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亀の甲より歳の功

中央大学法学部の通信教育は長い伝統があるので、

通信教育というハンディを補うための色々な制度がある。

先に紹介した、地元でのスクーリングやメディア・コンテンツもそうだが、

県支部ごとに開かれる学習会もその一環である。

これには中央大学から、講師謝礼や会場費等の補助が出ているようだ。

会員の年会費は3千円だから、とてもそれだけでは賄いきれない。

但し、支部の運営はボランティアだから、その役員さんには感謝の限りである。


大体、月に2回ぐらい学習会がある。

5月6日には「法学」の学習会があり、

その時は中央大学本校の大学院の准教授が来られた。

昨日も、名古屋で「憲法」の学習会があった。

表現の自由と検閲・事前抑制がテーマで

これは憲法の課題の一つともなっている。

できるだけ、課題に沿った学習会になっている。


講師は地元の私大の准教授。

休憩時間、トイレの立ち話で先生も中央ご出身ですか、とお聞きしたら、

いや早稲田です、勤務先の大学で中央出身の先生がいらしてその方からと

いうことでオファーがあったようだ。

早稲田というと、バンカラのイメージだが、さすが大学の先生、

この方は学究肌だった。


色々質問があったが、岐阜県の有害図書規制条例と憲法21条の表現の自由の問題では

誰も答えなかったので、青少年保護条例の「淫行」を引き合いに出して

明確性で問題がある旨答えたら、適切なお答えと誉められた。

まあ、亀の甲より歳の功というところか(笑)


来週の土日は朝から終日「導入教育」というレポートの書き方の

スクーリング(授業)が名古屋であり、6月1、2、3の金土日の3日間も朝から終日、

名古屋で「刑法各論」のスクーリングがある。

なかなか忙しい。だが楽しい忙しさだ。

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メディア・コンテンツ

中央大学法学部の通信教育では、

課題に基づいてテキストその他の参考書籍を読んでレポートを書き、

レポートが合格すれば、試験を受け、合格すれば、単位となるのが基本の学習であるが、

それ以外に、スクーリングと言って、実際の授業を受け、

その後にレポートを書いて合格すれば、単位認定という方法もある。


6月1、2、3日の3日間、朝から終日、名古屋で

「刑法各論」のスクーリングを受ける予定。


それとは別に、過去の中大本校でのスクーリング録画を見て

勉強する方法もある。

メディア・コンテンツと言って、これは単位にはならないが、

いま、中大通教、刑法の看板教授・只木誠先生の「刑法総論」の

コンテンツを見ているが非常に面白い。

これは1科目5千円で、最初は高いナァと思ったが、

どうしてどうして、3日間の授業分だから24時間分ぐらいあろうか。

レジュメだけでも53頁ある。

昼間はマンション管理人か、非番の日は図書館でレポートを書いているので、

夜、テレビが面白くない時や、朝早く目が覚めたときに見ている。

同じものを何度でも見ることができるので確実に頭に入る。

ただ、まだ二度見る余裕はないが。



刑法学というのは、とても人間くさい学問だと思っている。

行政書士や司法書士など資格試験関係には、刑法がないのが

不満であった。(司法書士にはほんの申し訳程度あるが)

今、刑法や刑事訴訟法、刑事政策などの学問に真正面から取り組めるようになって本望である。


月曜日、マンション管理人が非番の日で、かつわが町の図書館が休館日だったので、

裁判所で刑事裁判を1時間ほど傍聴した。

被告人は、50代の男性。

派遣社員をしていたが、リーマンショックで首になり、

寮からも追い出されて、車上生活。

その上、所持金10万円も車上狙いにあって盗られて一文無し。


工場の自販機を、バールでこじ開けているところを

パトロール中の警察官に見つかって、現行犯逮捕。

ただ、この被告人、過去にも窃盗での逮捕、執行猶予が2回あり、

反省していないと、検察官からさかんに責めたてられていた。

弁護人は、職も住まいも、所持金も失った上での犯行に

寛大な処置をと情状酌量を求めていた。


メディア・コンテンツで勉強したホヤホヤで言うと、

犯罪の見方にも古典学派と近代学派という大きな二つの見方があるようだ。

ざっくり言うと、前者は犯罪の理由について、犯罪者個人に重きを置き、

後者は環境に重きを置くよう。

前述の自販機窃盗事件で言えば、検察官の見方は前者、弁護人の見方は後者になるのかな。

とにかく、勉強を重ねて、裁判傍聴も学問的に裏付けたいと思っている。

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「悪友」

私にとって唯一の「悪友」である。

なにせ私は真面目な男だから(笑)

