風景に似合う住いを造る

皆さん、ご無沙汰してました。久しぶりにグログを書きす。
現在、昭和初期の入母屋建築の修理を手掛けています。
 
 
依頼主様は既に数社と耐震診断を相談されていました。
しかし、提示される開口部に筋交いを入れ、合板で耐力壁を数多く作って固める補強工法に疑問が残り依頼の電話がありました。
 
 
ご自宅を訪問すると、昭和初期に建てられた趣ある純和風建築です。通された客間から縁側の傾きが分かるほどです。
確かに、早く修理をしないと次の南海地震前に倒壊する恐れもあります。
温厚なご夫妻は、入母屋の趣である開放感のあるガラス窓を壁に変えてしまうことに悩んでおられました。  私からは、小屋梁、足固めの仕口を地震の揺れで落ちない様に金物、ボルトで固定する構法を提示しました。
 
 
 
 
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不動沈下で南側が65ミリぐらい下がっています。
木の粘り、めり込みなどでいと倒壊することはないでしょう。
 
 
 
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2油圧ジャッキを使って下がっている所を元の高さまで戻し、
磁場の栗の木を置いて直します。
 
  
 
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基礎部分は栗の木で何カ所か調整後、無収縮モルタルを詰めます。
 
 
 
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南側縁の部分です。
柱下の束石を撤去して回り60㎝角を30㎝掘り下げて鉄筋を組んで、
コンクリートを打ち直し新しい束石を据えます。
 
 
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束石部分のコンクリートを打って束石を据えました。
束石は重みで下がるのでロープで吊り下げています。向こうの古い柱はコンクリートが固まるまでのつっぱりです。これを外してコンクリート部分をモルタルで上塗りすれば終了です。
 
今回使用した動画です。
本会の小松棟梁が作業員として参加した2011年1月の石場建て実動大振動実験。
 
次に、2009年に防災科学技術研究所の「E―ディフェンス」を使った「長期優良住宅」の基準を満たす住宅が倒壊動画。当初は震度6強で、揺れに耐えると考えられていました。
 
 
実験では同じ設計の木造3階建て住宅を2棟使用。
1棟は「耐震等級2」を満たす長期優良住宅。
1棟は柱の接合部のみを弱くしてあり、同等級を満たさない。
2棟を並べて耐震基準の1.8倍、震度6強相当の人工地震波で約20秒間揺らした結果、長期優良住宅は揺れ終わる間際に壁が崩れ横転するように倒れ、もう一方は揺れ始めて約10秒後に柱の接合部が壊れたが、完全には倒壊しなかった
動画を見終わったご夫妻は「自分たちが考えていた通りだ。他の業者が推薦する耐震補強を止めて日本建築の良さを限守りながら、安全性を高める伝統構法での修理を選ぶ」とご指名を頂きました。
 
 

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鬼に訊け 宮大工西岡常一の遺言

 
千年先に、いのちを繋ぐ「鬼」と称せられ法隆寺の昭和大修理、薬師寺の
迦監復興に一生をささげた匠の生涯。かつて鬼と畏れられた男がいたー
千年の時間を想う、現代文化に対する西岡棟梁の静かなる反論です。
 
西岡は祖父常吉棟梁の教えを受け、大工になる前、「土を知る」ために生駒農学校に不承不承入学させられます。遠回りに思える農作業には、『法隆寺宮大工「口伝」』に伝わる伽藍建築の全ての神髄が含まれていることを学ぶ。
 
自然は土を育み、土は木を育てる、その教えの深淵さに身震いすることになる。土を知ることから始まり、何故「法隆寺の鬼」と称せられるようになったのか、そこにあるのは伝統を守ることだけではなく、現代文明に抗いながらも「いのちを繋いでゆく」ことの尊さが、仏教建築の全ての原点であることを自らが悟り祖父への信頼は揺らぎないものになりました。
 
 
 
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「千年の檜には千年のいのちがあります。建てるからには建物のいのちを第一に考えなければならんわけです。風雪に耐えて立つ―それが建築の本来の姿やないですか。木は大自然が育てたいのちです。千年も千五百年も山で生き続けてきた、そのいのちを建物に生かす。それがわたしら宮大工の務めです」と西岡は言う。
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木は鉄を凌駕する、速さと量だけを競う模倣だけの技術とは根本的に異なる日本人のいにしえの叡智、そして自然への洞察、千年先へいのちを繋いでゆくという途方もない時間へ執念が、所縁ある人々へのインタビューから浮かび上がってくる・・・・・。
 

