全体表示

[ リスト ]

宮沢賢治はすごい。天才。最高。

いい詩を書く人はたくさんいはるけど、この人ほど独特で難解で、だけどすごく「想い」の込もった詩

を書く人はいないと想う。


この人の詩の「春と修羅」はすごく好きな詩で、暗唱できるまで読んだ。

今からとりあえずその詩を暗唱しながら書き連ねた上で、その後、俺なりにその詩の解釈を書こうと

想います。ではいくぞ!オーー!!



「春と修羅」宮沢賢治

心象のはいいろはがねから
あけびのつるはくもにからまり
のばらのやぶや腐蝕の湿地
いちめんのいちめんの「てんごく」模様

(正午の管楽よりもしげく
 琥珀のかけらがそそぐとき)

怒りのにがさ また青さ
四月の気層の光の底を
唾きし 歯ぎしりゆききする
俺は一人の修羅なのだ

(風景はなみだに揺すれ)

  砕ける雲の眼路を限り
 れいろうの天の海には
聖破離の風が行き交い
 「ツィプレッセン」 春の糸杉
   くろぐろと光素を吸い
     その暗い脚並みからは
      天山の雪の陵さえ光るのに
    
    (かげろうの波と白い偏光)

       まことのことばは失われ
     雲はちぎれて空をとぶ
   ああ かがやきの四月の底を
 歯ぎしり燃えて ゆききする
俺は一人の修羅なのだ

(玉髄の雲が流れて
 どこで啼くその春の鳥)

  日輪 青くかげろえば
    修羅は樹林に交響し
      陥りくらむ天の椀から
        黒い木の群落が延び
          全て二重の風景を
        喪神の森の梢から 
      ひらめいてとびたつからす

(気層いよいよ澄みわたり
 ひのきもしんとてんにたつころ)

草地の黄金をすぎてくるもの
ほどなく人のかたちのもの
けらをまとい俺を見る農夫
ほんとうに俺が見えるのか
まばゆい気圏の海の底に

(かなしみは青々ふかく)

「ツィプレッセン」静かに揺すれ
鳥はまた青空を斬る

(まことのことばはここになく
 修羅のなみだはつちにふる)

あたらしくそらに息つけば
ほの白く 肺はちぢまり

(このからだそらのみぢんにちらばれ)

いちょうのこずえまた光り
「ツィプレッセン」いよいよ黒く
雲の火花は降り注ぐ


「てんごく」・・・変換で出ませんでした。仏教用語で人々が憎しみ合う様子のことやったと思う。
「ツィプレッセン」・・・糸杉のロシア語か学名やった。



ああ疲れた。とりあえずざっと書きましたけど、若干違う部分もあるかも。
これ見て興味が沸いた人は宮沢賢治の詩集買って読んでみてくださいな^^。

さて、こっから俺なりの解釈を書きま〜す。あくまで俺なりなんで、違ってても知らないです><

では・・・いくぞ!オーーッ!!!!



 「春と修羅」宮沢賢治の感じているもの、見ている風景。


私の心は灰色だ。そこから鋼のように硬い蔓が空へ伸びていく。
アケビの蔓のようだ。雲にからまり、
それはまるで茨の藪のように見える。
一面がそんな景色だ。みなが私のような心模様なのだ。

(正午を告げる管楽の音色のように
 陽光が差してきた)

私の怒りは苦々しい。また青い(哀しみの色)
四月の地を
唾を吐き、歯ぎしりしながら歩いている
俺は一人の孤独な人間(内に怒りを秘めた)だ。

(風景が涙でぼやける・・・哀しくて目に涙が浮かんでいるからだ)

空を見れば砕けてちりぢりになった雲の間から
あんなにも清々しく 天上界に吹く風が吹いているというのに

糸杉だ 春の糸杉が周りに生えてきた

ため息を吐いた後 息を深く吸い込んだ(それはエーテル 全ての命の源)
とぼとぼした足取りで歩く。

その脚並みからは昔登った天山(高い山か?富士山のような)の雪景色が広がる
峰が思い出される。

(雪に跳ね返る光が 屈折する光が見える)

