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民主党の懐刀の登壇/枝野行政刷新担当大臣は難物

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政局は、民主党小沢幹事長や鳩山首相の「政治とカネ」を中心として紛糾しています。
この問題では、民主主義において、或いはもっとポピュラーに「国民目線の政治」においても、「合法か違法か」という法の天秤上での判断が求められているわけではなく、倫理上「正しいか正しくないか」が問われていると考えます。従って、小沢幹事長や鳩山首相が問題発覚時から取り続けている態度に対し、国民の大部分が「正しくない」と不満を持っており、これが原因となって鳩山政権の支持率が異常な程急落しているのですね。

約半数の国民が、鳩山政権に対する不支持を表明している現状において、最早民主党やその支持者が何度も恣意的に使った「国民」という言葉さえ、今や民主党や政府から離れてしまったと言っても過言ではないのですが、政治における不作為に加え、トップの不祥事が「政権交代」或いは「内閣発足」から半年も経たない短期間で、「国民の期待を裏切った」との判断材料になったことは、いわば「自業自得」であるとも言えるのです。鳩山政権にとってはしかし、今後の政権運営や、立法活動の雲行きが怪しくなっている現状が好ましくないとはいえ、まだ始まったばかりでさえある通常国会のイニシアティブを取り続けざるを得ないわけで、加えて政治における成果を求められてもいるのですから、私としては最低限の仕事をこなす為にも頑張ってもらいたいと考えています。

さて、そんなどうしよもない鳩山政権が先頃、閣内人事を少し変更しました。菅直人副総理の財務大臣兼務に伴い、仙谷国家戦略相が兼任していた行政刷新担当大臣に、「事業仕分け」時の中心的メンバーであった民主党枝野議員を起用したのです。
この閣内人事についての大方の見方というのは、先述の「政治とカネ」を原因とした民主党の支持率低下を防ぐ為、政府の活動上ほぼ唯一成果が認められている「事業仕分け」チームのリーダー的存在であった「人気のある」枝野氏を起用したと評されています。或いは鳩山内閣が小沢幹事長と距離をとるための「非小沢派の」枝野氏起用との見方もされていますね。
確かに「事業仕分け」は、国民に対するポピュリズムな支持を喚起する上で、政権側に一定の効果をもたらしたと言えます。「事業仕分け」というのは本質的に色々な問題を包括してはいるのですが、国民に人気のあった「パフォーマンス」であると私も認めざるを得ません。従って「国民の支持率低下」の防壁として「事業仕分け」を代表する枝野氏を行刷相に任命したという分析も成立します。
また、長年「反小沢」を貫いてきた経歴から、小沢幹事長の不祥事と一連托生になりたくない鳩山内閣へ起用されたというのも、時期的に納得できる分析ではありますよね。

ただ、枝野議員の起用といういのはそれだけではないと考えます。
もともと1月にも枝野議員の行刷相補佐の起用に関しては話があったのです。しかし党内の賛同が得られなかった為、2月上旬にまで起用の決定がズレこんだのですね。従って、先の分析は結果的な話では有効かも知れませんが、「小沢氏秘書起訴」以前に、既に「行刷相」に関与する話はあったわけで、鳩山政権にとっては枝野議員の起用が予定行動であったとも言えるのです。(確かに今回の任命のタイミングも良かったですけどね。)
枝野行刷相の任命が何故2月にズレ込んだのかは明確にはわかりかねますが、枝野議員が小沢幹事長から距離を置いていたことと無関係ではないでしょう。

自民党の谷垣総裁が指摘する様に、内閣人事も含めた党内人事の全ても小沢幹事長「独裁」の基本方針が民主党にはあるわけで、枝野議員が当初の組閣或いは民主党の役員人事に入っていなかったのは、小沢幹事長が枝野議員を「気に入らなかった」からですね。この所謂「非小沢系」議員の冷遇に関しては報道もされていたのですが、民主党の政策から垣間見える本質が「リベラル」であるなら、「事業仕分けの功績」の有無に関わらず、枝野議員の表舞台への登場というのは遅かれ早かれ必然的でさえあったと私は考えています。

「リベラル政党」として民主党を捉えた時、その「懐刀」と言える方のトップが枝野行刷相であるからです。

「非自民非共産」という、得体の知れない者を寄せ集めた政党民主党は、先の衆院選の大勝のおかげで、玉石混淆でも、より「石」の無能が目立つポピュリズムメインの政党になりました。しかし、「玉」の議員ももちろんいるわけで、政治に対するひたむきさと能力を持ち合わせた「玉」の一人は間違いなく枝野行刷相だと私は考えています。これは彼の意見や政治活動を私が支持しているという意味ではなく、保守派にとって彼は難物であると言いたいのです。