 
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西岡棟梁の「永遠なるものへの想い」、「木との対話」を記録した本作は、我々が顧みることのなくなった根源的な日本人の有り方に目を向け、
心の復興を願う「祈り」のドキュメンタリー映画です。

 
 
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そして『法隆寺「口伝」』に伝わる棟梁の覚悟を物語る「百論を一に統るの器量なきは謹み惧れて匠長の座を去れ」を聞くとき、その秘められた決意の深さに多くの人たちが自らを問い直し、震撼することだろう。私たちは何を失い、いま何をしなければならないか、法隆寺「口伝」の中から静かに伝えようとしている。
 
 
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         (愛用した道具類)
 
 
古来より日本人は、木とともに生き、様々なかたちで木を利用しながら
循環社会を構築してきました。
木を絶やさないために植林技術は再生可能なエネルギーです。
 
木はふたつの「いのち」を持っています。
光合成を行って全ての生き物を育てます。
もうひとつは木材としてんの「いのち」です。
大工職人は木に「いのち」を与える仕事です。
 
 
今こそ、私たちがどのように考えどのように動くのか問われています。
日々、仕事に精進する。技術を研く。それだけではありません。
 
 
経済はビリ。しかし、森林率84%をほこるニッポンイチの森の国。高知県。
大工職人が集まって84材を使った大工の家をつくりはじめました。
「自然のものは捨てるものがないき」頑張ります。
 
映画が公開された渋谷のユーロスペースは場所が分かりにくく、
到着は開演10分前ですが、立ち見で会場が埋め尽くされました。
 
 
 
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ゆうけんさん、コメントお願いできないでしょうか?

ゆうけんさん、ご無沙汰しております。
 
当方、大工棟梁ですが道具や砥石にはめっぽう弱くブログで
大工の伝さん、バンビさんたちにご教授頂く身分です(苦笑)

包丁写真を入手いたしました。
ゆうけんさんのコメントを頂戴したく投稿させて頂きました。
 
 
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高知県の真ん中から少し東に進むと赤岡町があります。
そこに弁天座がオープンしました。
こちらの塩井政利さんが鍛冶屋さんに別注したマイ包丁です。
回転する砥石をお持ちとのこと。この光具合は如何でしょうか。
 
 
弁天座は廻り舞台、長さ12mの花道やすっぽん、空井戸などの
本格的な施設を備えた芝居小屋で枡席も設置しています。
来高された時はぜひお立ち寄りください。
 
 
 
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蔵壁の強度実験を行いました

 
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松崎武彦高知エコ基金の助成を受けて蔵壁の強度実験を行いました。
 
試験体はタテ2730㎜×ヨコ1820㎜です。
土台・柱は120㎜、角・桁は240㎜、厚さ30㎜のヌキを4本入れました。
一般住宅のまわした竹は15㎜丸ほどですが、今回の実験では30㎜丸を使用。
小舞竹も柱の外側に40㎜丸の半割を使いました。
 
 
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左官工事は現代の名工松本勉(左官松本組)さんが手がけます。
荒壁、土、砂漆喰、上塗り工程は3カ月にも及ぶ作業です。
壁の厚みは約21㎝、壁の厚みが柱より外に15㎜出ています。
内部はチリ15㎜の真壁漆喰仕上げです。
壊すのがもったいないぐらい綺麗な仕上がりですね。
 
 
いよいよ、10時に実験スタート。
 
       ↓ 油圧で引張ります
 
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       (裏側は真壁で実際の蔵と同じ構造です)
 
 
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大方の予測では、あまり力を掛けない状態で表面にクラックができると
思っていましたが、外部表面はクラックが入ることもなく出隅部分も
落ちることはありません。しかし、内部の壁はかなり落ちました。
 
 
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試験体をクレーンで持ち上げて移動させても漆喰壁は落下することなく
解体作業するまで大丈夫でした。詳しいデータはこれからです。
ただ、土の粘りと小舞竹から30㎝ピッチで出していた縄(ひげこ)に
土が付いて落ちなかったのではと想像しています。
土佐漆喰の強さは恐るべしですね。壁城に使われるハズです。
 
