美術館見聞録

大和路発です。関西のお寺や美術館をぶらぶら見て廻るのが好きです。

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『まほろびすと Vol 2 春号』

奈良県内の情報誌は最近とみに充実しています。

新しく今年生まれた『まほろびすと』も2号めになります。
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写真が綺麗です。以前発行されていた『あかいなら』よりも、ビジュアルが鮮明になっています。

ただ目録でも、「遠出もいとわぬご朱印の旅」「八咫烏の影を追え」などは読ませます。

東京の奈良まほろば館で講演会も予定しているんですね。
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八咫烏はバスとタイアップ?ですか。
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奈良の情報誌は地域紙というより、全国にアピールしてほしいですね。

80ページ600円。

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田中英道著『「写楽」問題はおわっていない』

昨年の東京国立博物館の『写楽』展(2011年5/1〜6/12)は、ほとんどの写楽画が並び、改めて写楽の凄さを体現させてくれました。
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その時に「謎の絵師」と評された東洲斎写楽は、誰か?「写楽は写楽」阿波藩の能役者斎藤十郎兵衛。研究者の共通認識なんだと・・・。
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これは同じ時期にNHKBSで放送された「知られざる在外秘宝」という番組で4回のうち2回も「写楽」の特集で同じような感じで作られていました。そういえばこの番組再放送ないですね?希望します。

この番組で紹介されたギリシャの写楽の扇面画がほんとに写楽?と思ってしまいました。
既に日本でも公開られていたよですね(2009年7月、江戸博)この展覧会は関西展はなかったのでしょうか・・・見ていませんので・・・。


東博展の反論がどなたかないかなあ?と思っていたらイタリア美術史の田中英道東北大名誉教授が、祥伝社新書『「写楽」問題は終わっていない』を出されましたので、早速読んでみました。
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田中先生は「写楽、北斎説」を出されています。私は、残念ながらそう思わないのですが(すみません)、ギリシャ本や石水博の肉筆画を栄松斎長喜作とみられています。

第1章  消された「写楽=北斎説」ー東京国立博物館「写楽」展の謎
第2章  新発見、写楽肉筆画扇面画の謎ーなぜ、この作品が写楽の真蹟とされたか
第3章  やはり「写楽は北斎」であるこれだけの理由ー文献は語らず、その作品をしてかたらしむ
第4章  NHK「写楽」番組の欺瞞ーなぜジャーナリズムは、学界におもねるのか


写楽を久しぶりに考えさせていただきました。

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雑誌『かぎろひの大和路』から

奈良でも、地域で発行されている雑誌が多くなってきました。

奈良といっても話題は十分に全国のテーマが多いですからね。

図版もカラーを多様した素敵な雑誌もありますが、御紹介するのはモノクロの手作り感いっぱいです。

12月に最新号が出ましたが『かぎろひの大和路・復刊第28号』で特集は「三輪山と纏向遺跡、卑弥呼を訪ねて」ですが、邪馬台国大和説べったりではなく、かなり中立的な記述です。

この雑誌の副題に「もう一歩の奈良を知りたい人とともに」とあって、編集者が足で大和路や九州にものばされたようです。そういった手作り感が全ページにあふれていました。
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編集者のブログを拝見すると一層そのような感がします。


ブログを拝見していると大和の地酒がたくさん出てきます。
私自身は日本酒はほとんど知識がありませんが、奈良にもたくさんの酒造メーカーがあるんだと教えられました。
ちなみに、この雑誌にもお酒の広告がけっこうあります(笑)

かなり前に、一度編集者さんとお目にかかったのですが、それほど酒豪には見えなかったのですが・・・(笑)


奈良のガイドブックに飽きられた方は、興味深いかも。

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『FBI美術捜査官ー奪われた名画を追え』柏書房

新聞の書評で気になっていた『FBI美術捜査官ー奪われた名画を追え』柏書房を読んだのですが、すごく面白い。

腰巻には「美術犯罪捜査に命を賭けた男と、そのチームの物語」としていて、フィクションではなく、「回想録」だという。著者のロバート・K・ウイットマンは20年のキャリアをもっているFBI特別捜査官なのだそうです。美術捜査官として、潜入捜査の実話というのがすごいですね。1955年府中で生まれていて、母は日本人、父は立川の空軍基地に勤務していた。父が日本美術の収集が美術捜査官のきっかけになったのか・・・この本の内容は潜入でおとり捜査なんですが、絵を買うといって取引をする隣の部屋で警官隊が・・・・。

なんといっても、1990年のボストンのガードナー美術館の盗難事件の犯人の接触と組織の矛盾でしょうか。
現在も未解決事件でなんといってもフェルメール≪合奏≫やレンブラントなどがまだ帰っていませんが、テレビドラマを見ているようにドキドキさせてくれます。



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柏書房  2500円+税

著者 ロバート・K・ウイットマン、ジョン・シフマン(フィラデルフィア・インクワイアラー紙記者)、訳土屋晃、匝瑳玲子 

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季刊『明日香風』

今日近畿地方も梅雨明けです。平年より10日以上早いそうですね。

奈良でもいろんな興味深い雑誌が沢山でています。

その一つ、季刊『明日香風』の119号が発行されました。
最新の飛鳥の研究を知ることができます。
この雑誌もいろんな衣替えして現在にいたりますね。
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119号特集「再考・飛鳥仏教」


表紙写真 朝暉 森 和彦

題字 榊  莫山

絵画 「白い月」 烏頭尾 精

再考・飛鳥仏教   田村 圓澄

飛鳥からの造像−「倭様」の成立    紺野 敏文

三十六年ぶりに戻った向原寺(旧豊浦寺)の金銅観音菩薩像について    鈴木 善博

不思議な奈良三彩の謎を解く   弓場 紀知

飛鳥百景「岡寺四季マンダラ」   川俣 海淳

木簡からみた飛鳥寺    市  大樹

古都保存法について(その1) 岸  毅明
http://www.asukabito.or.jp/asukakaze/
発行→財団法人 古都飛鳥保存財団
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ここでは、36年ぶりに戻った観音さんの記事が興味深いですね。
本当に戻ってよかった。

「奈良県明日香村の向原寺(豊浦寺)で1974年に盗まれた飛鳥時代後期(7世紀末〜8世紀前半)の仏像「金銅観音菩薩立像」が36年ぶりに見つかり、24日、報道陣に公開された。寺などによると、盗まれた仏像が数十年後に戻るのは極めて異例。

 仏像は高さ約37センチ。寺の言い伝えによると、江戸時代に寺の近くにある池から頭部だけが見つかり、その後、首から下の部分が作られた。文化財指定は受けていない。74年9月に本堂から厨子ごと盗まれた。

 公開に同席した奈良国立博物館の鈴木喜博上席研究員によると、頭の飾りやふっくらとした表情が飛鳥時代の特徴を示しているという。

 以前、寺を訪れた際に残っていた仏像の写真を接写していた大阪大大学院生三田覚之さん(28)が、今年8月に京都市内のオークション会社のカタログに仏像が掲載されているのを見つけ、寺に連絡。寺が出品者から買い戻した。寺などによると、出品者は「東京のオークションで購入した」としていた。

 カタログでは、仏像は最低落札価格35万円で出品されていた。向原寺の仏像との解説はなかったが、頭部は偶然発見され、ほかの部分は後に作られたとの説明があった。


2010/09/24 18:10 【共同通信】



奈良三彩の記事も面白いですね。

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