歌舞伎別荘の案内板
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毘沙門さんという地元祭りの最中、
かつての特定郵便局だった地元名家一族から、
「来て」
と留守番電話があった。
行ってみると、
「自分のルーツを調べている際、
明治7年生まれの祖母が、歌舞伎が好きで、
その影響で、自分も幼少のころ、
歌舞伎を東京に見に行った。
祖母と鈴川の歌舞伎村別荘の関係は
どう思うか。」
と言われた。
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その方自身も、昭和初期生まれだと思うので、
この地域で、当時、
東京へ歌舞伎を見に行くなんて、
本当に裕福な家だなとびっくりした。
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鈴川に歌舞伎村別荘があったのは、
明治30年ころ、
その方のおばあさんは、当時
20代前半から半ばころだと思われる。
その頃、
今の港の見える丘公園の西に別荘をつくった
市川団十郎は、
まさに、全盛時代。
たしかに、
鈴川に
東京の歌舞伎やその脚本のスターの別荘や、
その関係の料亭までが、あったとしたら、
地元のお金持ちの御嬢さんが、
どきどきしても、仕方がないのかもしれない。
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わずか2年余りで、
その別荘村は、海食で崩壊したとはいえ、
せめて、今
地元に、案内板のひとつがあってもいいのではないだろうか。
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