ママさん診断士の「読書de“目からウロコ!”」

地域・コミュニティをライフワークに、興味の赴くままに乱読記録を放り込んでおります。お勧め本があればぜひコメントください。

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地方にこもる若者たち - 都会と田舎の間に出現した新しい社会
阿部 真大【著】
朝日新聞出版(2013/06発売)

****************【今回の「目からウロコ!】********************
■もし郊外がポスト311の時代を生き抜くとするならば、その未来派「他者への想像力」を取り戻せるかどうかにかかっている。コミュニティとイノベーションを兼ね備えた「新しい公共」は、いつか彼らのなかから立ちあらわれてくるだろう。それをサポートするのは、次世代に「ファスト風土」しか残せなかった大人の役割である。
■新時代のマネジメント:多様性の高まった組織の「統合」の第一歩は、組織の構成員ひとりひとりの個性を把握すること。−−「押し付ける」力が試される「同化」を基礎としたリーダーシップから、「聞く」力が試される「統合」を基盤としたリーダーシップへ
−−に目からウロコ!。内向き志向のコミュニティと外向き志向のイノベーション、両立するのは難しそうだが持続可能な街経営には必須事項だ。とくに人の流動性が高まり、かつ、外部人財活用も欠かせない昨今の街経営においては、「同化」ではなく、異質なもの同士が、互いの違いをいかし合う「統合」の発想が欠かせない。そんな新しいマネジメント手法は、おそらくは若者の方が得手なはず。「大人」は、「ファスト風土」しか残せなかったーーというよりは、職縁にかまけて地縁・ネットワーク縁を疎んで「ファスト風土」を「選んだ」というのが、正しいところでは?。そんな「大人」の役割は、ネットワーク縁に優れた、かつ、地縁に目覚めた若者が、自分たち世代なりの「○○風土」な街のあり方を選び、持続的街経営に一歩踏み出すサポートをすること、だろうか。
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現在篇 地方にこもる若者たち
■「つまらない地方」と「刺激的な大都市」という二項対立がかつての構図であったとすると、今は、その間に「ほどほどに楽しい地方都市」という選択肢が割って入った。
■大都市のような刺激的で未知の楽しみがあるわけではないが、家のまわりほど退屈なわけではない、安心してほどほどに楽しめる場所
=多くの若者を捉えて話さないイオンモールの正体
■商店街とは、若者にとって、地域社会における人間関係を学ぶ場所であるとともに、「よく分からない人」に出会わないと生活必需品を手に入れることができない「ノイズ」だらけの場所でもあった。モータライゼーションとは、そうしたノイズに満ち溢れた人間関係からの開放でもあったのである。
■若者の「地元志向」が強まっているーー、彼らがノスタルジーを感じる「地元」とは、モータライゼーション以降の「ファスト風土」ショッピングモールやマクドナルドの風景なのである。ーー、逆に、『ALWAYS 三丁目の夕日』を見て昭和の商店街をノスタルジックに思う感覚のほうが、彼らにとっては理解できないものかもしれない。

歴史篇 Jポップを通して見る若者の変容
未来篇 地元を開く新しい公共性
■田舎のしがらみもなく、都会の喧騒もなうその場所は、同時に田舎のコミュニティもなく、都会のイノベーションもない場所であった。−−田舎や都会と郊外の最大の違いは「他者への想像力」の有無である。
■もし郊外がポスト311の時代を生き抜くとするならば、その未来派「他者への想像力」を取り戻せるかどうかにかかっている。コミュニティとイノベーションを兼ね備えた「新しい公共」は、いつか彼らのなかから立ちあらわれてくるだろう。それをサポートするのは、次世代に「ファスト風土」しか残せなかった大人の役割である。
■新時代のマネジメント:多様性の高まった組織の「統合」(異質なもの同士が、互いの違いをいかし合う段階)の第一歩は、組織の構成員ひとりひとりの個性を把握すること。−−「押し付ける」力が試される「同化」を基礎としたリーダーシップから、「聞く」力が試される「統合」を基盤としたリーダーシップへ

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