てつどう

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Nikon D90 + MB-D80の操作性

イメージ 1

本体側の操作性には、やはり及びません



GR DIGITAL2 + GT-1/ RICOH, manual mode 1:1 Fine
TE sepia: color -2, contrast +0, sharpness -1, NR(-)
f:8.4mm(40mm) , F:2.4, Tv:1/80sec, ISO:80
editored by GIMP 2.4:dodge & burn, re-size 20%, 162kb



【シャッターボタンの感触】

Nikon D90本体のレリーズボタン(シャッターボタン)は、
シャッターが作動する深さまで達すると、「カチッ」というクリック感がありますが
対してMB-D80のレリーズボタンではこのクリック感を受けず、「じんわりと」効く印象です。

感覚としては、D300やD700のレリーズボタンを、幾分軽くした感じでしょうか
上位機種の感触に近い・・・という意味では、ちょっとお得な気分ですし、
スローシャッターの際など、レリーズボタンの押し下げに伴うブレは抑えられそうです。

本体とバッテリーグリップの間で、そもそもこのような感覚の違いがありますので
シャッターが作動する深さ(ストローク)の差異を論じるのは、あまり意味がないかもしれません。

通常使用の範囲では、レリーズ感覚の差異によって支障をきたすことはないと思いますが、
例えば、高速で走行する列車の撮影や、野球でボールのインパクトの瞬間を捉える・・・など
寸刻違わぬレリーズタイミングを追求されるような方には、やや不満かもしれません。

もっとも、そのような精度を求めるなら、少なくとも 3ケタ機を持つべきでしょうか・・・



【フォーカスポイントの選択】

バッテリーグリップを握った状態でも、右手の親指を伸ばせば
十字ボタン(マルチセレクター)に届かないわけではありませんが
通常の状態に比べてスムーズさを欠くことは間違いありません。

ちなみに、AE/AFロックボタンを押しながらサブダイヤルを回せば
フォーカスポイントの循環選択も可能ですが、これで代替が務まるとは思えません。

結局、バッテリーグリップを握った状態では、フォーカスポイントを中央に固定し
シャッター半押しでAFロックをかけた後、構図/フレーミングを定める・・・
といった、オーソドックスな撮り方が多くなりそうです。

                                     .

【露出補正ボタンが無い】

バッテリーグリップの操作部には、「露出補正ボタン」がありません。
メインとサブの2つのダイヤルだけで、露出に関連するパラメーターを調節しなければなりません。

小生の場合、「マニュアルモード(M)」では特に支障はないのですが
「絞り優先モード(Av)」 では、ひとつ問題が発生します。
これまで、メインダイヤルに割り当てていた「ISO感度の調節」が、利かなくなってしまったのです。

その場の照度・被写体の輝度がめまぐるしく変わるような撮影シーンでは、絞り優先モードにセットし、
「絞り値」「露出補正値」 のほか、「ISO感度」も適宜調節して凌いでいました。

D90本体側の操作部では、これら3つの重要なパラメーターの調節を、
右手の指3本のみで、ファインダーから目を離すことなく実施できていたのですが、
バッテリーグリップには操作ボタンが少ないため、ISO感度の調節には左手を使わなければなりません。

たとえ[ISOボタン]をブラインドで操作できるほどに慣れたとしても、
操作の間は、レンズ鏡筒から左手が離れ、ホールドが崩れてしまうことに変わりはありません
ここで、ワンテンポの遅れが生じてしまう不利は否めません



【ダイヤルとインジケーターの方向が異なる】

バッテリーグリップのダイヤルが回転する方向と、
ファインダー内の露出インジケーターが移動する方向は、90度異なっています。
使い込んでゆけば、じきに慣れるタイプの違和感に過ぎないかもしれませんが
ひょっとすると、これが意外と手強いハードルかもしれません。




