てつどう

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イメージ 1

GR DIGITAL + GW-1/RICOH, manual mode , 3:2 Fine
contrast +0, sharpness -1, color +0 NR(-)
f:4.4mm (21mm), F:3.5, Tv:1/80sec, ISO:80, WB:cloudy / A:+2, M:+2
editored by GIMP 2.4:crop, re-size 16%, Jpeg1.00/153kb


親族の宴席で撮った写真をプリントしてもらおうと、写真屋さんに出向きました。
補正は一切かけないでください」と一言申し添えて注文しました

出来上がった写真を繰ると、全体的に、妙に明るいような気がしました。
特に、モノクロで撮った写真の、シャドー(暗い部分)が浮いてしまっているのです。
ただ、注文伝票には、確かに「補正なし」と手書きの注釈がついていましたし、
小生自身、きちんとキャリブレーションされた作業環境で画像データを扱っている訳ではいので
ディスプレーの誤差・および店頭プリンターの仕様なのだろうと、その場では納得して帰りました。


1週間後、同じお店で、同じ画像(数コマ)の追加プリントを注文しました。
その際、前回焼いて頂いたプリントを提示して、一応相談してみたのです。
「前回、補正なし とお願いしたのですが、どうもシャドーの締まりが良くないような気がするのです・・・」

するとお店の方は 「では、自動補正も切ってプリントしましょう」 とおっしゃいました。

にわかに気になったので、「補正自動補正 では、意味する内容が違うのでしょうか?」
と、小生は思い切って質問してみました。それに対し

"補正" は、オペレーターが 明るさや色を手動で調整することで
"自動補正" は、プリンターのコンピューターが判断して、適切な明るさ・色へ導くことです
・・・と、概ねこのような趣旨の回答を戴きました。

つまり、1回目の注文では、オペレーターの判断による補正は一切施されなかったものの
機械の判断による自動補正は加えられていたということになります。


焼き上がった2回目のプリントを、1回目のものと比較してみると、
案の定、明らかにトーン(明るさ)の差が認められました。
2回目のプリントには、意図した通りの「暗さ」が表現されていました

「補正を一切かけないで欲しい場合には、どのように注文すればよいのでしょうか?」
参考までに伺ってみたところ、「自動補正を切って・・・と、一言添えて下さい」・・・とのこと
なんだか、先方の業務通牒をそのまま押しつけられたかのようで、やや釈然としませんでした。


幸いこのお店では、1回目のプリント分についても、その場で快く焼き直しに応じて下さいました。


小生は、GRD2 のマニュアルモードで、シャッタースピードや絞り値はもちろん、
コントラストやホワイトバランスも、1枚1枚、試行錯誤しながら撮影しています。
画像も、いわゆる "適正露出" よりかなりアンダーなものが少なくありません。
ですから、プリントの際に、データに手を加えて欲しくないのです。
「補正は一切かけないでください」とお願いしたのも、そのためです。

もちろん、小生の判断する露出や色設定が「正解」とは、ちっとも考えていません。
実際、「キハさんのブログは、画像が暗くて困る」といったコメントを頂戴することもあります。
きっとオペレーターの方も「ヘタクソな写真だなぁ・・・」と思われたことでしょう。

ただ、どのような画像データを持ち込めば、どのような結果(プリント)として出力されるのか?
そのフィードバックを得る意味でも、失敗は「失敗」として、正確な結果を知りたいのです

「補正は一切かけないでください」という依頼の意図を、汲み取って頂きたかった・・・
というのは、単なる小生の我儘でしょうか? それとも、このような要望は、
いわゆる「プロラボ」でなければ応じて頂けないのでしょうか?
(あるいは、自前でプリント環境を用意しなければならないのでしょうか?)

もっとも小生のように、ネチネチとマニュアルモードを操り、
アンダーなモノクロームばかりに固執する珍客(?)はごく少数で、
「提出データとは多少異なってもいいから、ハズれのないプリントが欲しい」
という利用客が大勢なのかもしれません。自動補正は常識なのでしょう

ただ、デジタルカメラは、メーカーや機種によって、色再現や階調再現に「違い」があると耳にしています。
もしプリントの段階で一律に自動補正を施せば、その「違い」が希薄になってしまうのではないでしょうか?

