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兵庫県篠山市沢田・八幡神社・鱧切祭・・・人からハモへの変遷。

宮崎県高千穂町・高千穂神社・猪掛祭・・・人からイノシシへの変遷。

岡山県津山市一宮・中山神社・猿神退治譚・・・「さてそれより後(生け贄を食らっていた猿神を退治してのち)は、すべて、人を生贄にせずなりけり。其後は、その国に猪、鹿をなん生贄にし侍りけるとぞ」(『宇治拾遺』)
中山神社ではかつて「神鹿祭」が行われていたと『作陽志』にある。

岩手県花巻市葛・諏訪神社・・・葛氏とは中世の土豪・稗貫(ひえぬき)氏の配下にいた土着の郷士である。彼らには人身御供伝承がもともとあった。
諏訪神社裏手には供養塚もある。碑文にはこうあるという。

「往古三年に一度、生娘を犠として奉れる習あれど、年を経て止む。郷中の者これを愁い、鹿を替わりとして奉る。それを埋めたる塚の跡今に残る。鹿の犠、成り難くなりてより、雲南堀よりの鮭を奉り後は深紅の海魚を替わりとして奉る」
同じ記事は『二郡見聞私記』諏訪やしろの項にも記載がある。

この記事では当初神は蛇である。長野の諏訪大神のことであろう。

滋賀県草津市下笠・老杉神社・おこない・・・赤飯を神饌とする以外に琵琶湖の恵み、山の恵みで豪華料理を並べ、そこに人形を置く。
蛇を象ったしめ縄を「八岐大蛇」と呼ぶ。
食事の内容は、銀葉・・・米の粉に熱湯を入れて練り、ゴマとホンダワラのみじん切りを混ぜせんべい状にのばし蒸し、さらにのばし、重ねてへぎの上に三角にしばって置いたもの。
めずし・・・いわゆるフナ寿司だったものがやがて酒粕を団子状にして串で刺したものへ。
雀・・・当日とってきた雀の足を赤と青(生と死)の紙でしばったもの。
そのほかにタイ、カマス、大根、ゴボウなどを調理したもの。
ここの神はなんともグルメであるが、人の代わりとも成ればそれぐらい奮発しなければ恐ろしことが起こるのだろう。
人形は柳の鏑木で作る。二股を利用。この風俗は「山の神」的である。「甑取り」というかけ声を出す儀式があるから、やはり山の神=鍛冶神・鉱物神であると言ってよかろう。
蛇縄はひきだして鳥居に巻き付けるなどの荒事も行う。

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