【おわりに】

以上、3日間に亘り、マルチパワーバッテリーパック MB-D80 を
Nikon D90 に装着して使用した印象を記してみました。

「タテ構図でのホールドが安定する」というメリットは確かにありますが
それに対して、むしろ失われてしまうものも少なくないように思われます。
MB-D10のように、装着によって連写性能が向上するわけでもありません。

「モデルの撮影会などで、1時間に数百カットの写真をタテ構図で撮る」
「長くて重いレンズを装着したカメラを、着実にホールドしたい/持ち歩きたい」
・・・といった明確な目的があれば、もちろん有意義なアクセサリーだとは思いますが

決して汎用性の高いアクセサリーではないと思いますし、
もし、バッテリーグリップ無しで済むのであれば、それに越したことはない
・・・というのが、現時点での結論です。

もっとも、だからといって、せっかく入手した MB-D80 を手放すつもりはありません
シーンや状況に応じて、有効に活用してゆければと思います。
(ただ、あまり頻繁に着脱を繰り返すのも、壊れてしまいそうで心配ではあるのですが)
.

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閉じる コメント(11)

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最近Nikonに浮気心が揺らいでいます。。。
元々KONICAMINOLTAから入ったので、ず〜っとαを愛用してきたんですが、、フイルムカメラはずっとNikonだし、レンズも共用できるし、、SONYさんはMacのOSのアップグレードに対応してくれないし、、、
Nikonのサンプル画像の色コッテリな感じは好きになれないけど、キハ58さんの時々出てくるカラーの画は自然な感じで「いいな〜」って思います。
記事と離れてしまってごめんなさい。。。
つるの戯言でした。。。

2010/5/5(水) 午後 10:04 つる 返信する

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MB-D80を3日間使用しただけで・・・・・
これだけのレビューを載せられるとは・・・・・
恐れ入ります。
いい写真を撮るという意味でも・・・・・
機材の内容、操作性を十分に熟知するということは、欠かすことのできない点の一つだと思います。
輝度差の激しい場所での露出選択の難しさは・・・・・
いささか悩まされることが多いですよね。
露出計を持ち歩いて・・・・・
その都度、露出を計ると言う訳には・・・・・
なかなかいきませんから・・・・・
その時に便利な機能が・・・・・独立したAE-Lボタンですよね。
それがあれば・・・・・幾分か露出のごまかしもできるかもしれませんね。
レリーズボタン内のAE-AF-Lだと・・・・・
露出選択をしてからピントを合わせると、その分だけピントの遅れが生じてしまうという原因にもなりかねませんし・・・・・
MB-D10には・・・・・AE-Lボタンがないのが・・・・・
唯一の不利な点かもです。

2010/5/5(水) 午後 11:47 shin 返信する

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どの機材も良し悪しといった感じで・・・・・機材選択には・・・・・難しいと思いますが・・・・・bestな選択ができるといいですね!!あっ、MB-D10の着脱は便利でいいですよ。

2010/5/5(水) 午後 11:47 shin 返信する

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つる さん >

お手持ちのレンズをそのまま活かせるのは大きいですよね
特に、経年型落ちの著しいデジタル一眼レフ機においては
むしろ、レンズ資産がモノを言うような気がします。

Nikon D90 しか使ったことがないので
他のメーカーの傾向は、実際よく分らないのですが
皆さまの作品をwebで拝見しておりますと
確かにNikon の画作りは、良く言えば鮮やか、悪く言えばコッテリ・・・でしょうか

もっとも、彩度やコントラストは、
ピクチャースタイルのコントロールで、ある程度カスタマイズが利くと思います。
小生も近頃は、淡い色合い・弱めのコントラスト・・・に設定する傾向があります。

むしろ、メーカーの個性が出てくるのは、レンズの描写特性でしょうか
その辺りは、つる さんの方がお詳しいと思います。

後継機種の発表も噂され、お買い得感の高まってきたD90も好いですが
銀塩カメラを経験なされている つる さんには
[フルサイズ機 & 50mmレンズ]が、お似合いかもしれません

そういえば、D700 も、そろそろ後継機が?

