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約110年ぶりの解体修理が進む薬師寺(奈良市)の東塔(国宝)で8日、塔の内部を貫く「心柱(しんばしら)」の解体が始まり、法要が営まれた。
 東塔は同寺で唯一、約1300年前の創建当時の姿を残す奈良時代の建物。平成23年6月に始まった修理では、いったん東塔を解体し、部材の交換などをして再び組み立てる。30年度に完了する予定。
 この日午前、僧侶らが法要を営んだ後、全長約30メートルの心柱の添え木が緩められ、上部(約13メートル、重さ約760キロ)がクレーンでゆっくりとつり上げられ、取り外された。参拝者らは静かに手を合わせたり、興味深そうに眺めたりしていた。
 山田法胤(ほういん)管主は「長い歴史を耐えてきた心柱の継ぎ目は単純で、力学的にも不思議にさえ感じた。解体が進むにつれて1300年の歴史の謎が解明していくと期待している」と話した。

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いつからブログを更新していなかのか・・・。
大いに反省しております。
季節は梅香る立春となりました。昨年のお話で恐縮ですが、奈良市の薬師寺東塔(とうとう、国宝)で塔を覆う素屋根内部一般公開見学会に参加しました。一世紀ぶりの解体修理に入る東塔(とうとう、国宝)は奈良時代に創建された高さ34mの木造です。
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 解体修理ではまず、塔を覆う素屋根は塔の北側で組み立て、油圧ジャッキでスライドさせながら設置した鉄骨7階建ての構造で、工事用の足場の役目を果たします。高さ井42.5m、東西30m、南北32.5m。メッシュシートが交互に張られ、遠目には縦じま模様に見えます。
2018年の落慶まで7年間塔を覆います。
 
 
 
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見学会は時間ごとに50人づつのグル―プに分けて行います。見学前に奈良県教育委員会事務局文化財保存事務所の担当者から説明を受けました。
 
 
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解体修理にあたっては、使用箇所を明らかにするため各部材に番号札を取り付け、解体作業の工程毎に写真撮影・実測調査・破損調査を行い、各部材のもつ情報を詳細に記録することになっています。

 
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  部材にみられる隙間や亀裂が見受けられます。
 
 
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     傷みが進む軒の垂木。
 
 
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  心柱が見えます。
 
 
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 奈良県教育委員会文化財保存事務所職員から心柱の傷みについて丁重な説明を受けました。法隆寺宮大工と一緒に薬師寺の修復を手掛けた直井光男名棟梁が直接連絡を入れてくださったお陰です。

 
 
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素屋根内部状況塔最上部に取り付けられた水煙(高さ約1.9m)は、火災から塔を守る水を象徴しています。銅版4枚に、笛を吹いたり祈りをささげたりする飛天24体が透かし彫りにされています。銅製の球型装飾、宝珠(高さ約45㎝、重さ約19㌔)竜舎(高さ約35㎝、重さ約29㌔)です。

 
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明日の取り外し工事のために薬師寺の生駒基達執事がお越し下さり見学者に相輪の説明をされています。恐縮ですが記念撮影をお願いしました。私はド緊張のあまり震えてししまいました。これほど緊張したことはありません。

最新科学技術謎に迫る。
今回の解体修理では、新たな知見が得られる期待も高まっています。一つは、東塔が藤原京からの移築か、平城京移転後に新築されたのかという明治時代以来の論争の行向です。現在は新築との見方が有力だが、年齢年代測定などで、部材が藤原京からの再利用なのか、奈良時代に新たに伐採されたものかを特定できる可能性があるからです。

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皆さん、ご無沙汰してました。久しぶりにグログを書きす。
現在、昭和初期の入母屋建築の修理を手掛けています。
 
 
依頼主様は既に数社と耐震診断を相談されていました。
しかし、提示される開口部に筋交いを入れ、合板で耐力壁を数多く作って固める補強工法に疑問が残り依頼の電話がありました。
 
 
ご自宅を訪問すると、昭和初期に建てられた趣ある純和風建築です。通された客間から縁側の傾きが分かるほどです。
確かに、早く修理をしないと次の南海地震前に倒壊する恐れもあります。
温厚なご夫妻は、入母屋の趣である開放感のあるガラス窓を壁に変えてしまうことに悩んでおられました。  私からは、小屋梁、足固めの仕口を地震の揺れで落ちない様に金物、ボルトで固定する構法を提示しました。
 
 
 
 
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不動沈下で南側が65ミリぐらい下がっています。
木の粘り、めり込みなどでいと倒壊することはないでしょう。
 
 
 
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2油圧ジャッキを使って下がっている所を元の高さまで戻し、
磁場の栗の木を置いて直します。
 
  
 
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基礎部分は栗の木で何カ所か調整後、無収縮モルタルを詰めます。
 
 
 
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南側縁の部分です。
柱下の束石を撤去して回り60㎝角を30㎝掘り下げて鉄筋を組んで、
コンクリートを打ち直し新しい束石を据えます。
 
 
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束石部分のコンクリートを打って束石を据えました。
束石は重みで下がるのでロープで吊り下げています。向こうの古い柱はコンクリートが固まるまでのつっぱりです。これを外してコンクリート部分をモルタルで上塗りすれば終了です。
 
