京都タワー大浴場をたずねて
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昔から憧れだった京都タワー地下3階の大浴場についに行くことができました。 今年3月にリニューアルオープン。 昔、写真でよく見かけた趣のある湯船やカランなどはすべてどこかへ消え、ピカピカの石でできた壁や浴槽、新しいロッカー…、そのままなのはトイレくらいでした。 京都タワービルを設計された山田守さんの建物が好きな私は、どうして改装前に来なかったのか、以前の浴槽たちはどこへ行ったのか、どうして改装されてしまったのか…と、髪や体を洗いながら悔しい気持ちでいっぱいでした。 でも、熱くて清らかなお湯につかってみると、身も心もゆったりとしてきて、何十年もこの建物と塔が大切にされ、たくさんの人に愛され、そしてこの浴場が受け継がれていることの奇跡に驚愕し、感謝に包まれるのでした。 京都タワーのとなりにあった近鉄百貨店のお店と渡辺節さんの建物、そして京都駅とそこに行き来する電車たちに支えられて生きている私にとって、この東塩小路の地は聖地です。心と体の傷を癒してくれるここのお湯は、その聖地に湧き出る命の泉のように感じました。 そういえばここのお湯は地下水なのでした。やはり聖なる水のわく「駅前温泉」なのだと思いました。 印象的なのは、とても低い天井でした。低いからといって密閉感を感じることもなく、不思議と心が落ち着くのです。 上にタワーがあるのか…と天井を見上げても、少し信じ難い思いでした。 でもタワーの下に居ると思うととてもうれしく、まるでプラッツ近鉄の地下とつながっている気もして、ずっとここに居たくなるのでした。 お湯は熱めでしたので長湯の私でも早くあがりました。 それでもとてもあたたまって、次の日も体調がよく、パワーをいただくことができました。 ロビーではお風呂からあがってすっかりくつろいでいる人、眠くなった人などが休んでいて、カウンターではとても感じのよい方が案内されていて、良い雰囲気でした。 大切な人には一度は案内したい、素敵な大浴場でした。 |






