徒然庵の俳句日記

俳句も言霊。日々つれづれの俳句を末広の八句ずつ紹介していきます。ご笑覧ください。
昨日21日は、真言宗の宗祖、弘法大師を偲ぶ「空海忌」でした。讃岐の善通寺で生まれ、各地を行脚修行し、遣唐使として、中国密教を習得、京都の東寺を帝から預かるまでになりました。最澄に灌頂を授けてもいます。もちろん高野山を開いたことは言うまでもありません。釈迦を超えた宇宙的存在、大日如来を信奉し、即身成仏の密教を日本に打ち立てたこともよく知られています。今日は「空海忌」でいろいろ詠んでみました。なお、東寺や高野山は4月21日が「空海忌」となっています。写真は室戸岬の弘法大師像。
 
イメージ 1

空海忌悟り開きし室戸崎


空海忌偲びて唄ふいろは歌
*いろは歌は弘法大師の作と言われた時がありました


空海忌煩悩砕く金剛杵(こんごうしょ)
*金剛杵=独鈷のこと


杖突けばここに湧水空海忌 
*各地に残る水源伝説


巡礼は同行二人空海忌 
*同行二人=常に弘法大師が巡礼者に寄り添っているの意


我真宗父は真言空海忌 
*真宗=他力本願の浄土真宗


即身や自力本願空海忌


真言に陀羅尼唱へて空海忌 
*真言=短い呪文、陀羅尼=長い呪文


赤い糸引かれ心経空海忌 
*心経=般若心経


本日より1週間ほど旅行に出かけます。しばらくお休みしますが、
またよろしくお願いします。

この記事に

開く コメント(9)

先日17日が「彼岸の入り」でした。昨日20日は「春分の日」「彼岸の中日」でした。ご先祖様が、彼岸の彼方に到着される時で、墓参りの時季です。そして寺々では、多くはお年寄りを集めて「彼岸会」、法要が行われます。今日は「彼岸」「彼岸会」「彼岸餅」「彼岸団子」などでいろいろ詠んでみました。写真はネットより。

イメージ 1

 
彼岸かな供花は狭庭の季(とき)の花


彼岸会やハレに目出度き五色幕


彼岸会は老いに優しき畳み椅子


ご接待茶菓に欠かせぬ彼岸餅
 *おはぎ餅


彼岸会や昼餉温もるおみおつけ


耳澄ます彼岸法話は子守唄


お土産は花鉢一つ彼岸の会


御下がりは彼岸団子の醤油焼き


この記事に

開く コメント(8)

昨日は4月上旬の気温で、風もそよ風でゆったりとして静かな、「長閑か」な日和でした。今日はそんな一日をいろいろと詠んでみました。
 
イメージ 1

枝咥え鳥が巣作り長閑しや


花に蝶風はそよ風長閑しや


ちちと鳴く鳥が目覚まし長閑しや


うつらつら窓辺書を読む長閑しや


長閑しや両手つないで親子連れ


長閑しや親子が並び土筆摘み


長閑しや今日は散歩も遠回り


長閑しやボールは空に弧を描き

この記事に

開く コメント(9)

3月に入って、赤い「木瓜の花」が咲き出しました。「木瓜の花」は中国原産で、江戸時代半ばに、その実に薬効があるというので入ってきました。棘があり、白木瓜に、真っ赤な緋木瓜、濃淡混じった更紗木瓜もあります。今日は「木瓜の花」でいろいろ詠んでみました。なお、草類としてよく似た「草木瓜」がある。
 
イメージ 1

野放図もまたよし花枝木瓜の花


やんちゃして叱られ泣いて木瓜の花


自分史や辿る思ひ出木瓜の花


高齢者言はれてとぼけ木瓜の花


老木も咲けば美し木瓜の花


木瓜の花名前知らずにご挨拶


遠耳や聞かぬふりして木瓜の花


棘痛し短所突かれて木瓜の花

この記事に

開く コメント(8)

3月に入って、薄黄色の「土佐水木」が咲き出しました。名前の通り、原生地は高知県にあり、その名前が付きました。花は5センチほど、7から8個が吊り下がるようにつきます。よく似たものに、「日向水木」がありますが、これは花穂も短く、数個の花しかつきません。より美しい「土佐水木」の方を今日はいろいろ詠んでみました。
 
イメージ 1

坊さんが買ひし簪土佐水木


よさこいと悲恋の涙土佐水木
*「夜さ来い」、僧侶と鋳掛屋の娘の恋の歌


南国の光あふれて土佐水木


花に花咲き吊り連ね土佐水木


黒潮に載せて花の香土佐水木


国思ふ竜馬が涙土佐水木


土佐水木風に鳴らせや鈴の花


伝ひ落つ雨の雫や土佐水木

この記事に

開く コメント(7)

[ すべて表示 ]


.


みんなの更新記事