今回使用した動画です。
本会の小松棟梁が作業員として参加した2011年1月の石場建て実動大振動実験。
 
次に、2009年に防災科学技術研究所の「E―ディフェンス」を使った「長期優良住宅」の基準を満たす住宅が倒壊動画。当初は震度6強で、揺れに耐えると考えられていました。
 
 
実験では同じ設計の木造3階建て住宅を2棟使用。
1棟は「耐震等級2」を満たす長期優良住宅。
1棟は柱の接合部のみを弱くしてあり、同等級を満たさない。
2棟を並べて耐震基準の1.8倍、震度6強相当の人工地震波で約20秒間揺らした結果、長期優良住宅は揺れ終わる間際に壁が崩れ横転するように倒れ、もう一方は揺れ始めて約10秒後に柱の接合部が壊れたが、完全には倒壊しなかった
動画を見終わったご夫妻は「自分たちが考えていた通りだ。他の業者が推薦する耐震補強を止めて日本建築の良さを限守りながら、安全性を高める伝統構法での修理を選ぶ」とご指名を頂きました。
 
 

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千年先に、いのちを繋ぐ「鬼」と称せられ法隆寺の昭和大修理、薬師寺の
迦監復興に一生をささげた匠の生涯。かつて鬼と畏れられた男がいたー
千年の時間を想う、現代文化に対する西岡棟梁の静かなる反論です。
 
西岡は祖父常吉棟梁の教えを受け、大工になる前、「土を知る」ために生駒農学校に不承不承入学させられます。遠回りに思える農作業には、『法隆寺宮大工「口伝」』に伝わる伽藍建築の全ての神髄が含まれていることを学ぶ。
 
自然は土を育み、土は木を育てる、その教えの深淵さに身震いすることになる。土を知ることから始まり、何故「法隆寺の鬼」と称せられるようになったのか、そこにあるのは伝統を守ることだけではなく、現代文明に抗いながらも「いのちを繋いでゆく」ことの尊さが、仏教建築の全ての原点であることを自らが悟り祖父への信頼は揺らぎないものになりました。
 
 
 
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「千年の檜には千年のいのちがあります。建てるからには建物のいのちを第一に考えなければならんわけです。風雪に耐えて立つ―それが建築の本来の姿やないですか。木は大自然が育てたいのちです。千年も千五百年も山で生き続けてきた、そのいのちを建物に生かす。それがわたしら宮大工の務めです」と西岡は言う。
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木は鉄を凌駕する、速さと量だけを競う模倣だけの技術とは根本的に異なる日本人のいにしえの叡智、そして自然への洞察、千年先へいのちを繋いでゆくという途方もない時間へ執念が、所縁ある人々へのインタビューから浮かび上がってくる・・・・・。
 

 
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西岡棟梁の「永遠なるものへの想い」、「木との対話」を記録した本作は、我々が顧みることのなくなった根源的な日本人の有り方に目を向け、
心の復興を願う「祈り」のドキュメンタリー映画です。

 
 
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そして『法隆寺「口伝」』に伝わる棟梁の覚悟を物語る「百論を一に統るの器量なきは謹み惧れて匠長の座を去れ」を聞くとき、その秘められた決意の深さに多くの人たちが自らを問い直し、震撼することだろう。私たちは何を失い、いま何をしなければならないか、法隆寺「口伝」の中から静かに伝えようとしている。
 
 
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         (愛用した道具類)
 
 
古来より日本人は、木とともに生き、様々なかたちで木を利用しながら
循環社会を構築してきました。
木を絶やさないために植林技術は再生可能なエネルギーです。
 
木はふたつの「いのち」を持っています。
光合成を行って全ての生き物を育てます。
もうひとつは木材としてんの「いのち」です。
大工職人は木に「いのち」を与える仕事です。
 
 
今こそ、私たちがどのように考えどのように動くのか問われています。
日々、仕事に精進する。技術を研く。それだけではありません。
 
 
経済はビリ。しかし、森林率84%をほこるニッポンイチの森の国。高知県。
大工職人が集まって84材を使った大工の家をつくりはじめました。
「自然のものは捨てるものがないき」頑張ります。
 
映画が公開された渋谷のユーロスペースは場所が分かりにくく、
到着は開演10分前ですが、立ち見で会場が埋め尽くされました。
 
 
 
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ゆうけんさん、ご無沙汰しております。
 
当方、大工棟梁ですが道具や砥石にはめっぽう弱くブログで
大工の伝さん、バンビさんたちにご教授頂く身分です(苦笑)

包丁写真を入手いたしました。
ゆうけんさんのコメントを頂戴したく投稿させて頂きました。
 
 
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高知県の真ん中から少し東に進むと赤岡町があります。
そこに弁天座がオープンしました。
こちらの塩井政利さんが鍛冶屋さんに別注したマイ包丁です。
回転する砥石をお持ちとのこと。この光具合は如何でしょうか。
 
 
弁天座は廻り舞台、長さ12mの花道やすっぽん、空井戸などの
本格的な施設を備えた芝居小屋で枡席も設置しています。
来高された時はぜひお立ち寄りください。
 
 
 
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