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復活と葉桜

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復活と葉桜

 日本人の心の花は桜である。神学校時代の恩師のひとりは「桜と十字架」という講演をされたことがある。桜の咲く期間が短く、散り際がまた美しい。「貴様と俺とは同期の桜」と歌う軍歌もある。侍の切腹で桜が出てくるようなことがある(浅野内匠頭の辞世〜風誘う 花よりもなお 我はまた 春の名残を いかにとかせん)。恩師は、日本人にとって、桜が犠牲死の隠喩であるとまず言いたかったのだろう。

 イエス・キリストの十字架の死は、犠牲の死の最たるものだ。彼の死がなければ、私たちは天地の主である真の神に帰ることはなく、罪と死のなかに滅んでいたのだ。それゆえにキリストの死は、どんな人の死よりも尊いとクリスチャンは考えている。

 だが、イエス・キリストは死んで終わったのではない。墓に葬られたが、三日目に死を打ち破って、よみがえられた。イエス・キリストの復活は、神の人の死が死で終わるものではなく、彼が真の救い主であることを証ししている。

 桜は花が咲いたあと、葉が出てくる珍しい植物だ。花が散るのが死ならば、緑の若葉は復活する新しいいのちか。葉桜を観ながらキリストのいのちを考える。

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