私の旅

古いもののお話は沙羅アンティークのブログに

もの物語

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古いものを求めて世界を旅し、それをお好きな方に届けるのがお仕事。サイトで説明しきれない、ものに対する私の想いを綴りました。
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纏足

上海博物館でこんな本を見つけました。
博物館では必ず本探しをします。面白いものが見つかりますよ。
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米国の女性が書かれたものです。
1000年の歴史がある纏足。最初は限られた貴族だけだったようですが、
だんだんと中間層に広がってゆきます。
何故?祖母、母ガ娘の玉の輿を狙って?娘が生まれると4歳から足を縛るのです。
ついこの間まで続いていた風習で、してしまうと年老いても足はもとに戻らない。
現代はほとんどいないが、それでも老人の中にこの足が・・・
肉体を変形させる風習はタイに住む首長族、南米でも頭を縛って細長くしていた。
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右が正常な足、左が縛った足
蓮のつぼみの脚と言っていたそうですよ。
痛ましいですよね。なので上海博物館には衣装はあったがこの纏足の陳列はなかった。
確か洛陽の民族博物館にはありました。
この本は写真が美しい。19世紀、20世紀のはじめの写真が満載。
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見るだけでは美しい。でもこの中身には悲しい歴史、お話がいっぱい。
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私のshop にある纏足
まだすべてを読み終えていない。痛ましい歴史であるが事実。
救いは写真の纏足が物悲しくも美しいこと。

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インド・カッチ湿地帯

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このあたりは数年に渡り4回訪れている。
2001年冬はメグワル族の村に一週間滞在。
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私の本「もの物語から』自作のイラスト
こんな丸いパオのような形をした家に住んでいます。
何しろ、昔々インド大陸が隆起して陸になった地帯。
未だに土壌は塩分を含み作物の生育は望めない砂漠地帯。
15世紀頃中央アジアから南下してきた遊牧民が定着。
砂漠で何もないところに住む人々は自らを色とりどりに飾り、この丸い家の壁も絵が描かれる。
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丸い家は部屋が一つで中の壁もこんなに楽しい。
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お台所は丸い家の別棟、トタン屋根の小屋。
メグワル族のおっかさんと10年前の私。
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このあたりに住むラバリ族の背中がオープンのブラウス。
大きなスカーフで覆うので開いてて涼しい???
20年前頃、背部分にTシャツを縫いつけ着用していました。
オレンジの地布はシルクなので痛みが出始め、着るのを止めて眺めています。
このカンジャリは私の大好きなタイプで刺繍がひときわ繊細。
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こんなのもあります。
昔はスカートも大きなショールも型染め、絞り、刺繍など全て手仕事でしたが、
今では華やかな柄のプリント布が主流
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ラバリ族は普段は黒が多い。
何とかの神の喪を意味しているとか?
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白のターバンはラバリ族の男性。
どこの民族も民族衣装を何時までも着続けるのは女性。想い入れがある?村の保守制?
このあたりも他の民族の男性は
インド、パキスタンの男性が着ているロングブラウスにパンツがほとんど。
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村の協同井戸
電気もガスもない地帯なのでもちろん水道もない。
少々塩っぽい水。少女たちの一日の大切な仕事。
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この風景がインドで私が一番好きなもの
重いもの(水がめ)を頭に載せて歩くから自然と背筋がピンとしてきれい!
インドのあちこちで見られる風景です
特に他地域の緑の畑で赤いスカーフを風になびかせて歩く後姿に何時もため息・・・
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昔は子供たちもお母さん手作りの刺繍、ミラーなどの飾りで覆われた服だった。
今では明るいプリント柄の布が市場で安易に手に入る。
だが、カラフル好みは変わらない。
滞在したメグワル族の家にも13歳の娘がいましたが刺繍はしたことがないとか・・・
時はドンドン去り変化するが、でも想いは変わらない。
民族衣装もアクセサリーも中央アジアのウズベキスタンの伝統のスタイルが変化している。
パキスタン、アフガンニスタンの砂漠地帯に住む人たちもルーツが同じ。
似ているが少し違う。
昔々は国境などなかったからね・・・
 
 
 
 

