医長達の独り言

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いつもギリギリです

  毎度毎度のことで自分でも嫌になるのですが、ご依頼いただきました講演の準備が進みません。いつもできるだけ分かり易い・・かつ役に立つ内容を、と欲張るのがいけないのか、間際までかかってしまいます。
  講演の依頼内容が同じであっても、全く同じスライドでお話しすることに抵抗がありまして、毎回少しずつ見直していることも原因かもしれません。あとは、相手が誰か?ということも関係します。同じ内容を話すにしても、相手が医師なのか、学生なのか、患者さんなのか・・では、かなり違います。例えば、『自己抗体』の説明でもこんな感じに異なります。
 
医師向け: 一般的には外来抗原に対して対応すべき抗体産生のシステムが、自己を構成するタンパクに対して作用する(ここに異常があります)ために「自己」抗体が産生されます。

学生向け: 自己の体に外から侵入する抗原に対してではなく、自己の中にもともとあるタンパク・あるいはペプチドに対して抗体ができることがあり、これを自己抗体と呼ぶ。

患者さん向け: 普通はばい菌やウイルスなどの感染症を治すために、体の中で「抗体」というものが作られますが、間違って自分を攻撃してしまう「自己抗体」というものが作られてしまうことがあります。
 
  医師向けパターンは、目上の先生にお話しすることもあります。単に自分が専門家であるという理由で演壇の上からお話ししますので、決して上から目線の話し方にはなりません。学生さんには、一応先生として講義しますので、ある意味「上から」の話し方になるかもしれませんね。で、患者さん相手が一番難しい。僕の患者さんでも、基本的に僕より賢い(学歴的にも)患者さんもいらっしゃいますし、逆に医学あるいは科学に関して全く知識のない患者さんも普通にいらっしゃいます。両方の患者さんにきちんとわかってもらう、かつ失礼な物言いにならないようにするのってのは、そこそこ難しい。実は一番簡単なのは学生さん。(^^) そりゃそうですよね。優等生と劣等生はあるかもしれませんが、一応受けている授業の範囲は同じですから。
 
  残念ながら、今回依頼を受けておりますのは、患者さん向け。気合いを入れて、続きを作ります・・・。
 
枚方・おざき

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私服で病棟に上がるのは若干抵抗があります。

イメージ 1
  77歳の親父がぼやいておりました。「だいたいおまえ(僕のことです)の歳ごろは、やたら友人や同僚の親御さんの葬式が多いやろ。俺の歳になると友人の葬式が多くなる」。おっしゃる通りであります。年に数回、友人・同僚の親御さんのお通夜やご葬儀に参列させていただきます。皆さん、ウチの親父ぐらいの年齢であります。
  病気には好発年齢というものがあります。一般の方でもわかると思うのですが、普通の心筋梗塞・・つまり動脈硬化が進んで起こる心筋梗塞・・が、20歳の青年に起こることはかなり稀です。好発年齢は高齢者になります。若い年齢層に患者さんが多い病気ももちろんありますが、癌・脳卒中・心筋梗塞といった日本人の死亡原因となる3大疾患は、やはり高齢者に偏ります。77歳の親父の世代が、僕らの世代よりも同級生の葬式に参列する回数が多いのは、仕方のないことであります。逆なら・・かなり怖い。

  ほとんど検査入院のようなものですが、親父が3日ほど入院しておりました(本人は元気そのものです)。普段とは逆でして、患者さんの側から病院を眺めると、いろいろと発見があります。病室のTVのリモコンが使えないと、親父に言われまして、確認すると、僕がやっても上手くいかない。看護師さんにやってもらいますと、どうやら受信する部分がこちらの思っている部分と全然違う場所にあったらしく、そこにリモコンを向けるとすぐに解決。こういう、医療と関係のない部分ってのは、毎日病室に行っていても気がつかないものですね。

枚方・おざき

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あまりコアな情報は預けません

  イトちゃんに強く勧められてDropboxを使い始めました。要するにCloudだと思うのですが、根っからのMacユーザーとしましても、愛用しております iCloudよりも個人的に使い易いような気がします。といいますか、使い易いです。外勤先、自宅、大学とあちこちで文書を使用します。セキュリティ的に問題のある書類はもちろんのこと、できるだけ情報をラップトップPCのうえに置かない主義ですので、常に外付けハードディスクで情報を持ち運びます。とはいうものの、最終的な情報の保存先は自宅のデスクトップPCでありますので、外付けHDは基本的に持ち運び用であります。iPodiPadととも連携できてしまうあたり、USBメモリではこうは行きません。

