華麗に舞った剣士たち

剣道で活躍した少年〜青年〜中年を追いかけます

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

2012年5月16日

←2012年5月15日 | 2012年5月17日→

全1ページ

[1]

関東学生剣道選手権で驚いたこと

2012.5.13
日本武道館

準々決勝、準決勝、決勝と国士舘の猛者を相手に、
堂々とそして圧倒的な強さで頂点に立った小さな勇者に、
会場全体から惜しみない拍手が贈られた。


今回の第58回関東学生剣道選手権大会で驚いたこと。

驚いた1. 中大・宮本の強さ!
驚いた2. 国士舘の層の厚さ!
驚いた3. 竹ノ内が大学でも大暴れ!
驚いた4. 個人戦の難しさ(予想がズタズタ)
以上4点である。



宮本の優勝が決まって、

私剣キチは、
中大の北原修監督に初めてご挨拶させていただいた。

剣キチ「北原監督おめでとうございます!
    宮本選手は行けると思っていましたか?」

北原監督「本人も私も初めから『優勝』を狙っていきました」

北原のその言葉の意味を、
そしてその言葉が決して強がりでないことを、
この日、宮本の試合を目の当たりにした全ての人間が
理解したであろう。



あの小さい体から、どうすればあのようなスピードが生まれるのか。

私の見た感じではあるが、
宮本は腕(肩)の可動域が広く、また手首が柔らかく、
強靭なスナップ力によって、
竹刀に鞭のようなスピードを与えるのではないかと思う。

また、足腰が強い。
大きな相手であっても体勢が崩れない。
また、どんなシチュエーションからでも打突ができる。
返し技が面白いように決まる。

そして、なんと言っても、心の余裕である。
あれだけの緊張とプレッシャーが続く中、
終始笑顔で監督と話す姿を見た。

そこには悲痛さなど微塵もない。

決してプレッシャーを感じないわけではなく、
心に余裕を持つことによって自然体で試合ができたのではないかと思う。

全く凄いヤツが現れたものである。



一方、今回の関東大会では、
国士舘の層の厚さをまざまざと見せつけられた。
国士舘のエース、いや全国学生No.1と目される安藤翔と、
昨年全日本学生チャンピオンに輝いた藤岡弘径が途中で戦線離脱したにもかかわらず、
蓋を開けてみれば、「ベスト8のうち4人を国士舘大学が占めた」という事実
もはや凄いという感覚を通り越して、戦慄すら覚える。

仮に国士舘チームを次のように置くとしよう。
(勝手にオーダーを作るなど不謹慎であるが、素人の独り言と許して欲しい)

大将 安藤 翔 (4年/東海大四)
副将 藤岡弘径 (4年/福岡第一)
三将 中澤公貴 (4年/明徳義塾)
中堅 國友錬太郎 (4年/福岡舞鶴)
五将 土谷有輝 (3年/金沢)
次鋒 菅野隆介 (3年/小牛田農林)
先鋒 武田直大 (4年/小牛田農林)

これはもう
戦国武田軍の騎馬隊か。
ナポレオンの大陸軍か。
いやいやスペインの無敵艦隊か。

スポーツチームで言えば、
往年の巨人軍?
Jリーグ発足時のベルディ川崎(古い)?
いやいや、レアルマドリードと言ったところか。
(しつこいね)

とにかく、全員が全日本または関東選手権でベスト8に入った選手ということになる。
安藤…関東優勝、藤岡…全日本優勝、中澤…全日本3位、國友…関東ベスト8、
土谷…関東3位、菅野…関東準優勝、武田・・・関東ベスト8
こんなことがあってもよいのか。
これは国士舘史上でも屈指の布陣なのではなかろうか。

主要メンバーの安藤・藤岡・中澤は今回途中で戦線離脱したが、
その実力は今更説明不要だろう。

今回の関東選手権で、ついに出てきたぞ!という選手が菅野と土谷の2人である。
菅野は持ち前のスピードに巧さと勝負強さが加わった。
そして、私が最も注目したのが土谷である。
気力十分、中心を割っての飛び込み面は目が覚めるように豪快である。




さて、全日本学生選手権または関東選手権(個人戦)で
ベスト8に入ったのは、今年の現役選手で19名
その19名の内訳を大学別にランキングした。

1位 国士舘大 7名(上記7名)
2位 中央大  2名(宮本、岩根)
   筑波大  2名(佐伯、竹ノ内)
4位 早稲田大 1名(甲斐)
   慶應大  1名(胡谷)
   東海大  1名(時田)
   国際武道大 1名(山本)
   東京農大 1名(吉野)
   日体大  1名(菊地)
   法政大  1名(秀徳)
   明治大  1名(足達)