2010/5/6(木) 午前 0:39 kiha58_1523 返信する

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shin さん >

最初に悪い要素が出尽くしてしまえば、今後に期待が持てますから(苦笑

最近のデジタルカメラは、いわゆる「一眼レフ機」でさえ
電源を入れてシャッターを押せば、画を撮れる仕様になっているわけですが
露出やフォーカス、ホワイトバランスやピクチャースタイルの判断を、
カメラに任せれば任せるほど、
「いざ」という時の失敗が起こり易くなってしまったり、
厳しい条件下での精度が落ちてしまうような気がするのです。
それは、制御プログラムの限界なのかもしれませんが・・・

失敗を後悔しないためにも、極力、マニュアルで操作を行うように
その操作も、逐一考え込まず、感覚的に遂行できるように・・・とは思っています。

2010/5/6(木) 午前 0:40 kiha58_1523 返信する

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もちろん、例えばスナップ撮影では、判断の多くをカメラに任せて、
シャッターチャンスや構図に意識を注ぐのも、理に適っていると思います。

GR DIGITAL2 の場合は、機材の習熟に1年ほどを要しました。
D90の場合は、2年か、それ以上かかるかもしれません。
やはり、まだ半分くらいです。

鉄道の撮影は、突然トンネルの中に入ったり、太陽の下で車体がギラっと光ったり・・・
照度や輝度の変化が、とりわけ大きいジャンルのひとつではないかと思います。

2010/5/6(木) 午前 0:40 kiha58_1523 返信する

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kiha58さん
3日間でこれだけ上手くまとめられるとは、さすがですね! 僕もこれらの点は気になってます。
僕は、シャッターボタンの感触、フォーカスポイントの選択は慣れました。今では両方とも自在に扱えるようになりました
ダイヤルに充てる露出補正と感度は、そのときの状況で切り替えてます(簡単に切り替えれるように両方ともマイメニューに登録して、Fnで呼び出せるようにしてます)
どんどん使って、慣れていってください☆

2010/5/6(木) 午後 11:28 [ km_better_half ] 返信する

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km_better_half さん>

恐れ入ります。とりあえず、気付いた点を記してみた次第です。

バッテリーグリップ(バッテリーパック)MB-D80 の長所・メリットに関しては
既に多くの方がimpression を発信されていらっしゃいますので
逆に小生は、短所・デメリットの記述に力を注ぎました。

合理的とは言えない点も多々ありますが、個人的には、結構気に入っています。
お店で試しに装着させて頂いてから、一度も外していません(笑
数日試してみたのですが、タテ構図の精度は高まっているような気がします
(それだけ、これまでの構えが甘かったということでもありますが・・・)

2010/5/7(金) 午前 0:51 kiha58_1523 返信する

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フォーカスポイントの循環選択について、
D90のAFポイントは11点しかありませんので、何とか覚えたいところですが
結局、直観的な「親指を伸ばして操作する」方法に落ち着きそうです。

D90 による撮影では、ファインダーから目を離さずに(背面/上面の表示画面を覗くことなく)
如何に各種操作をこなせるか?・・・この点を、小生は重視しています。
バッテリーグリップ側に、せめて「露出補正ボタン」だけでも付いていれば、
本体側にかなり近い操作を行えたのですが、そこが残念です。

ちなみに、Fnボタンの機能について
鉄撮りとしては「フォーカスモード切替」あたりを割り当てたいのですが
設定状況を確認するためには、結局、ファインダーから目を離して
上面の表示パネルを覗かなければなりません。ですから、
効果を即座に確認できる「格子線のon/off」を、Fnボタンには割り当てています。

2010/5/7(金) 午前 0:52 kiha58_1523 返信する

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無機質なデジタル画面が“絵になる”不思議。

2010/5/7(金) 午前 0:55 けんいち 返信する

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もうちょっと、「手で触れられそうな立体感」を表現できれば良かったのですけれど・・・

2010/5/7(金) 午前 0:57 kiha58_1523 返信する

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