また、小生はたまたま「露出アンダーのモノクローム」という、特異な嗜好を持っていたので
"自動補正" の介在に気付くことができましたが、デジタルカメラ愛好者の中には、
お店プリントでの違和感をおぼろげに抱きながらも、ハッキリ不満を申し出ることはできず、
結局「デジタル写真は、デジタルの世界で遊ぶもの」・・・とあきらめて(割り切って)しまう・・・
そういう方もいらっしゃるのではないでしょうか?

画像加工ソフトが手軽に扱えるようになり、またデジカメ本体にもそのような機能が搭載されつつある昨今、
ユーザーのイメージ通りのプリントを お店では焼いてもらえない・・・
いわば「データとプリントの乖離」という現象は(それが単なる小生の不勉強に因るものでないとすれば)
ユーザーとお店が膝を突き合わせて、検討してもよい問題のひとつではないかと、愚考するところです。


拙ブログをご覧頂いている方の中には
写真業界で、特に店頭でのプリント業務に携わっておられる方もいらっしゃるかもしれません。
そのような方には、不快感を抱かせてしまう内容になってしまったかもしれませんし、
小生の無知を告白するという意味では、自身の恥を晒すことに他なりません。
ただ、デジタル写真を趣味とされている方の参考になれば・・・と考え、記事にまとめた次第です。


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siyuki1975 さん> コメントを添えて下さりありがとうございます。
プリンターによって仕様が違うのかもしれませんが
小生の手元にあるプリントは、裏面に4つの「N」が記されていました

それぞれ、「トーン」「シアン」「マゼンダ」「イエロー」の手動補正がされていないことを意味し
もし別に「A」の文字が付記されていれば、機械判断による自動補正が施されていることを意味するのだそうです

お店によっても考え方が違うのかもしれませんが
店員さんによっても、対応が違っているかもしれません
「無補正で」と依頼した時、「えっ?」と問い返されたこともありました。

2009/4/29(水) 午後 6:52 kiha58_1523 返信する

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0:58さん> 丁重に御教示下さり、ありがとうございます。
「補正」の内容に関して、トーンと色調補正のことをお店では教わったのですが
他にも、プリント作業において不可欠な「サイズ補正」があったのですね

「自動補正一切なし」のプリント(KGサイズ)をルーペで仔細に観察してみたのですが
幸い、モコモコ現象 はみられませんでした。
提出したデータの画素数が、プリントサイズに対して十分大きかったおかげだろうか?
と、仮説を立てているところです

2009/4/29(水) 午後 6:52 kiha58_1523 返信する

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雪花さん> やはり「作品」を云々するなら、ラボにマル投げではいけないのかもしれませんね。
webに供覧するなら、デジカメの画像エンジンやソフトに頼らない「レタッチの技術/知識」
プリントとして供覧するなら、その分野の勉強をすること

仮に、人に依頼するにしても、どのような工程を経てプリントが出力されるのか?
一連の作業を「知っている」のと、完全な「ブラックボックス状態」なのとでは
違ってくるのかもしれません。

2009/4/29(水) 午後 6:54 kiha58_1523 返信する

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デハ801さん> 御紹介ありがとうございます。
やはり、ひとつの写真屋さんに足繁く通って(常連になって)、好みを覚えてもらうしかないのですね。どの分野でもそうなのかもしれませんが、「作品」をモノにするには、「時間」と「熱意」と「お金」がかかる・・・ということなのでしょうね

2009/4/29(水) 午後 6:55 kiha58_1523 返信する

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クマ&ノコさん> 四つ切サイズになると、とたんにプリント料金が跳ね上がるのですよね
面積の割に高いなぁ…と思っていたのですが、なるほど、「手間賃」という意味合いが含まれているのですね

「何もしないでください」という要望が、むしろ手間になるというのも皮肉な感じがしますが
1枚30〜40円のサービスに、あれこれ注文をつけられるのも、お店側としては困るでしょうね。
ただ、サイズが小さければ、そこに「意図」は込められていない・・・というのが写真業界の常識なら
小生のような半端モノは、デジタルの世界に引きこもるしかありません。

ちなみに、「サイズと作品」に関する業界としての見解を、
その店員さんは一切口にされませんでした。

2009/4/29(水) 午後 6:55 kiha58_1523 返信する

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ズブヌマさん>たとえデジタルであっても、「作品」を手掛けるつもりなら
自身でプリント環境をととのえるべきなのかもしれませんね。