でも「悪友」と思っているのはこちらだけで、向こうはそうでもないかもしれない。

それにこの「悪友」とは普段の付き合いは全く無くて、三十有余年ぶりに偶然会ったのである。


マンション管理人非番の日は大抵行っている図書館のエレベーターの中で。

おお、おお、久し振り、ということになって、お茶飲もうかと誘われたので快諾した。

私は持参の弁当が済んだあとだったが、彼はまだだったのでレストランで彼は昼食とコーヒー、

私はコーヒーだけでおよそ3時間ほど話し込んだ。

主に互いの近況報告。といっても殆どは彼の近況だったが。

とにかく話が面白い。


私は65歳までビジネス・サラリーマンとして過ごしたが、

それは35歳からの30年間である。

その前は紆余曲折があった。

その一つが、教員生活。

といっても、小学校の臨時教員を5年ほどやっていた。

彼とはその中の一つの小学校の同じ4学年担当で知り合った。

彼は正教員、私は臨時教員だったが、とにかくウマが合ったのか、

濃密な半年間の交流であった。


私の近況で中大通教をやっていると学生証を見せたら、

おお、僕の母校だと言う。

あれ、あんたは仏教大学ではなかったのかというと、

あれは小学校教員免許を取るための通信教育の学校だという。

そうか、勘違いしていた。私も玉川大学の通信教育で小学校の教員免許を取ったんだった。


その時初めて知ったのだが、彼は中央大学法学部の学生時代、

田中角栄系の代議士の書生をしていたという。

その代議士が選挙で落選してしまったので、故郷に帰って教員になったのだという。

もし代議士がそのまま落選しないで、彼も書生から秘書にでもなっていれば

いずれは鈴木宗男みたいな存在になっていたかもしれない。


彼は正教員だったけれども、教員の世界を嫌がっていた。

机の中には辞表がはいっているので、いつでも辞めてやるといっていた。

今は旧師範系の教育大学でなくても、出世できるし、女性も多く、女の校長も珍しくないが、

その頃は、男子教師が多く、それもわが地方は竜○会という師範→学芸大→教育大出身でしか

出世できない、つまり校長になれないような土壌があったのである。

彼はそういう閉鎖的な教員体質が合わなかっただろう。

でも子ども達には人気があったし、慕われていた。

特にソフトボールの指導は抜群で、土日は殆どその指導に費やしていたようだ。


彼は授業が終わって学校を引ける頃になると、いつも私を飲みに誘った。

私は明日の教材の準備も気になっていたが、彼といるのは楽しかったので断れなかった。

今思い出すと怖ろしいが、いつも飲酒運転だった。

このあたりが「悪友」の所以かな。


彼は、当時同僚の女性音楽教師と付き合っていたことを知って、

あまりにも不釣合いなのでびっくりした。

でもこの間、聞いたら、3年も付き合っていたという。

だが、長いだけで土日はソフトをやっていたので付き合いの中味は濃くないと言っていた。

この不釣合いの男女を私は外野ながら懸念していたが、結婚したが結局3年で別れたという。

女の子が一人産まれ、彼女は今20代後半、母と一緒に暮らしたが、

父親とも交流があるようだ。通訳としてアメリカと日本を往復しているそうだ。

別れた妻、つまり娘の母親は今も教師をしているという。


彼は結局、教師に我慢できなくなり、辞めて長いこと、

名古屋の法律事務所の調査員をしていたという。

その弁護士も中大卒だが、民事専門で年収は1億以上あったという。

調査の仕事では結構怖ろしい目にもあったようで、

暴力団組長の女が交通事故を起こした件で、組事務所で親分と掛け合ったこともあったようだ。


彼はそんな経験を活かして、今は探偵事務所の所長(つまり経営者)におさまっている。

パートの女性を15人ぐらい使っているという。

非常に彼らしい。

彼は大学時代に、司法書士、行政書士、社会保険労務士、中小企業診断士、宅建などの

資格もとって、今は探偵業だけでなく、多角経営でいろんな方面のクライアントを作っているという。

そんな資格、そんなに簡単に取れるのか、と訊いたら、

なにせ、40年前のこと、いまとは全然事情が違うといった。

それはわかるが、レストランで冒頭、名刺をくれといったら、

探偵業の認可証だけを見せてくれた。

だから探偵業だけは確かだが、他の資格は果たして所有しているのだろうか。

看板を掲げると、受任しないとその会から罰金を受けるからつまらないとも言っていた。

彼の言っていることは全部本当のような気もするし、全部嘘のような気もしてしまう。

だけど、多分前者だろう。とても能力のある人だから。


私の結婚式には彼を招待し、彼は出席してくれたうえ、

私たち夫婦がシンガポールに新婚旅行で、そのため東京へ新幹線で行く時、

私のクラスの子ども達数名と一緒に名古屋駅のホームで見送ってくれた。

そんな風に私の結婚式のことはまざまざと覚えているのに、

彼の結婚式は、確か私が司会までやった筈だが、何にも覚えていない。

夢まぼろしだったような気がするのだ。

あの濃密な半年間でさえも・・・


彼とは携帯電話番号を交換した。

しかし、きっと電話は掛かってこないだろう。

どこかで偶然会うまでは、もう再び会わないかもしれない。

そんな夢まぼろしのような「悪友」である。

