美術館見聞録

大和路発です。関西のお寺や美術館をぶらぶら見て廻るのが好きです。

美術館

すべて表示

大阪市立東洋陶磁美術館『台北國立故宮博物院北宋汝窯青磁水仙盆展』

大阪市立東洋陶磁美術館『台北國立故宮博物院北宋汝窯青磁水仙盆展』(12/10〜3/26)は見ごたえのある展覧会でした。結局2回行きましたが、もう1回と思っていたら3月は入場制限もあるようでしたので、断念しました。
イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

北宋汝窯青磁が世界中で90点ほどしかないと言われ、日本では2点。そのうちの1点が館蔵の「水仙盆」。汝窯青磁水仙盆は世界で6点しかなく、そのうち台北故宮に4点と吉州省博物館に1点。吉州省以外のものと故宮の清時代の写し1点が大阪市立東洋陶磁美術館の一部屋に集められて一堂に見ることが出来たのは幸せでした。

何層の文献には「汝窯は宮廷用として焼成され、釉の中に瑪瑙を含む」とあり「近頃ではもっとも得難い」焼物になっていたようです。たしかにチラシでも“人類史上最高のやきもの”とうたいたい気持ちもわかりませ。

事前に配布されたチラシに全出品物が掲載されていて、「天青色の極み」「最大サイズの水仙盆」「無冠の帝王」「伝世汝窯青磁の日本代表」と命名されていますが、館蔵品と同じタイプの色で口に金属が描けられたタイプもあります。1点だけ貫入の入っていないものもあり、青の色がそれぞれ、透き通っています。
イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6



水仙盆とありますが、日本の島田さんの復元に水仙が入れられています。乾隆帝の詩が彫られていますがそこには猧食盆・・・子犬の餌を盛る器として書かれています。唐の故事の引用で唐の朝廷でこの形の器が犬の餌皿として使われたという伝承があるとの解説もありますが、猫食皿と書かれているものもあり、ちょっとおもしろい。

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10




会場の奥に「宋磁の美」のコーナーがあり、個人蔵の2点の汝窯青磁が静かに展示されている。1点は5000万で落札されたものらしい。これで日本には4点の汝窯青磁があることになる。

.


みんなの更新記事