山鹿市中村廃寺
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山鹿市に中村廃寺という古代の寺跡があります。
東大のS先生をそこに案内しました。
先生の方から鞠智城跡周辺の、関連する古代の遺跡を見たいということで、お話しがあり、ここにお連れしたわけです。
中村廃寺では、これまで簡単な調査が行われていますが、本格的なものはまだです。
塔の心礎石と若干の瓦片が発見されています。
故桑原憲彰先生が、1960年に調査の報告を出されています。
先生の調査成果によりますと・・・・・・・
心礎石の大きさは、169㎝×110㎝の楕円形の花崗岩の自然石が利用されていました。
その中央に、直径42㎝で深さ6㎝のほぞ穴が見られます。
この特徴から、この石が塔の心柱の礎石であることがわかります。
瓦は、この礎石の周辺から見つかっています。
これらの特徴から、平安時代の頃〜末のお寺であったようです。
また、山鹿郡の郡寺ではないかとも推定されています。
ただし、本格的な調査がなく、どんな建物があり、どんな並びをしていたのか、つまり伽藍配置はわかっていません。
現地は、熊野神社です。
榎2本の巨木があり、礎石はその1本の根元に、窮屈そうに座っています。
また、礎石は、疣(いぼ)観音・疣の神様として祀られています。
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