日本救援隊は台湾人を感動させた
|
黄文雄著「日本人よ、自分の国に誇りを持ちなさい」の第1章は、「美しい日本から生まれた美しい心」である。そこにある、“台湾大地震で日本の救援隊が見せたもの”、という文章を、原文のまま紹介する。 「1999年9月21日、マグニチュード7.7の大地震が台湾を襲った。当時、台湾側が災害義捐金用の口座を開いたのと同じ銀行に、中国駐日領事館が紛らわしい口座を新設して、日本の寄付金を集めるという小細工をした。 台湾の大使館的存在である台北駐日経済文化代表処が、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)に、“台湾大地震救済義捐金”という口座を開設したところ、中国側もいつの間にか、第一勧銀の別支店に、“中国台湾大地震義捐金”の名目で、口座を開いていたのである。 震災が起きたのは、“わが国の一部である台湾省”で、これは“中国の国内問題”とアピールする一方、こんな緊急時にも台湾イジメをやめず、あまつさえ被災者のための義捐金にまで手を出して恥じるところがない。 このような事態が起きるのはなぜか、それは中国人が文化的に、“幸災楽禍”、つまり他人の不幸を喜ぶ民族だからである。その生まれつきの性格が、“いざ”というときに表れるのだ。 そういった意味で、いざいう時に頼れるのは、やはり日本人である。台湾中部大地震の時も、最初に駆けつけたのは、日本の救援隊だった。ハイテク機器を駆使して瓦礫の下から生存者を探し出し、昼夜を問わず救助活動をする一方、運悪く助からなかった遺体の前では、哀悼の意を示す。 その姿は、被災地に多くの美談を残した。日本救援隊が桃園空港を離れるとき、税関職員全員が総立ちになって敬礼し、空港でごった返していた出入国客全員が、拍手で見送った。その光景をロビーで見て、感涙にむせぶ人もいた。 無償で救いの手を差し伸べる国と、被災者のウワマエをはねて私服を肥やす国。非常事態には、その人の本性が表れるというが、こんな時は、やはりそれぞれの国民性が浮き彫りになる。」 ところで著者は、日本には神話の時代から和の社会の原理があり、これが、世界モデルとしての日本の原点であるという。日本の天上界である高天原に、万能の神はいない。あるのは、徹底的な分業システムである。 力の神、言霊の神、水の神、田の神、土の神などが、それぞれの役割を果たし、天照大神も様々な力をもちながら、機織りも行っていた。万能の神がいないと、どうしても相互依存にならざるを得ない。これが日本社会の原理であり、日本の自然の原理である。 この相互依存の原理の下では、如何なる異郷の神が入ってきても、新しい力や芸をもたらすものとして、土着の神に歓迎される。日本が、外来文化を穏やかに受容する土台はここにある。お釈迦様も、日本へ来たら、日本の神の一柱であるという。 これが、混迷の世界に向けて、日本が準備する世界モデルである。世界各地で、今も宗教戦争をやっている人たち、まだマルクス教にしがみついている人たちに、伝えたいものなのだ。神代の時代から、日本人はお互いを認め合っていた。こうした国に生まれた幸せを、再確認する本である。
|




こういう話を聞くと日本人に生まれた誇りを感じますし、困ったときに手を差し伸べることができるようにありたいとも思いますね。
2006/7/26(水) 午後 4:13 [ bietaro ]
こういう話は、特に伝わりませんね〜。宗教的な教育もしないから、自分たちの美点まで失っているのが現代人・・・
2006/7/26(水) 午後 4:21 [ ぬくぬく ]
いつも記事を拝見させていただいております。ジーンと来ました。日本の神様(日本人の宗教観)のキャパの広さには前からやるなーと思ってました。会社のスタッフに米国籍のイスラム教の人が居ますが、「日本は神さん800人いるんだよ」って言ったら信じられないって言ってました。イスラエルもそうですが、自分の信じるものの為には他人の信じるものは許さないってのは、寂しい感じがします。あんたらの神さんは、そんなに了見が狭いのかい!って言いたくなります。kimさんこれからもアジアに関する記事、楽しみにしてます。
2006/7/26(水) 午後 5:29
太郎とももさん、コメントありがとう。同感です。神代の昔から、日本人のセンスは、素晴らしいですね。
2006/7/26(水) 午後 8:59 [ kim**3hiro ]
nukunukupowerさん、コメントありがとう。宗教教育でもあり、歴史教育でもあり、また立派な政治教育でもありますね。黄文雄さんの切り口には、いつも関心しています。多方面にわたる比較研究から、出てくるもの見方なのでしょう。
2006/7/26(水) 午後 9:03 [ kim**3hiro ]
nordwindさん、コメントありがとう。ご指摘のように、他人の信ずる者を認めないというのは、狭量で寂しいですね。そこへいくと、日本人の寛大さ、いまさらながら素晴らしいと思います。いいものは、他国のものであれ、何でも認め吸収していく、そこに今日の進歩があったのでしょう。祖先と民族に感謝です。
2006/7/26(水) 午後 9:09 [ kim**3hiro ]