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ここのところ、パッとご覧いただいただけではテーマが分かりにくいタイトルが続いておりますが、ご容赦ください。
今回は、駐在員の先週末の活動報告と、それを通じての感想などを書き綴ってみたいと思います。
結論から先に申しますと「またも『やっぱり、この趣味、やめられん!』と感じて、なんか嬉しくなってしまった」というお話です。
先日、ひょんなことから私のところに、約40年前の鉄道雑誌が何冊かやってきました。知る人ぞ知る「キネマ旬報社(キネ旬)」の「蒸気機関車」という季刊誌(のちに隔月刊誌)なのですが、日頃目にする・乗車する鉄道、そして興味の中心が「私鉄電車」だった私にとっては、この雑誌を手にして実際にページを開くのは、実は今回が初めての経験でした。
そして、その感想、、、定期刊行の雑誌というよりは「写真集」に近い読み応えのある本で、少なからず感動しました。各号には、特集テーマの設定があり、記事のほとんどがそれに沿った「思い入れたっぷりの写真+文章」という構成の個人投稿で、それぞれが、さまざまなトーンで当時の空気感・寄稿者の熱い思いを伝える形で迫ってくるのです。
その中には、日々お付き合いをいただいている業界大先輩がたの学生時代の力作も多数ありましたが、なるほど、いつもお酒が入れば入るほど熱を帯びる当時の撮影行の思い出話の原点はこの時代にあるのだな、と実感させられるものでした。
ある号の巻頭グラフには、こんな文章が添えられていました。とある大先輩が、SL(蒸気機関車)末期の撮影行をまとめられた記事の締めくくり部分です。きっとこれもこのかたにとって、今日の活動の原動力たる「あの日、あの瞬間」の一つになっているのでしょう、当時の暑い空気・熱い想いが伝わってきます。
<引用(一部、趣旨を損なわない形で省略・加筆しています)>
まさに猛暑である。帽子も被らずに撮影ポイントを探していると何となく頭の中を空白感が襲い、そんな時の胃にしみわたるタバコが何とうまかったことか。吸い込まれそうな緑を見て喜んでいる自分を見ると、自分もこの自然界の一部を成す生物であるという意識すら甦るようで、奇妙でもあった。肉体的疲労とC57のほんの一秒にも満たない美の瞬間がもたらす一種の精神的安堵感が、私の場合は夏が最高であった。
いくらのんびり撮ろうと思っても、一日が終わってみると、足腰はよれよれになっていた。C57に関してはもはや思い残すことはない。ただ、これから先、こうして走り去ったC57が、私にとって唯一の美しい物にならぬことを願うのみである。C57の代替物が何であれ、それは一向に構わないし、強いてそれを線路際に限定する理由は何もない。
それから40年・・・このかたにとっての‘C57の代替物’ですが、やはり線路際にあった(にしか無かった)ようで、いまだに日々「おぉ、東急8500だ!」「この週末は、ホリデー快速だヨ♪」「京阪はやっぱりこの色だよね〜、来た甲斐があったナ!」といった感じで走り回っておられます。。。ま、それらが当時のC57に勝るかどうかはともかくとして。。。
▼このかたを含めた大先輩のかた数名が、13000系投入を目前に控えた3月、京阪沿線にお越しくださいました。当日は、宇治線は4運用全てが既存塗装の2600系、そして本線でも入場前の2601編成が活躍中だったということで、最高のおもてなしが出来たかな、、、と言うと京阪ファンの自己満足が過ぎますかね。。。
継続は力なり〜「やっぱり、この趣味、やめられません!」
そして先週末には、上述の「京阪沿線ツアー」にお越しいただいたかたがたとともに、1泊2日の「オヤヂ温泉旅行」に出掛ける機会をいただきました。メンバーの平均年齢は、60歳前後といったところでしょうか。
メインイベントはもちろん、普段乗れない列車に乗ること、そしてそれを中心とした普段乗らない路線のあれこれを撮影することなのですが、それに勝るとも劣らぬ刺激を受けるのが「前夜の飲み会」や「飲みながらの撮影」、そしてそこで交わされるさまざまな会話です。
もう、その内容は書き出すとキリがないほどなのですが、例えば半世紀近く前の「雷鳥」試運転の話、小海線C56末期の撮影&雑誌特集への展開に際しての苦労話、伝説の名著取材の裏話といったまさに貴重なお話から、最近の飲み過ぎの反省や女性乗務員さんにまつわるイイ話に至るまで、ただひたすら趣味活動のモチベーションUP以外の何者でもない話題が、尽きることなく延べ十数時間、、、といった感じです。
▼仕上げはこの車輛の中で、地元の日本酒をいただきながら…。
ま、それでは一般論として、このような機会が滅多にないことなのか、というと決してそうではないと思います。我々京阪ファンに範囲を限定しましても、日々の線路際・ホーム待合室でのちょっとした会話、あるいは百貨店や車庫・競馬場・日比谷などで行列している間の長〜い時間など、その気さえあればいくらでも同好のみなさんとお話しさせていただける機会はたくさんあります。私どももそんな機会を楽しみにしている人間ばかりが集まっておりますので、そんな機会がありましたら是非よろしくお付き合いいただければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
なお、今回のタイトル「あの日、あの瞬間こそが原動力。」は、最近快調に号を重ねておられる「わが国鉄時代」(ネコ・パブリッシング)という本のVol.7の副題(?)をそのまま借用いたしました。
みなさんの「あの日、あの瞬間」はいつ、どんな場所での、どんな光景との出逢いでしょうか?
そして今後、いつ、どんな瞬間が刻まれていくのでしょうか?
そろそろ暑い季節ですが、今年もまたそれをものともせず、線路際に立つ機会が増えそうです。
『やっぱり、この趣味、やめられません!』
今回の担当者 駐在員
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