスを付けただけ。
マジで安上がり、さらにれも豊富な地下水源泉100%掛け流し方式であふれ出てきた水を、最後に使うだけだから、もちろん機械設備は必要ない。
必要なのは、以前に書いたように、水を全て凍らせないための起流ポンプ(ハイドロウィザード)だけなのだ。

あ〜!グータラ人生極めたって感じねw。
でもさ、自分はグータラでも、スタッフにはいろいろやらせて、グータラなりに必ず成功にまで導かせるのが、怠け者王プロデューサーの怠け者たるところ。

理論だけでなく、必ず試してもらってるのだ。
その実験の写真がコレだ!

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地面に穴を掘って水を貯め、室内の代わりに水槽を置いてみた。(四季の水槽を外から見たところと思って下さい)
そしたら一晩で、考えていた通りの雰囲気になったのだ。
にひひ、これは絶対成功するよ〜w。

そして必ずや毎年、全国ネットのテレビや雑誌の一部が、この光景を取材に来てくれるはず。
実はもうすでに、カンチョとこの水族館ができるまでを追いかけてくれてるテレビがありますぞw。

室内側から見た感じ。
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超弱点を武器にするといい点がもう一つある。
マスコミに出てお客さんが増えたりすると、日本の水族館はどこも真似しようとするのだけど、超厳寒というこの特性はどこにも真似できないのだ。
高層ビルの最上階というサンシャイン水族館の弱点を、どこも真似できないのと同じね。

弱点だらけのみなさんよ、どうせならその弱点を誰にも真似できない超弱点にしましょうぞ!
そしたらそれは、誰にも負けない超武器になる!…かもねw。


さて、そうは言っても、冬しか話題にならないのでは、マニアな人しか来てくれない。(はい、あなたのことです)
水族館が一般客を呼ぶにはやっぱり春から秋にかけてなのだ。

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この水槽は、凍っていないときには、こんな美しい北海道の川らしい姿になる。
北海道の小さな川は、浅く広い林にも流れにもなる部分と、細くてちょっと深い溝の部分によって成り立ち、雪解け水が流れていない間は、浅い河床に河岸林が美しい。
夏の写真が無くて悔しいのだけど、夏にはあの「コルボックルの傘」とか言われてる葉っぱがいっぱい生えたりするのだ。
それをここになんとか再現したいと思っている。

あぁ、えれいこっちゃなあ。
グータラ怠け者人間のはずなのに、しかも採算割れしてる事業なのに、ついつい突っ込んでやってしまってる。
まあ、これも好きなことしかやらないダメ人間の性なのでしょうねえ。とほほ。


⇒東京カルチャーカルチャー『中村元の超水族館ナイト春』5月13日(日)
⇒なんば紅鶴『中村元トークライブ〜水族館は世界を救う!〜』5月20日(日)

詳しいことが決まり次第、またこちらでご案内します。
とりあえずは、手帖に日程の書き込みをしとこうではないですか〜!

●温根湯の水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒北海道の水族館記事リスト



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超ビンボー水族館の超進化(イトウの大水槽の巻)

12日、『中村元の超水族館ナイト冬』には、またまた超満員御礼、ありがとうございました〜!
おかげで、いつも通りハジケまくりトークを楽しむことができました。

残念ながらお越しいただけなかったみなさんのために、
その第1部のテーマ『超ビンボー水族館の超進化』をお届けしようと思います。
※時間のある方は⇒ユーストリームでの配信をご覧下さい


温根湯の水族館計画は、建物込みでたった3億円。
それって、白バイ擬装したら稼げちゃったジュラルミンケース3つに入る金額やん!と言ったところ、会場のみなさんの半分はキョトンとしてた。
3億円強奪事件って、もう石川五右衛門金鯱強奪事件くらい過去の事件になってるんやなあ(^^;

まあ、それはいいとして、そんな3億円でできる水族館に、こんなでっかい水槽を造ることができたのだ!

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これは、日本最大淡水魚のイトウの水槽。
しかも、温根湯水族館にいるイトウは、全国の水族館でおそらく最も大きい1mクラス、さらに顔など全身に腫瘍や傷などがまったくなくて美しい、それが20本くらいいるのだから、活かさない手はない。

できれば、水中感あふれる超デッカイ水槽で、イトウが生きた魚を襲うところなど、バリバリ来館者に見せたいわけですよ。
そこで、逆境にだけは強い水族館プロデューサー中村の見つけた答えとは!

