『なのはな』
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前々から読みたかったもの。
3・11以後どんな文学が出てくるのか興味あるところ
早くも1年後に出版された。
まず地味な装丁に驚いた。
本の帯で著者はこう言う。
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「あの日」から、私は胸のザワザワが止まらなくなった
今はきれいで美しいものは描けないと思った
ずっとザワザワしていた気持ちが、これを描き終わった時、
ちょっと静かになりました。
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う〜〜ん。わかるなあ。書き手の端くれとして、私もずっとざわざわしている。
まして浜岡原発から2.5キロのところに実家がある身としてはなおさらだ。
ちょうど1年前、らせん劇場でアングラ劇を見た時、ふいに「昔は歌を歌っていた」という題名が
降りてきてから、ずっとこの題で原発のことを何か童話にしたいと考えてきた。
ざわざわざわざわ。・・を1年くりかえし・・・
ようやくストーリーがまとまりました。
今書いています。6月の同人誌例会に間に合わせるのが目標。
・・とここで書いて、自分を追い込むことにしよう。
さて、話はもどり、『なのはな』ですが、やはり萩尾望都さんはただものではない。
原発を擬人化し放射性物質と人間との関係をSFにしてしまった。
素朴な東北の人の思いと、スーパー・ナチュラルともいえる科学の行きついた先を
リンクさせ、みごとに原発の怖さをまんが化している。
そうか、漫画ではこうできるんだね。じゃあ、童話では?
わたしのザワザワは今しばらくつづく・・・・・ |
