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枚方にあるパナソニック・アリーナにトライアンズ(JBL) vs. レインボー・ウォリアーズ(ハワイ大学)の親善試合を観戦して来た。
夏場というのはバスケットにおいてはチーム強化の時期なのだ。野球が春先にキャンプするように、バスケットは夏場にキャンプや強化合宿を行うのが常である。
4年に一度海外遠征が許可されているNCAAでは、ハワイ大学やジョージタウン大学がアジアでのプレシーズン親善試合行ったのだ。
ジョージタウン大学は中国人民解放軍との試合で乱闘事件に遭い、ヒドい目にあったようだが、ハワイ大学はそれほどヒドい目には遭わなかったものの、長旅の疲れの性か、いささか動きに精彩を欠いているようだった。
試合の方は今年に懸けるトライアンズの圧勝に終ったが、親善試合としては意義あるものだった。
学生の門戸を本国のみならず、アジアにも広く開こうとしているハワイ大学の意志は試合後に行われた懇親会でも十分に伝わるものだった。
今後、日本の学生も選択のひとつとしてハワイ大学に留学してNCAAに参加する形で腕を磨くことも大いに期待して行きたい。
個人的にはこの日、大阪エヴェッサの前ヘッドコーチである天日謙作さんと再会出来た事が嬉しかった。
今は芦屋大学という6部リーグに所属しているチームのヘッドコーチをされているが、そんな彼に学生達にまず何を教えているのか聞いてみた。
彼の答えは明快だった。
「一に勉強、二に家族、バスケットはその次でいいんですよ。」
JBLでも天皇杯でもbjリーグでも頂点を極めた彼ですら楽な生活は出来ない現状であるバスケット界であるからこそ、これだけはしっかり学生に叩き込んでいるそうだ。
彼は言うだけではない。実際に授業にも顔を出し、さぼっている学生が発覚すればその日の練習はカナリのペナルティーを与えるとのことだった。
「こんなん、NCAAだったら常識ですよ。ま、言うてもアシスタント・コーチの仕事ですけどね。僕は今一人体制でチームを預かってるから全部一人でやらなきゃならないんですよ。」
「ストロング・フィニッシュ」
彼のフィロソフィーを象徴するこの言葉も何度も使っておられた。
強さを追求して行くと、自分達以上に強い集団とマッチアップした時に自らを否定してしまうことになる。そんな事では何も始まらないと彼は熱く語っていた。
現状で出しうる最高のものをとにかく最後まで出し切る。
自分を信じて最後まで自分を出し切る姿勢こそが大事なのだと力説されていた。
「スロトング・フィニッシュ」
勝敗という露骨な結果がつきまとうアスリートならではの美しくも逞しい言葉だと思った。
一貫した信念に基づいた天日さんの言葉に、心が少しさわやかになって行くのを感じた。
Peace,
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