地下水が豊富な土地柄、井戸水の源泉100%掛け流しにできるのなら、なんぼでも水槽大きくできるやんか!
そう、水族館の建築費の半分を占めると言われる濾過設備は、水量が増えるごとにすごい金額になってしまう。でもそれが必要ないのなら、水槽を大きくするのはやり放題なのだ。
ちなみに美ら海水族館がその方式で、あの巨大な水族館にしては建設費がえらい割安なのだ。

というわけで、日本の川水槽にしては異例の大水量の水族館を計画したというわけ。
イエイッ!


しかしですぞ、大きな水槽にすれば、大きな擬岩とか擬木が必要になる。
特に「擬木」っていうのは、表面積当たりにすると、めちゃくちゃ高いものにつく。
そこで、考えたのが、擬木じゃなくてホンマモンの木を使うこと。北海道にはナンボでもあるやん!

探してもらったところ、さすがかつては木材の街として栄えていたという旧留辺蘂町、林業の会社がとてもいい根振りの白樺を提供してくれた。

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ほ〜らこの白樺、かなりの巨木。
しかも、巨石を根で包んでいたとのことで、根が洞窟のようになって格好イイ。

しかし問題は、この白樺はまだ生木なこと。
白樺から出る樹液が、魚類に影響を与えないかどうか。
そして、木だからこのままじゃぷかりと浮いちゃう。
それで、街中の池を探してもらい、この木の根を半年間つけ込んでおいたのである。

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もちろん、半年くらいでは、なかなか樹液を出し切ることはできない。
でも大丈夫、なんせ源泉100%掛け流しやからね、どんどん流しちゃうわけだから、樹液が少々出てるくらいどうってことないのだ。

そんなこんなで、水槽に収まったのが、一番上の写真なのである。
木の大きさからして、どんなに立派な水槽なのか実感沸くでしょ。
この木ね、あんまり大きいから、水族館の屋根を付ける前にクレーンで入れたんよw。


そして、この巨大水槽でもやっぱり、新兵器「起流ポンプ:ハイドロウィザード」が活躍する。

イメージ 4

これは、旧水族館のイトウ水槽で実験してみたときの写真。

それまでトロ〜ンと泳いでいたイトウたちが、けっこう猛烈に泳ぎ始めたではないか!
実は、イトウというのは、川の淵の水があまり動かないところにいるはずだから、このポンプで水流を付けるのは、イトウに居て欲しくない場所(例えば木の根の裏っかわとか)になるのだろうと思っていたの。

でも、どうやらイトウは水流がけっこう好きそうではないか。
それってつまり、イトウに居て欲しい窓側に、ハイドロウィザードの水流を付けることになりそうということ。
これは嬉しい実験結果だった。
巨大で美しいイトウというだけでなく、躍動感あふれる巨体を見てもらうことが可能になるんやもんね。

超ビンボー水族館ながら、この大水槽や、前回紹介した滝壺水槽など、かなり大規模な水槽をいくつも持てることになったのは、豊富な地下水、いくらでもある本物の木、そして巨大で美しいイトウといった、、よその水族館にはない資源を使い、それを安価で効果の高い新兵器(ハイドロウィザード)で味付けしたためなのです。

…というわけで、温根湯の水族館の、超工夫話は、まだ続きます。

ところで、次回の東京カルチャーカルチャー『中村元の超水族館ナイト春』の日程はすでに決定しました。
さらになんと!関西のみなさん待望の大阪でのトークライブもついに開催決定!

⇒東京カルチャーカルチャー『中村元の超水族館ナイト春』5月13日(日)
⇒なんば紅鶴『中村元トークライブ〜水族館は世界を救う!〜』5月20日(日)

詳しいことが決まり次第、またこちらでご案内します。
とりあえずは、手帖に日程の書き込みをしとこうではないですか〜!

●温根湯の水族館の、これまでの記事と写真のリストはコチラ ⇒北海道の水族館記事リスト



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