21世紀から見る 『資本論』 〜 マルクスとその時代 / 的場昭弘
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sigma DP2s Toycamera Standalone XP 村上春樹の 『ノルウェイの森』 ミドリが 「ねぇワタナベ君、英語の仮定法現在と仮定法過去の違いをきちんと説明できる?」 と、訊ねたのに対して ワタナベが 「できると思うよ。そういうのは、物事をより系統的に捉えるための訓練なんだ」 と、答えるくだりがある おそらくミドリがそうであるように 小生も、スミスとか、マルクスとか、ケインズとか・・・ そういうのは「無いもの」としてこれまでやってきたけれど 少しは勉強した方が良いのかな・・・と、今更ながら手に取ってみたのが NHKラジオ講座のテキスト 「21世紀から見る資本論 〜 マルクスとその時代」 もっとも、「資本論」が預言の書でもなければ 人間社会を救済するバイブルにも成り得ないことは この150年間の世界史が間接的に証明していると思う 数百万、あるいはそれ以上の先達が、この書物に向き合ってきたはずなのに 「資本論」というものは・・・更に敷衍するなら、「経済学」というものは 人間社会を必ずしも幸福にはしていないように見える これから資本論の全編を読破することは極めて困難だし、固よりその気もないけれど ワタナベ君が云う 「総体としてのマルキシズム」 その概要なり方法論に触れておくことは 表層的な経済論を振り回す輩を峻別する上で、幾らかは役に立つだろうし いま、誰の言葉に耳を傾けるべきか? それを判断するささやかな手掛かりになってくれたら・・・と Man braucht nicht Cäsar zu sein, um Cäsar zu verstehen.
シーザーを理解するために、シーザーである必要はない ―― マックス・ウェーバー . |