まことのことば(誠実な言葉?)は今の世は失われている
雲もそれを嘆いて ちぎれて飛ぶ
ああ こんなにも輝いている四月の中を
歯ぎしりし、燃えながら(怒りで)歩いている
俺は一人の孤独な(怒りと哀しみを抱えた)人間だ

(大きな雲の塊が流れ どこかで鳴く春を告げる鳥)

日が青く陰る(私の哀しみの色に)
私は周りの木々(糸杉)に心を交わらせる(通わせる)響かせる
すると突然 空が降ちてきた それは地表で椀の形となる
そこから黒い木々がどんどん生える
枯れてしまっている木々ばかり(枯れた枝で周りは覆われている)

全てが二重に見える(涙で目がいっぱいだからだ)
この森には神などいない その森の一本の木の梢から
一羽のからすが羽根をひらめかせ 飛び立った
(それはパンドラの箱には希望の光が最後にあったように、希望を思わせる鳥の象徴かと思う)

空気はどんどん澄み渡り、雄大なひのきが凛と立った(それはからすがとびたった木かもしれない)

周りは金色の草で覆われている(風景が一転したようだ)
なにか人影がやってくる
けらをまとっている農夫だ

俺の姿が本当に見えるのか?(俺のことが理解出来るのか?)
このまばゆすぎる光の中で

(哀しみはいまだ深い)

周りの糸杉は静かに揺すれる(元の風景に戻った?それは森の中か?)
あの鳥は青空を斬るように一直線に飛んでいった

(やはりまことのことば(真実の想い?)は此処には無いのか
 嘆きのあまり涙がこぼれる 雨のように土に降る)

嘆いてばかりもいられない。新しい想いで空を見上げ 深呼吸をする
冷たい空気が肺に入ってくる 肺がちぢこまるようだ

(この体、空へ飛び散ってしまえ!!・・・哀しみの想いを吹き飛ばすかのように心で叫ぶ)

秋に見たいちょうの紅葉が想い出される
辺りはもう真っ暗だ

雲も黒い 雲同士がぶつかって火花をあげている・・・。(人々の争いのように)





ああ疲れた。いっときますけど、この解釈が合ってる保障は一切ないのであしからず。

この詩を書いたとき、宮沢賢治さんはすごく孤独な想いをしていたんだと思います。

その孤独な心を、心象風景として描いたのではないかと思います。



ええと・・・。もう書くことないっていうかマジで疲れた><

ではでは^^。

               


 
 
 
    

この記事に

閉じる コメント(5)

顔アイコン

俺も洋楽の歌詞を訳してる時に自分の解釈をして訳すのが好きです。。だから結構歌詞カードの誰かの訳と違ってたりして興味深いです。。ところで原文の真ん中らへんをウネウネさせたのはなぜ?

2007/1/2(火) 午前 8:42 [ ジタ ] 返信する

顔アイコン

させたんじゃなくて原文が元からウネウネしてんねん。多分気持ちの波を表してるんじゃないかな???詩ではわりとそういうの多い。突然段落があがったりさがったりすることって。

2007/1/2(火) 午前 9:07 零次 返信する

これは読んだことないなぁ。。。解釈が難しい〜!佐藤春夫の田園の憂鬱を読んだときと同じくらい頭悩ませそうだわ〜でもここまで解釈するなんてすばらしい^^ポチっとな。

2007/1/2(火) 午後 7:59 [ kt3*3*28 ] 返信する

顔アイコン

佐藤春夫の田園の憂鬱・・・全然知らな〜い・・・。好きだから読み込んだって感じでして・・・。なんしか傑作ありがと!^^。

2007/1/3(水) 午後 0:42 零次 返信する

春と修羅の原文を読んで、わからなかったパーツが埋まってゆくような素晴らしい解釈だと思いました。とても参考になりました。
ありがとうございました。
わたしなりの解釈も深めて行きたいと思います。

2016/9/28(水) 午後 2:19 [ chorotann ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事