涙〜なみだ〜
|
本日のお葬儀は、私達スタッフも涙が出そうな想いでした。
本日の故人様は昭和32年のお生まれ、喪主様はお子様で昭和55年生まれの女性の方。
まだ早すぎる旅立ちです。
悲しい場面は、火葬場の炉の前で起りました。
喪主さんが「点火ボタン」*1 をなかなか押すことができません。
周囲の親族の方も呆然とし、姉妹二人は炉の扉の前でただ涙に暮れるだけです。
近いお身内の方でしょうか、お二人に近づき声を掛けられ、ボタンを押されました。
押した後もお二人は、炉の前を動こうとされません。
しばらくしてお身内の方に抱きかかえられ、控室に戻られました。
私達にとりましても、出棺前のお別れと、炉の前は思わず涙しそうになることがあります。
毅然としなければ、しっかりと振舞わなければいけないと思いながらも、涙が出そうになります。
お通夜から告別式と、内心はともかく喪主として立派に立ち振る舞ってこられたこと、出棺前に最期のお姿
をご覧になり、いざ炉の前で「ボタン」というところで感極まったのだと思います。
火葬が終わり、式場を後にされる頃には平静を取り戻されていました。
命の尊さ、大切さとは言葉に言い尽くせないものがあります。
生ある以上、死は避けて通ることはできませんが、全てのお葬儀で「自分の親を送る気持」を忘れずお手伝い
することが本当に大切だと、改めて感じた次第です。
*1 点火ボタン
火葬場で、喪主の方が押されるもので、このボタンを押すと火葬がスタートします。 私達もその場の後方で立ち会いますが、辛い局面も多いものです。 |





