スキーのちテニス、時々ラン。

スキー部助監督引退(笑)後、テニスやってます。むしろ現役時代よりも熱心に(ry

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テニスの話。全豪すごかったのその2。

昨日は第三セットまで書いたな。

おさらいすると、第二、第三セットのおおまかな流れは、

ジョコのサーブ→ラファがバモスピンで返球→ジョコがベースラインでスピンの跳ね際をライジングで返す→そのボールがラファコートの深いところに行く→ラファがそれをバモスピンで返す→やや浅くなったボールをジョコがベースラインより気持ち前に出てフラット気味の速い球でラファコートに返す→深くて速い球がラファコートに返る→ラファ、持ち前のフィジカルで追いついてベースラインの後ろでバモスピンで返す→球が浅くなり、更にラファの体勢が崩れているのでラファの手の届かないオープンコートにダウンザラインでウイナー

ラファの速いサーブ→ジョコがボレー気味のシンプルなモーションで返球→それが絶妙の深い球になってラファコートに返る→ラファ、サービスの体勢から準備しきれずに失点

ということがまるでリプレイのように何度も繰り返されてジョコが連続してセットポイントをとったわけだ。

いやあ、身につまされるねえ、あのナダルのあのショットとあのフィジカルをもってしてもジョコのあのバランスのよさとシンプルな、本当にシンプルな体幹部の使い方、究極の無駄のない動きの前にはクタビレモウケでしかない、
と見えちゃうような展開でした。
そういや、その前の前、フェレールと戦ったときも、最後のほうはフェレールが右に左に走り回ってるのに、ジョコはコートセンターから右に左にエッグボールを打ちわけてて、いや、世界5位でさえジョコには適わないのかよ、
と思ったよな、今またそれが程度の差さえあれ、大体同じ流れになってた。

ま、今、大体同じ流れって言ったけど、ナダルだって負けてはいないよね。
見てる人はわかったけど、ナダルも随所にすごいショットを放ってた。
ジョコが肩甲骨の開きでコースを精緻に打ち分けるのであれば、ラファはもう体全体でボールを引っ掛けて
ベースライン後方からでもとてつもないダウンザラインでエースを決めたりしてて、おお、やっぱさすがラファだ、
と感動したりもしたわけで、そういう意味では三セット終わった時点でもまだまだいけるぜ、と個人的には
思ってたわけ。

つことで、第四セット。
ラファが動いたね。ベースライン後方でタマを落として打つバモスピンをやめて、
なんとラファなのにベースラインちょっと後ろでジョコとストローク戦を展開しはじめた。
第三セットまではラファとジョコ、明らかにジョコのほうがボールを高い打点で捕らえてた。
更に、ボールを打つ地点もベースラインから下がらずに打ってたからその分ナダルの時間が奪われてた。

でも、なんとなんと、ラファが、もう何度でも言うけど、ラファがいつもの自分のポジションより一歩前、
たぶんほんの1メートルくらいだろうけど、前に出た。
そうなると、当然、ボールを打つ高さも変わるよな、つまり、意図的にボールをやや低めで捕らえてそっから
昇龍拳でバモスピンしてたいつもの打ち方を変えてさ、まさにジョコと同じ高さで、そしてジョコと同じく
ベースラインでボールを捕らえて、更に更に、リバース気味の縦スイングじゃなくて、
もうタマをひっぱたく、まさに横振り、スピン重視でない、我々レベルで言えばフラットドライブ系、
まあ神様レベルならエッグボール(まっすぐ飛んでいって最後相手コートの深いところで
卵のような軌道でぎゅーんと落ちる球、まあテニスのショットで最高と呼ばれる弾道のひとつだ)
を量産してジョコと戦い始めた。

すると当たり前だけど、バモスピンのタイミングだと遅れるわけだから、ジョコも
そういつものタイミングでってわけにもいかないらしく、勝負がいきなり互角になった。
更に、ナダルのすごいところは、第三セットまでで時折見せていたジョコの十八番のダウンザラインを
もうすごい迫力で打ちまくって、更にそれがかなりの確率で決まり始めた。

いや、多分世の中のラファ好きにはたまらない瞬間だったと思います。
もちろんオレもすごく喜んだよ、というのはさ、前のブログでも書いたけど、
エロドラは確かにスピンがかかる。けれども、スピンをかけようとすると我々レベルではかかりすぎて
浅くなってチャンスボールになってしまう。
なんにもしなくてもスピンがかかるってことはイコールフラット系の打ち方をすれば
球が速くてなおかつスピンもラケット性能でかかってくれるんじゃねえかな?
で、その先にはもしナダルがバモスピンを捨ててフラット系のタマを打ったら
どれだけすごいことになるんだろう、と本当に常々思ってたのよ。