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歴史に学ぶ

以前の記事で、中大通教生の名古屋での3月学習会「民事訴訟法」で、

その学習会の講師をしてくれた中大出身の弁護士で、

わが母校でも非常勤講師をしていた人の事について触れた。


学習会後の飲み会の中で、ヒトラーのナチス党が政権を獲得していく話が出た。

ヒトラーは得意の弁舌でユダヤ人攻撃を初めとして民族排外主義を煽り、

窮乏の底にあったドイツで、選挙で合法的に政権を獲得したことは事実である。

その中には自ら仕組んだ国会議事堂焼き討ち事件を、

ナチス反対の急先鋒だった共産党のせいにして、共産党を壊滅状態に追い込み、

その他の反対勢力も、たとえナチス内側にあっても、潰していく。

デマと暴力で、合法と非合法の両刀使いで、反対勢力は完全に潰された。


その講師の先生は、歴史にはIF(もし)はない。

国会議事堂焼き討ち事件も、あとになってわかったことだから、と仰る。

だから仕方がなかったと。

事実はその通りだが、私は何か釈然としないものを感じた。

が、相手は先生だから、その場は引き下がった。


その釈然としないものに気がついた。

それは「歴史に学ぶ」ということ。

歴史にIFはないが、過去の歴史から学ぶことはできる。

歴史から学んで、同じ過ちを繰り返してはならないということ。

失礼ながら、先生にはその視点が欠けていた。


5月2日の朝日新聞朝刊で、憲法学者の樋口陽一氏が、

「戦時世代が語る憲法といま」というテーマで長時間インタビューを受けている。

樋口氏については、中大通教の憲法の課題でもその著書を参考にさせてもらったので

懐かしさと親しみを感じた。

興味深いインタビューだったが、その中でも特に印象に残ったことを一つ二つ。


「国民主権についてもそうです。たとえば、ドイツ憲法は、第一条で、国民主権よりも前に”人間の尊厳”をうたっています。ドイツは過去に国民全体でヒトラーとナチスを受け入れてしまった。それが大量のユダヤ人虐殺を生み、第二次大戦につながった。だから今度こそ、人間の尊厳を冒すようなことは決めてはいけない、たとえ主権者たる国民の多数を占めても、決めてはいけないことがある。憲法でそう定めたわけです。ドイツは、抽象的な原理でそう言っているわけではありません。」

抽象的な原理で言っているのではない、つまりこれは歴史から学んでいるということである。

それは次にこう続くことからわかる。

「民主主義という制度は、選挙という民主的な手続きによって、独裁者を生んでしまうおそれがあります。民主的に生まれた権力であっても、国民が作る憲法によって制限する。それが憲法の役割です。政治家の側が、選挙で多数を得たのだから白紙委任で勝手なことをしていい、などということにはなりません。」

皆さんはこれをどう感じられたであろうか。

果たして遥かかなたのドイツだけの問題と考えられるであろうか。

極めて現実的な日本の問題でもある。

樋口氏の言外の言葉を察しなければならない。

私も日本の現状にとても危機感を抱いている。


この連休は風邪を引いてしまってあまり活動的ではなかった。

憲法記念日を前後とする憲法問題の特集をテレビや新聞で見るのが精一杯であった。

まだまだ問題提起したいことはあるが、今日はこれまで。

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「悪女について」

3人の男性を練炭自殺に見せかけて殺したとされる、

そして裁判員裁判でも百日という異例の長期の公判になった

あの事件の被告人を連想した。


もっともあの被告人は、デ○で、ブ○であるが、

それでも多くの男性が彼女の虜となった。

男を手玉に取る手練手管(てれんてくだ)は如何なるものか、

大いに興味がある。


まして、このドラマの主人公はとびきり美人のエリカちゃんである。

男がほっとくわけがない。

ドラマ外でも、エリカと船越英一郎との演技に、妻松居一代が嫉妬して

夫婦喧嘩になり、船越が家出したというおまけまでついている。


今夜は魔性の女の正体をじっくりと。

だが、試写室子もますますわからなくなったと言っているから

私も自信はないが(笑)


朝日新聞試写室

「悪女について」 今夜9:00から TBS系列

 「虚飾の女王」という代名詞がこれほど似合う主人公はいないだろう。5年ぶりのドラマ出演となる沢尻エリカが見事に演じる。
 貧しい少女時代を経て経済成長とともに富を築いた実業家の富小路公子(沢尻エリカ)が、ある日突然、謎の死を遂げる。「才女」「魔性の女」とその名をはせた公子の生き様をめぐって様々な憶測が飛び交うなか、沢山栄次(船越英一郎)ら3人の男性と同時に関係を持ち、それぞれに「あなたが父親」と妊娠を告げて周囲を翻弄していた過去が明らかになっていく。
 15歳から40歳までを七変化のように演じる沢尻には脱帽するが、知れば知るほど公子という人物がわからなくなっていく。結局、「虚飾の女王」に振り回されてしまったようだ。   (佐藤美鈴)


↓公式サイト
http://www.tbs.co.jp/akujonitsuite/

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