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こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は小泉喜美子作品の紹介です。さすがに最近ではあまり見る機会がなくなってしまいました。以前は新古店でもよく見かけたのですが、この頃ほとんど見なくなってしまいました。以前も言いましたが、どこか「小泉喜美子セレクション」とか文庫でやってくれないものかと思っております。
さて、トリック芸者ならぬ元祖ミステリ芸者が活躍するシリーズ、「女は帯も謎もとく」です。久しぶりに引っ張り出して来て再読したのですが、「うーん、さすがに今では喜んでよろこぶ人は限られるかな〜??」とか思っています。時代ミステリというのではないですが、いろいろ今だとディテールが分かりにくい部分が多くなってしまってるのではないかと思います。昭和のミステリを読みなれた方にはお薦めでしょうか?。なかなか小味のきいた短篇が5つ並んでおりますね。収録作品は下記の通り。ついでに文章のサンプルを写真でつけておきます。
女は帯も謎もとく:収録作品
第一話 さらば、愛しきゲイシャよ ユーモア・ミステリー
第二話 小さな白い三角の謎 小道具の効果
第三話 握りしめたオレンジの謎 ダイイング・メッセージ
第四話 藤棚のある料理店の謎 奇妙な味
第五話 流刑人の島の謎 リドル・ストーリー
個人的には第四話の「藤棚のある料理店の謎 奇妙な味」が好きです。さすがに風俗描写はもういまではこう描くことのできる方はおられないでしょう。
次は「殺人はちょっと面倒」です。以前紹介した「月下の蘭」同様に歌舞伎の演目を生かした洒脱な短篇が4つ収録されています。三頌亭は表題作が一番好きですね。以上2冊どこかでみかけましたらまたどうぞ。
殺人はちょっと面倒:出版社紹介
「あらすじ)ミス・ニッポンに選ばれた女性が、過去に知っている女性だと気付いたジャーナリスト崩れの男は彼女に秘密の会見を申し込む『ラヴホテル<朧>にて』。芸者見習いの小蔦は、デパート勤めの堅気の男に惚れていた。しかし男は次期社長の娘にアプローチ、段々と小蔦のことが邪魔になる『殺人はちょっと面倒』。山奥の山荘に住む盲目の主人は人との接触を極端に嫌がる人物だった。彼に仕える家政婦の独白『夜のジャスミン』。病院のベッドから逃げ出した女性。身動きの取れない彼女は非常階段に蹲りながら自分が入院するに至った経緯を反芻し始めた『空白の研究 A Study in Blank』 」
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