  先日、某商業誌からの依頼総説原稿があったのですが、すっかり締め切りを忘れておりまして、実質2日で仕上げなければなりませんでした。外勤先の空いている時間、大学、自宅・・・Dropboxが大活躍してくれまして、なんとか間に合わせることができました。

  それはさておき、他の人とも設定さえすればフォルダを共有できるとのことです。すごいものです。秘書さんに図書館で文献をコピーしてもらう際に、よくPDFにしてもらって送ってもらうのですが(iPadなんかで読むことも多いので)、こんな時にも活躍しそうです。

 

  えー・・・、落ちがなくておもしろくないので、止められていたのですが書いちゃいます。実は冒頭の『イトちゃんに強く勧められて』ですが・・・、Dropboxには「紹介制度」というのがありまして、お友達に紹介すると自分が使えるサーバーのメモリ数が割り増しになります。ということで、イトちゃんの“下心付き”推奨でありました。(^^;)


枚方・おざき

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大人の事情?

  電子カルテも開発メーカー毎に独自の方式で全然統一されていないのですが、実は放射線画像ソフトもバラバラです。最近はレントゲンもデジタル化がすすんでいます。コントラストを変えたり、拡大したり出来ますので非常に便利です。放射線を用いて撮影することに変わりはありませんが、画像がフィルムではなくデジタルでコンピュータに取り込まれるわけです。昔は技師さんが撮影した後現像し、できあがったフィルムを誰かが放射線科まで取りに行くという手間が必要でした。デジタル化されていると、データがサーバー取り込まれた時点で診察室のパソコンで見ることが出来ますので、下手すると患者さんが撮影室から帰ってくる前に、診察医がレントゲンを見ていたりします。
  ということでフィルムがありません。他の病院に患者さんを紹介するときには、このデジタルデータをCD化して紹介状と共に先方さんに送ります。画像ソフトが病院毎にバラバラですので、このデジタルデータを見るための閲覧ソフトもそのCDには入れてあります。当然閲覧ソフトもバラバラで、操作方法も微妙に違う。(T_T)
  フィルムであれば、袋から出してシャーカステンに架ければすぐに見ることが出来ますが、先方さんから戴いたレントゲンがCDですとパソコンに突っ込む前に、まず情報処理室でのウイルスチェック。その後、CDをパソコンで立ち上げて、画像閲覧ソフトを立ち上げる作業が必要で、非常に時間を取られます。こっちが送る時も、先方さんは同じ手間をかけているので、お互い様ですが・・・。是非、このあたりのソフトの統一を図って欲しいものです。
 
枚方・おざき

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心眼で読む

  枚方病院、香里病院は電子カルテです。最近は、クリニックでも電子カルテってことが珍しくありませんし、少し大きな病院ですと電子カルテの方が多かったりします。困るのが、ソフトが全く違うので操作方法が病院毎にことなることです。外勤先で電子カルテだったりしますと、大学と異なる操作方法で少し戸惑ったりします。で、ソフトが同じなら大丈夫かと言いますと、そうでも無い。大阪市立大学医学部附属病院に伺ったことがあるのですが、ここでも当院と同じ富士通さんのEG-MAINという電子カルテソフトです。もちろん基本操作は同じなのですが、機能や操作性が全然違います。あちらさんの方が断然良いように思えます(T_T) 隣の芝は青い?
  通信システムに詳しくない僕には、メカニズムは理解出来ないのですが、枚方病院と香里病院ではお互いのカルテが閲覧可能です。これは非常に助かります。香里病院には膠原病科がありませんので、よく枚方病院に患者さんをご紹介いただきます。香里病院で行った検査やレントゲン系の検査が事前にチェックできますので、患者さんを診察する時に無駄が省けるのです。
 
  さて、僕を含め電子カルテのおかげで非常に助かっている医師が結構おります。そう、字がへたくそな面々であります。紹介状のお返事、カルテの記載等々、手書きではご迷惑をお掛けすることが多々あります。ゆっくり書けば、美しくはなくとも読める字にはできるですが、どうしても書類が多くて気が急いてしまいます。この点は、ゆっくり打とうが速く打とうが均質な文字を印字してくれるワープロは非常にありがたい。
  時々、達筆すぎて読めない紹介状をいただきますと、僕が解読出来ない部分もだいたい看護師さんが解読してくれたりします。看護師さんというのは、なぜか“達筆”文字を判読する能力に長けた人が多い。どうやら、いろんな悪筆医師の文字でトレーニングされているようです。
 
枚方・おざき

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