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大切な小物

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大切だからこそ女たちは渾身をこめて美しいものを作った。


お財布。コイン入れ。
お札は近年のもの。お金はコインでした。


一番上の写真は18年前であったインドグジャラートのコイン入れ。

「ハ?これお金を入れるの?」と驚いた。

「コインを入れるのだよ」

上部の開きはちょうどぎりぎり手が入る大きさ。

次はやはりインドのシント地方のものでコインいれのベルト。

3番目のつぼ型は、ウズベキスタンのもの。
ほんとうにコインが入る大きさのあき口


どれも結構取り出すのは難しい。お金を使うことは慎重になりますね。


どれも繊細な手仕事ばかり。

小さな空間に沢山の思いが、創意工夫が詰め込まれています。



昔、アフリカのコートジボアールで見た女たちの財布はスカーフの端だった。

郊外のミニバスのたまり場から海に行ったときのこと。
バスは一杯にならないと出ない。
一人旅の私はいつも通り「人・ウオッチング」を楽しむ。
発車間際、乗車賃を集めてた。

女はスカーフの端の結び目をほどくと小銭を取り出して、残りは丁寧にまた結んでいた。
これは錘になり(そんなに重いほど持っていない様子だが)スカーフを定着させる。

そんなお財布でした。

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財産を持ち運ぶ?

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26年前タイへ初めて出かけたとき、

「ゴールドは財産として買うから、お金が必要なときは売るのよ」と友人から聞き異文化を感じた。

市場の周りには必ず金キラ金とゴールドのお店が並ぶ。いつでも買って、売れるように。

日本でもそのような考えはゼロではないがさほど・・・と思う。

「娘のお誕生日ごとに金のブレスなどアクセサリーを送る」インドのお金持ち。



写真はシリアのベドウインの帽子。周囲のきらきらコインは昔、本物の金貨でした。
重かっただろうな・・・
写真はメッキの金属。

これをスカーフの下に被っていたのです。突発てきな出来事にも何時も持っていれば安心。
いざというときそのまま逃げれます。時にはスカーフをめくってお金をちらつかした???かもね。

基本的にベドウインは遊牧民だったのでこのような習慣があったのです。


ウズベクの市場でやたらにお獅子のような金歯の人を見かけた。
「何で????こわ〜い!」
「お金持ちだろう、わざわざ歯が悪くなくってもするんだぞ」

歯なら絶対忘れて逃げることはない、盗まれることもない。
でも、お金が必要なとき金歯をとったらどうするの???


平和な世の中ならその心配もない。

日本はは島国なのでさほど他国の脅威にさらされることが少なかった。

いやいや、わたし達はお金で買えないものが沢山あることを知っていた?

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帽子はアイデンティティ

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世界のあちこちを旅して見た各民族の帽子。

日本人はスカーフは首に巻くものという通念がありますが、女性の頭を覆うものと捕らえる方が世界ではおおい。

人にとって頭は不思議な、大切ななもの、時にはすべてでもある。


世界中ほとんどの国が特徴的な伝統帽子を持っていた。日本は?・・・烏帽子、タオル???
同じ民族でも地方で、村で帽子は違う。


イスラムの唯一の男性のお洒落は帽子(だったかな?)

中央アジア、キルギスタン、ウズベキスタン、カザフスタン、トルクメニスタンと同じような刺繍のキャップを被っている。

デモでも違うのです。ウズベクは四角丸、トルクメニスタンは中央がとんがっている。柄も違いますよ。女性用はお下げを中に入れれるようになったりししている。

どれもすばらしい刺繍が施される。ここぞとばかり艶やかなものが多い。

すごーいテックニックもある。5mmのボタンホールステッチに覆われていたり、5mmの鏡が刺繍でとめつけられたり、小さな針目は虫眼鏡でないと見えなかったり。

女たちの、おっかさんの腕の見せ所だった。



南米の帽子好きは有名、スペインの影響が多大とか。

でもインカの小さな柄、ニットのとんがり帽は2000年前からのもの。

20年前にはかなりこのインカ帽子を所有していたが、手持ちも現地でも、あれよあれよという間になくなった。柄がでっかくなった。今だに一つとって置けばよかったなーと思うものです。

チチカカ湖のタキーラ島へゆく船の中でおじさんがこのとんがり帽を編んでいた。複雑な柄なのに何も見ないでまーるい針金の針で編んでいました。

写真は今、所有する帽子たちです、中国、ウズベく、キルギス、パキスタン、アフガン、トルコ、シリアso on・・・まだ他にもあります。
下はかって所有していた南米のもの

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開設日: 2006/1/29(日)


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