2009/4/29(水) 午後 6:56 kiha58_1523 返信する

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ゼロさん>記号の読み方も、お店で教えて頂きました。
これまでに焼いてもらった写真を見直したら
自動補正を意味する「A」のある写真、ない写真
マチマチだったので、結構びっくりしました
いずれも「補正しないで下さい」と、注文したものです

そういえば「補正を切るのも手間なんです」と、以前言われたことがあります。

2009/4/29(水) 午後 6:56 kiha58_1523 返信する

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↑「自動補正を切るのも手間なんです」・・・
本当に手間なんです(笑)
一駒一駒キーを押して、自動補正を呼び出し「しない」にチェックを入れていく。エライ騒ぎです・・・
とはいえ、お客さまの御要望ならやりますが、恥ずかしながらその業務に関わっているモノでさえ、それがどういう意味なのか、どのように作業したらよいのかがわからない人もいるということも事実です。
ただお願いしたいのは、そのような注文をした時は時間をもらいたいということです。
最近の店はスピード仕上げを謳っていますが、自動補正をはずす作業をしていては短時間での処理など出来ません。また、その注文の作業をしている間は、他の方の注文の検定作業が出来ません。と言うことは一人の方の注文に応えるために、他の方の時間も犠牲にしているということです。もちろん、注文駒数が少なければ時間はかかりませんが・・・
コメントされている方が、この記事を読みそのように注文されるのはいいことだと思いますが、是非とも時間に対してスピードを求めないようにお願いします。そのようなスマートな注文の方法で店とのうまい付き合いが出来ると思います。

2009/4/29(水) 午後 10:50 ひでさん 返信する

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あと一つ、デジカメによっては「CRタグ」というものがあり、これが設定されていると全体的にくすんだ様な仕上がりになることと、補正が一切効きません。ということは補正をかけてもらいたくない時は「CRタグ」をカメラ側で有効にして、店の人には「CRタグをはずさないでプリントして!」と注文つけるといいと思います。逆に自動補正や逆光補正をかけてもらいたい時は「CRタグ」を無効にして撮影することですね。

長々とすみませんでした・・・

よろしければプリント作業の体験をしてみますか?(笑)

2009/4/29(水) 午後 10:51 ひでさん 返信する

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「全体にくすんだ様な仕上がりに・・・」もちろん適正露出で撮影されているものは問題ありません。露出不足や逆光での場合です

2009/4/29(水) 午後 10:54 ひでさん 返信する

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コメントだけでも勉強になるブログになってしまいましたねw
やはり熱意ある写真サイトは来る訪問者も熱意溢れているといったところですか この間 大量にL判で白黒写真をお店に出したので裏を見てみたら NNNN もありましたが NNNEだとかNNNIが多かった・・・AじゃなくEとかIってなんなんだろう・・・白黒写真でイエローを補正・・・?やっぱりお店によって違うのかな〜?

2009/4/30(木) 午後 8:28 舞雪 返信する

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11:54さん> ありがとうございます。皆様のコメントから教えて頂くことは多いのです。
勉強に励んで、写真屋さんと賢くお付き合いできるようになりたいです。

2009/4/30(木) 午後 9:28 kiha58_1523 返信する

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アニキ!>貴重な御教示、ありがとうございます。
小生としても、「無理をお願いしている」・・・という意識はございますので
仕上がり時間に関しては、いっこうに気になりません(その間、陳列されている新機種の品定めなど・・・)

注文コマ数に関しても、もとより厳選の上、データを持ち込んでおりますので
さすがに「数十枚〜数百枚単位で(自動)補正を切って下さい」ということは致しません
CRタグの活用についても、調べてみることにします。

プリント作業・・・やはり、一度は修行させていただくべきでしょうか?(笑

2009/4/30(木) 午後 9:28 kiha58_1523 返信する

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雪花さん>すみません、パラメータの意味を述べる順番を間違えました
【プリント・補正・記号】をキーワードにググッてみたのですが・・・