 
事業の実施状況

 年  月 
 実行計画 
 実施状況 
予算項目
201107
    09
    09
    10
    10
11
    11
    12
12
年度内全期間
蔵の壁の実験計画
蔵の壁製作(軸組設置)
     (小舞製作)
     (荒壁塗り)
水中乾燥実験
蔵の壁製作(中塗り)
壁塗り体験会など
蔵の壁製作(上塗り)
蔵の壁破壊実験と実験見学会実施
伝統構法の家広報活動
 終 了
 終 了
 終 了
 終 了
 進行中
 終 了
 終 了
 終 了
(予 定)
随時進行中
その他
その他
その他
その他
その他
その他
その他
その他・研修参加費
広告費

 
 
実験は高知工業高等専門学校 村本の研究に本会メンバーが参加し
土壁となる前の木造軸組の耐力を評価する実験に協力頂きました。
私たちは、木材そのものにも興味を持ち良質の製材を利用するために
水中乾燥にも取り組んでます。当日は極寒で深々と冷え込みます。
日曜日しか休めない大工職人が県下から集まりました。
高知県内でも仕様が違うため、地域独自の施工を実験することが決まり
実験後も熱い話で盛り上がりました。
日頃は口数が少ない大工ですが、この日は誰もがお喋りですき!!
あとのお楽しみ「新年会」が用意されているからじゃぁありません。
 
念願の新月伐採を行いまいた。次回報告します。
 
フェイスブックを始めて二ヶ月経ちました。やはり両方は難しいですね。
ブログをご覧の皆さん登録しませんか。
現在、あきらパパさんとお友だちです。

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お見舞いにいきましたが・・・

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手術を受けた奥さんを見舞いに上京したらとんでもないことに!!
南国高知ではめったなことでは雪は降りませんが、こちらは4年ぶりの大雪。
 
 
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驚いたことに、部屋から富士山が見えます。
 
 
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そして、東京スカイツリーまでも・・・・・。
ここ、観光スポット独り占めやんか!!
 
 
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日当たり満点の病室です。
 
奥さんは驚異的な回復力で見舞いどころか元気ハツラツで、
この大雪日に外出とのこと・・・・・。
「どうするが、着いてくる??」
こんな知らない土地、いや病室にひとり置かれても困りますき。
「着いて行きます」と答えるしかありません。
 
 
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最初に向かったのが、平成中村座公演です。
隅田川の東京スカイツリー前に会場を設営してました。
雪が凍って歩くのが怖いほど・・・・・。横断歩道では滑りました!!
 
 
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昼の部の観劇です。本当は夜の部が観たいのですが、また滑って怪我したら
大変ですし、迷子になったら困ります。
昼の部は三代名作のひとつ「義経千本桜」より、都落ちする義経一行の
難儀を救う佐藤忠信の活躍を見せる鮮やかな一幕「鳥居前」
恐妻家だが浮気性の亭主と妻が織りなすコミカルな人気舞踊劇『身替座禅』、追われる身の片岡直次郎と恋人三千歳との再会を浄瑠璃の清元が盛り上げる黙阿弥の世話物の名作『入谷畦道』を上演します。
勘三郎の名演技はさすがでした!いや〜ほんとにイイものはイイ!!
  
 
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本堂の前に詰めかけた大勢のお客様を前に挨拶。
娘しかいませんが、こうして見ると跡を継ぐ息子たちは頼もしいですね。
日本の良き文化や伝統は敷居が高いものではなく庶民のものでした。
 
伝統文化に頼らず、独自で新境地を切り開き新しい歌舞伎ファンを増やした功績を見習いたいものです。
 
ついつい、技や細工の自慢で時代を読む事が出来きず、愚痴を言って不満を晴らすような大工職人も結構います。
 
工務店の下請けやハウスメーカーの孫請けでも食べていけますが、
これでは良い道具を持つ必要もなくなります。
 
伝統建築も同様に、愛されてこそ、また建ってこそです。
良い技術を今の生活様式に合うよう努力が足りなかったかもしれません。
これからが正念場です。
 
公演後は別々に返りました。
奥さんは病院に、私は宿泊先にです。
奥さんに駅まで連れいかれ東銀座に向かいます。
そして、念を押されたお土産を受け取りに・・・・。
午後4時に来店予定。急がんといかんでの声が!!
並木通りの「空也」ここの最中は一度に10個は食べるほど大好物です。
 
入院患者さんと都内観光の巻でした(苦笑)

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