で、今まさにそれをラファがやってくれてる。
自分のスタイルを変えて、ジョコと戦うためにあえて前で戦ってる。
これがどれだけすごいことか。

はい、ここから受け売りターイム(笑)。もちろんソースはモーリ店長です。
え、モーリ店長知らない?駄目だな、お前(笑)。

で、本題に入ると
世界で戦う特にトップの人たちってやっぱ自分のスタイルにすごい自信をもってるわけ。
それはある種の美学であり、哲学である、ということ、らしい。
フェデラーがナダルに勝てないのも、フェデラーが自分の哲学を通してるから、
ということがあるらしい。
まあそういうことを考えないでも、今までの試合経験で、勝ちパターンってのが
必ずあってさ、それを変えるってのは正直ものすごいリスクを試合中に背負うってことだよなあ。

でもね、またここで更に受け売りなんだが(苦笑)、
楽天でナダルが来た時の練習を店長ずっと見てたんだって、どういう練習するんだろって、
そしたら、ナダル、練習ではバモスピンじゃないんだってさ、ちゃんと後ろから前、踏み込んで
ほうぶつせーん、とは言わなかったらしいけど、とにかくリバーススイングじゃなくてしっかると
後ろから前の厚いショットをずっと練習してたらしい。

まあ試合でバモスピンを使うのは、当たり前だけど相手がいて、その相手がバモスピンが嫌い
だから使うわけで、更に言えばバモスピンはネットの上を通って必ず相手コートの中に入るから
安全でかつ攻撃的、という理想的なショットではあるんだよな。

でも、ジョコには去年通用しなかった。そして、今もまた通用しないっぽい、ということで、
後ろから前、スピンよりパワーみたいなショットに変えてきた。
でも、それもやっぱり練習で何万回もやってるから変えられるんだよなあ。

つことで、本当に第四セットはすばらしかった。
ジョコがペースダウンしたわけじゃないから、相変わらずジョコのサーブは切れるし、
リターンは神だからもつれたけれども、最後はラファが気迫でセットをもぎ取った感じでした。
いや、本当にすごい技術とすごい体力と、そしてすごい知力のぶつかりあいだったよなあ〜、マジ感動したよ。

で、第五セットだけど、
ラファが第四セットと違っていつものポジションに戻った。
まあ理由は色々考えられるけど、なんだかんだ言ってもあのポジショニングはラファも多分すごく
ギリな世界なのかな〜、と、本来の自分のスタイルを変えてるってことはやはり脆さも同居するし、
店長の論を借りればやはり最後は自分の哲学で相手を負かしたい、というプライドもあったのかも
しれない。
単に疲れたのかもしれない(苦笑)。

まあ常識的に考えれば第四セットでラファはスクランブルをかけた。
マラソンで言えばスパートだよな。で、もし5セットをマラソンにたとえるなら、第四セットは
25〜35キロ付近なわけだな、そこでスパートをかけたら、最後までそのペースで走りきるのは
まあ普通だったらかなり困難だよな。まああのレベルの彼には当てはまらないかもしれないけど、
そうは言ってもラファだって人間、非常に高い難度のダウンザラインとかを連発してるわけで、
ちょっとフィジカルやメンタルが落ちればミスの悪循環が起きる可能性は高いよな。
そうなるとやっぱいつものプレイをする、という選択は当然かもしれないね。
ま、オレみたいなヘッポコが何を書いても戯言にしかならん、そのへんは本人しかわからんな。

で、第五セットはラファが先にブレークしながらも、ジョコがブレークバックして、
最後は皆さんもご存知のとおり、ジョコが見事に優勝した。
いや、本当に、あのシンプルでリラックスした「がんばらないショット」は素晴らしかったね。

ラファとジョコ、どっちもすごいフィジカルだと思うけど、燃費がいいのはやっぱジョコのテニスだ。
でもそんなの関係ねぇ、とにかく燃費が悪くても体力がそれ以上にあればいいんじゃね?っていう
ナダルのテニス、オレは大好きだよ、あのガテン系テニスが。まあつけてる時計は5000万円で
とてもガテンな俺たちでは買えないけど(笑)。

で、まあとりあえず今日はここまでだな。かなり偏った見方だが、まあ許してくれ。
次はじゃあこの全豪で俺が何を学んで何を自分のテニスに生かすか、を考えてみるぜ。
と、その前に仕事してからだがな。いや、今忙しいのよ、マジで、
今度の日曜がみさとのハーフマラソンなのに、先々週のフルで4時間16分走って以来、
一回も走ってない事実に愕然とするくらいにって大丈夫か、オレ(苦笑)。

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