4つの文字は、先頭から、シアン・マゼンダ・イエロー・濃度(トーン?)の補正を表し

1、2、3・・・という数字は、「プラス補正」を
A、B、C、D・・・というアルファベットは、「マイナス補正」を意味するようです

"E" はトーンをマイナス5段階、"I" はトーンをマイナス9段階
オペレーターの判断で補正されたプリント・・・と読解するようです。

ただ、記号の表記については、機械によって種々のバリエーションがあるようでして、
馴染みのオペレーターさんに直接質問されるのが、やはり間違いないかと思われます。

2009/4/30(木) 午後 9:29 kiha58_1523 返信する

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トイカメラで写真を撮っている友人も、
現像の際の写真屋さんのとのやりとりでは、
ひとかどのこだわりを持っているようですので、
キハさんの姿勢はまったく間違っていないと思いますよ。

友人やキハさんの“こだわり”が私にはまぶしく思えます。
ネガフィルムとポジフィルムの違い等を
嬉々として語る様を見ていると、無性にうらやましく思えます。

2009/5/2(土) 午前 10:33 けんいち 返信する

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けんいちさん> 所詮は素人がくだを巻いているだけなのかもしれません。
本当にこだわるなら、自分でプリントする・・・位の心意気は必要かもしれません。

2009/5/3(日) 午前 1:04 kiha58_1523 返信する

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こんばんは♪
毎度毎度楽しく読ませてもらっています。
この記事 ・・・ とっても興味津津で読ませてもらっていました。

と言いますのも デジタルとフィルムを両方使っていると
真の写真の質(良し悪しではなく 色や輝度、コントラストや階調など)はどこにあるのだろうかと つくづく思ってしまいます。
発信する側は これだ! と思って発信しても 受け取る側が同じ環境で見ていなければ
こだわった部分が 伝わらないことも ・・・

FILMにしてもしかり。
現像、プリントという二段階の工程を経て
撮影時の 伝えたかったものが 再現できているか よぉ〜分からんです。
さらに 今頃はそこからデジタル化できますから
下手をするとどんなに良いFILMを使っても 何のこっちゃ状態。

真実の質 ・・・ どこにあるんでしょ?
一部のプロの方が 今でも最終作品形体は プリントで
あることに拘っていることに 納得だったり。
やっぱり写真は最後はプリントなのかなぁ〜と ・・・
それも 自分でやって なんぼなのかなぁ〜と ・・・

と 自問自答に陥っているこの頃でありまっす♪

2009/5/4(月) 午後 11:03 [ mon**colo*_8 ] 返信する

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プロの立場から、所詮、人がやる仕事です。手動はその人の感性がさゆうしてきます。自動も、そのプログラム上です。
で、そこまでの、クオリティを求められるなら。
プロ専用の現像所があります。ご紹介しましょうか。

2009/5/9(土) 午後 5:24 [ sho4700 ] 返信する

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mono さん > お返事が遅くなってしまい、申し訳ございません。
500文字制限のコメント欄では、小生の雑感を 十全に記述できそうにもありません
近いうちに、「記事」という形で、思うところをまとめてみようかと思います。
もうしばらく、小生に時間をください。

〈写真とは、美を所有したいという欲望の、低い表れ方のひとつである〉

19世紀イギリスの美術評論家、ジョン・ラスキンの言葉だそうです
「一眼レフか、それともコンデジか?」「フィルムかデジタルか?」「紙媒体か電子媒体か?」
・・・といった諸々の命題を考えている時に、或る本で偶然目にした言葉です。
写真家の藤田一咲さんが著した『ぼくとライカの旅』という書籍です。

追伸:本日5月10日付の記事で、それっぽいことに触れてみました。
ただ、やはり「語る」ことは叶わなかったようです。

2009/5/10(日) 午後 4:52 kiha58_1523 返信する

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sho先生 > コメントを添えてくださり、ありがとうございます。ブログ上での写真講座や、写真業界のお話など、これまでも興味深く拝読させていただいておりました。

Holga や powershot G10 による作品・・・拙作に於いて何かしらの参考になればと、拝見しております。ただ実際には、真似をしようとしても、真似をできるものではないようです・・・

折角の有り難いお心遣いなのですが・・・また、このような不遜な記事を認めておいて 申し上げるのも恥ずかしいのですが、どうも小生には、プロ専用のお店に 現像・プリントを依頼するだけの "覚悟" は備わっていないようです。近隣のミニラボの中で、お付き合いできるお店を探してみようかと思います。

2009/5/10(日) 午後 4:53 kiha58_1523 返信する

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