いかに国士舘が突出しているかがわかる。
しかも、国士舘には、この7名以外にもまだまだ強豪がゴロゴロ存在する。
村上泰彦(4年/新田高)、上村悠也(4年/桐蔭学園高)、三浦領大(4年/桜ヶ丘高)、
高倉聖矢(3年/水戸葵陵)、嶌村高志(3年/福大大濠)、高岡翔平(3年/市立沼田)などだ。
昨年のインハイチャンピオン高倉寛矢(1年/水戸葵陵)も
近いうちに必ず出てくる楽しみな存在。

国士舘で2チーム出場すれば決勝戦を戦うことだってありうる。
まさにそんな面々じゃないか。
限りなく反則に近いぞ。


はたして、

国士舘に対抗できるチームはあるのか。



ある。


その最右翼は、中央大学である。

中大の今年予想される布陣は、
田島純一(4年/桐蔭学園)、岩根佑馬(4年/九州学院)、斎藤将吾(4年/秋田南)、
各務絢揮(4年/中京)、宮本大幹(3年/明徳義塾)、渡部晃(3年/桜丘)、
宮本浩平(2年/明徳義塾)
その他にも、本川亮介(4年/福岡第一)、宮田賢吾(3年/福大大濠)、兵藤裕則(2年/桐蔭学園)などがいる。

国士舘に対抗できる可能性は十分ある。

私の突拍子もない采配ならば、
宮本(大)を中堅か三将あたりに置いて必ず1勝挙げる。
あとは全員引き分け。
(先鋒宮本で1勝であと引き分け、という説もあるが、
その後の6人の猛攻撃をかわすのが至難の業ではない)

いずれにしても、中大のこのメンバーの実力ならば、
国士舘と五分に戦うことは十分に可能である。



そして、国士舘に対抗しうる
もうひとつの存在。


それは
筑波である。

竹ノ内(1年)の活躍には、多くの観衆からどよめきが起こった。
私も竹ノ内の強さは、十分に理解しているつもりだったが、
1年生の竹ノ内が、多くの先輩達を、これほどまでに見事になぎ倒すとは、
私の想像の域を遥かに超えていた。

筑波の今年予想されるメンバーは、
佐伯太郎(4年/高千穂)、小森敏也(4年/島原)、足立柳次(4年/高千穂)、山下渉(3年/水戸葵陵)
木立快(3年/育英)、阿部剣征(3年/大分舞鶴)、佐藤弘隆(2年/安房)、
そして竹ノ内佑也(1年/福大大濠)、渡辺孝士郎(4年/島原)、大坂浩一郎(2年/水戸葵陵)らもいる。

昨年の全日本優勝メンバーがごっそり残る一方で、
昨年の高校剣道界のスーパースター、竹ノ内が参戦。

国士舘と言えども全く気を抜けない相手となることは間違いない。



そして、ダークホースとなるのが、

慶應義塾大だ。

慶應は・・・



おっと、
書き始めるときりがないので、
大学剣道については、また後日じっくりと記すことにする。


とにかく、今回の宮本の優勝は、
全国の少年剣士、高校剣士のお手本になるような素晴らしいものだったと思う。

また、今回悔しい思いをした選手も多勢いるだろうが、
その悔しさをバネに、
秋に向かってもっともっと頑張ってほしいと
心から願うばかりである。


イメージ 1
準決勝 宮本 vs 土屋

イメージ 2
準々決勝 竹ノ内 vs 土谷


2012年 関東学生選手権大会

優勝 宮本大幹(中大3年/明徳義塾高卒)
2位 菅野隆介(国士館大3年/小牛田農林高卒)
3位 土谷有輝(国士館大3年/金沢高卒)
3位 時田亮(東海大3年/埼玉栄高卒)
5位 武田直大(国士館大4年/小牛田農林高卒)
5位 國友錬太郎(国士館大4年/福岡舞鶴高卒)
5位 佐伯太郎(筑波大4年/高千穂高卒)
5位 竹ノ内佑也(筑波大1年/福大大濠高卒)

【文中敬称略】

開く コメント(16)

開く トラックバック(0)

全1ページ

[1]

Yahoo! Choctle

.

人気度

ヘルプ

Yahoo Image

 今日全体
訪問者16421741845
ブログリンク035
コメント02897
トラックバック03
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

ケータイで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

URLをケータイに送信
(Yahoo! JAPAN IDでのログインが必要です)

毎月60万ポイントをブロガーで山分け
楽しい話題がいっぱい(Y! Suica)

プライバシーポリシー -  利用規約 -  ガイドライン -  順守事項 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2014 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事