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こんばんは、皆様、三頌亭店長です。しろねこさんからのルールバトンの余韻というわけではありませんが、今日は扶桑社文庫の昭和ミステリ秘宝のシリーズから3作品を取り上げて見ましょう。個人的には「もうこんなものが復刻の対象になるのか!!」という驚きがあります。つまりそれだけ読まれなくなったということなのでしょう。市内の一番大きい本屋さんにこのシリーズが置いてありますが、ここ5,6年まったく売れていません。買っているのは私だけですね(爆)。
選びました3作品は戸川昌子「火の接吻」、都筑道夫「なめくじに聞いてみろ」、陳舜臣「三色の家」です。いずれ劣らぬ傑作だと思うのですが、こういうところに出るということはあんまり読者がいないのでしょう。戸川昌子「火の接吻」は本格推理ではありませんが、その意外性と綿密な伏線が読者を驚かせる傑作です。都筑道夫「なめくじに聞いてみろ」は何をかいわんやの前衛的作品、ナンセンス・ミステリーの有名作でした。陳舜臣は最近、歴史小説の方が有名ですが、初期には面白いミステリーがたくさんあります。この人も最近は話題にされることが少ないです。
因みに都筑道夫「なめくじに聞いてみろ」は岡本喜八監督により映画化されて「殺人狂時代」という題になっています。原作を大胆に脚色した傑作ですね。
出版社のコピーより
戸川昌子「火の接吻」
「洋画家宅から出火し、療養中だった画家が逃げ遅れて焼死した。出火の原因は三人の幼稚園児たちの火遊びによるものと思われた。それから二十六年、きまって五のつく日に現れる放火魔、後を追う刑事、パトロールを続ける消防員、三人は意外な形で再会をとげることになる。やがて殺人事件が起こるが、その裏には―。「Kiss of Fire」として翻訳され世界各国でベストセラーとなりながら、国内では入手困難となっていた幻の傑作、ついに文庫化。」
都筑道夫「なめくじに聞いてみろ」
「殺人方法考案の天才だった父が、通信教育で殺し屋を育成していたことを知った青年・桔梗信治は、彼らを消すことで父の「血に餓えた遺産」を清算すべく、東京へと赴いた。教え子たちが得意とする奇想天外な殺人方法はもちろん、名前も居場所も素顔すら判らない信治は、どうやって彼らと戦うのか―?アクションまたアクションの連続、惜しげもなくつぎ込まれたアイデアの奔流で息継ぐ間もなく読者を翻弄するナンセンス活劇の金字塔、ついに復活。」
陳舜臣「三色の家」
「昭和八年、東京での留学生活を終え帰国の準備をしていた陶展文の元に、神戸で海産物問屋を営む友人・喬世修から一通の手紙が届いた。彼の頼みで久しぶりに同順泰公司の三色に塗り分けられた建物を訪れた展文だが、やがてそこで殺人事件が発生する―。江戸川乱歩賞受賞作『枯草の根』で初登場した中国人探偵・陶展文の若き日の活躍を描く第二長篇『三色の家』に加え、神戸異人館で発生した毒殺事件の謎を追う第三長篇『弓の部屋』を収録!異国情緒と不可能興味にあふれる巨匠の初期傑作ミステリ」。
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「火の接吻」と「なめくじに聞いてみろ」は読もうと思って買ってあります^^。戸川さんはエロいのを一冊読んだっきりなんですよね^^。
2007/3/26(月) 午前 0:06
20年ほどむかし、戸川さんの「青い部屋」数回訪れたたことがあります、今も元気に営業しているみたいですね。「「虚無」を蹴落とした作者ですからね(笑)
2007/3/26(月) 午前 0:16
都筑道夫「なめくじに聞いてみろ」は読んでみたいミステリです。陳舜臣は知りませんでした。歴史ものばかりの作家と思ってましたので。バトンの余韻でまた儲けてしまったような(笑)メモさせていただきます^^;
2007/3/26(月) 午前 1:54
こんばんは、beckさん。戸川さんのエロいのはたくさん読んでます(爆)。「火の接吻」は本当にミステリーらしい傑作です。またいつかどうぞ。
2007/3/26(月) 午後 8:29
CAVEさんは「青い部屋」にいったことがあるのですか?。最近は息子の方が新聞の紙面をにぎわせたくらいしか記憶になくなってしまいました。「大いなる幻影」は「虚無〜」と争って勝った作品でしたね。
2007/3/26(月) 午後 8:32
しろねこさん、「なめくじに聞いてみろ」はお読みで無いならどうぞ。早すぎたミステリーです。いかにもしゃれているのが少し鼻につきますが、まずは名人芸といっていいです。陳舜臣は売れないのでブックオフなんかでいっぱいあります(笑)
2007/3/26(月) 午後 8:35
「なめくじ〜」がどんどん気になってきます^^;もねさんのせいだ〜!
2007/3/27(火) 午後 11:32
こんばんは、あんごさん。今が買い時です。どうぞお読みください(笑)。
2007/3/30(金) 午後 9:33