同じポジションである前原国交相や長妻厚労相が現実的不整合を含む政治活動で決め手を欠いていた時期に、「事業仕分け」で現実的整合性をもたらした実務能力が認められもしたのでしょうけど、今後の展開としてこの人事は、野党自民党を牽制する意味でも、保守派にとっては非常に脅威になると考えます。
ただ、この人事によって、民主党内の「小沢離れ」が囁かれてはいますが、私はそれも無いと考えていて、参院選を控えた最中に、表層的「小沢離れ」を民主党が演じる(例えば小沢幹事長辞職等)ことはあったとしても、相変わらず「豪腕小沢頼み」であることもまた変わらない。それがある限り、「子供手当て」をバラまこうが、人事の中枢に有能な枝野氏を入れようが、失った支持率は戻ることはないとは考えています。
私は、或いは人気の下がった鳩山首相の後任が、小沢系ではない枝野氏ではないかと大穴予想までしていたのですが、どうやら現状それは無さそうですね。

現段階で枝野行刷相は、四月の事業仕分け第二弾や、国の出先職員3万5千人削減 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100214-00000051-mai-polなど、実行が困難であると考えられる方針を表明しています。といっても、事業仕分けは昔とった杵柄であり、国の出先職員3万5千人削減も麻生政権下での委員会勧告であるため「トンデモない」ことではないのですが、現実的なバランス(行政サービスの低下や雇用面での問題等)も彼が考慮しているのかどうか甚だ不安です。
政治実務では随分強引に見えることも断行しかねない所に枝野行刷相の本質がありそうですが、果たしてそれがリベラル派閣僚の共通項である現実的整合性において、どう判断されるかはもう少し詳細な発表を待たねばわかりません。

ただ、枝野行刷相は、実務能力だけでなく、政策や法律その上弁論にも強い為、民主党掲げる「政治主導」の旗手としても有益な人材であることは疑いなく、その為野党自民党はこれからの国会追及において苦労することになりそうですね。
しかし国会における議論は、民主党が(野次も含めて)大人げなかったことや、官僚の表舞台参加を認めないことで不慣れな平野官房長官が政策の法解釈を行うなど、今までサッパリでしたが、枝野議員が入閣したことで少しはマシになるのではないかと期待しています。

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厄介な事になっちゃいましたねー

ジョーカーの絵、
漫画ハンターハンターのヒソカに似ています。
ヒソカがピエロがモデルだからか。
ハンターハンター読んでいないと
分らんネタでした。

参議院勝利の後でどうせ民主党は小沢党なんだから、
枝野氏は韓信のような運命をたどったりして。

2010/2/15(月) 午前 6:31 [ マッドサイエンティスト ]

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>マッドさん

おはようございます^^
コメントありがとうございます。

私的に、ジョーカーは恣意的に利用させて頂きました。
厄介といえばそうですが、私は今後の政局が面白くなると思っています。(無能で厄介な方々とは違いますから)
枝野氏はリベラル期待の星みたいなところもあるので、彼がやってダメならイデオロギーとしてのリベラルが致命傷を受けることにも繋がりますしね。

韓信となるか項羽となるか、それもわかりませんが、最後は劉邦の一人勝ちにはなってもらいたくないものです。

2010/2/15(月) 午前 7:09 桜乃宮アリス

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おはようございます。

誰が大臣になるかは大切でしょうが、それ以上に恐れなければならないのは、民主が予定している法案です。これは大臣には関係ない所で決まります。そして、民主の玉石が等しく小澤に頼っているとすれば、新大臣もまた反小澤ではありえません。今は検審が頼みですが、それ以外にも彼の回りの議員たちの金の動きを洗っていけばすべてが彼につながる様な気がしてなりません。何としても彼と鳩山千葉という巨悪を眠らせてはいけません。

2010/2/15(月) 午前 8:42 [ mana ]

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>manaさん

こんばんは^^
コメントありがとうございます。

一応、政府提出の法案は閣内一致を原則としていますので、大臣がそこに関与している以上、閣内人事というものも大切です。
枝野行政刷新担当相は、manaさんの言う夫婦別姓推進、外国人地方参政権付与は条件付き推進なので、この辺りの弁論補強にも関わるでしょうね。

小沢は「真っ黒」のまま幹事長をやっていればいいかと。いなくなったら民主党は解体ですからね。

2010/2/15(月) 午後 10:09 桜乃宮アリス

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