物語
第一の物語(47) “ハングドマン/救世主をも吊るした男(首の長い武術家)”のラストスピーチに“粗忽な駱駝(悪口の極み)”がギターで演奏をつける(♪)。
「カリスマブロガー、トンマでフラフラ♪ ガッカリ・ガンコ〜、バンチョ〜・ダメメン♪ カロリー・デビルが追い立てられるん♪ ダイッダ・パパパァ〜、バラッバラ♪ 影にぃヒナタに迷惑カケテン、天に向かうもすぐ落ちるン♪ 泣いたらボット〜ン、ウンウンうなる〜♪ 新米さんも、夢をみる〜♪」 “粗忽な駱駝(悪口の極み)”が「イェイっ!(♪)」と声をかぶせる。
“ハングドマン/救世主をも吊るした男(首の長い武術家)”のラストスピーチがつづく。
「さて、新しく生まれた次代の王子“ホムンクルス(精製された新造人間)”さん。 どうですか、この詩は? Zさんなら“哄笑”って言うんでしょうかね? あるいは「否! いな! 三べんもイナ!」って叱られますかね(ニヤリ)。できれば「いいな、いいなぁ。それイイネ!」って褒めてほしいところですけど・・・。(笑い声)」 “粗忽な駱駝(悪口の極み)”が「ウマイっ!(♪)」と声をかける。
“ハングドマン/救世主をも吊るした男(首の長い武術家)”のラストスピーチがつづく。
「さて、このパーティー会場、このどこかの洞窟で繰り広げられた楽しいパーティーもそろそろおひらきとなります。 この宴会に参加したナカで、もっとも強い生き方をできているのはダレでしょう? ツァラトゥストラならばどう言うか・・・? 酒神(酔神)ディオニュソス(バッカス)がごとき、楽しい生き方をミズカラ選んでいくモノはダレなのか? くだんの“貴族道徳”ってやつですね。整然たる美など既成の価値観に支配されず、ミズカラ楽しんで行動するモノはダレか? 被害者意識で強いモノをねたまず、貧しいモノこそ幸いなどとジブンをなぐさめ説得しないで生きているモノはダレなのか? 保守主義、伝統主義、自由主義に民主主義、社会主義、コミュタリアン、帝国主義化する資本主義・・・。そういうものから自由なのはダレか?
わかりますか? バカタリアンやベジタリアンならいるって? いやいやマジです。 ミンナがミンナ、ジブン勝手かというと、そうではないヒトたちもいるわけですよね。傷ついていたり、反省していたり、後悔しているヒトもいるかもしれない。しかし、どの世界でも時代でも変わらぬモノたちもいる。相変わらず空気を読まないモノもいる。すぐにヒトを羨むモノもいれば、タニンのために貢献しようってなことを考えているヒトだっている。」
“粗忽な駱駝(悪口の極み)”が「そうだっ!(♪)」と叫ぶ。
“ハングドマン/救世主をも吊るした男(首の長い武術家)”のラストスピーチがつづく。
「さっきから奇声を発しているあのオトコ、・・・“粗忽な駱駝(悪口の極み)”ですがカレなどツァラトゥストラなら気にいるんではないですかね!? なにしろ「ラクダ」ですし・・・。基本的に肯定的、さっきから「うんうん」、「いいぞ〜っ、いいっ」、「はいっ、はいっ! オレ、オレっ」、「いいぞっ、いよっ!」、「そうっ、そうだ〜っ! やる、やるっ!」、「そうだ、そのとおりっ!」、「そうだ、そうだっ!」、「うん、うんっ」、「イェイっ!」、「そうだっ!」・・・。見事に「はい!(イェ〜ス)」と言ってるわけで〜(笑う)。 単にお調子モノなんでしょうけどね(ニヤリ)。」 “粗忽な駱駝(悪口の極み)”が「アタタタタ〜っ!(♪)」と笑う。
“ハングドマン/救世主をも吊るした男(首の長い武術家)”のラストスピーチがつづく。
「(うなずいて)前向きに笑っているという点ではスグレテいるとはいえるでしょうね。さぁ、老師たちに“曙光”とまでいわれた“ホムンクルス(精製された新造人間)”さん。あなたの時代は動きだしました。この洞窟で時代が廻りだしたのです。しかし、残念ながら、くだんの“永劫回帰”、いやさそれ以上の本質の回帰がここにすでに現れちゃいました。“徴候(しるし)”ってヤツです。実に実に、ハヤ回し。時代の流れははやかった〜。“時の過ぎゆくままに〜♪”って歌っている場合じゃないです。「この世界」「この時代」は最早“徴候(しるし)”だらけ・・・。一部に飲み過ぎで「だらけ」きったヤツもいますけど〜。(笑い声) 残念ながら、これこそ現実。「この時代」ももうすでに・・・熟してしまったんですね〜。」 “ホムンクルス(精製された新造人間)”が青い顔をして尋ねる。
「私は間違って産まれてしまったのでしょうか? 未熟だったのでしょうか?」 “ハングドマン/救世主をも吊るした男(首の長い武術家)”のラストスピーチがつづく。
「さすがは精製されたニンゲン。青い顔ってのは、なかなかお目にかかれません(ニヤリ)。“ブルーローズ”と同じく“ありえない奇跡”ってやつがここに現出(ニヤリ)? お尋ねの件ですが、アッシにそのようなことはコタエられませんって。なにしろお宅サマは「時代の寵児」ですからねっ。この時代の顔、カガミですから。ジブンで判断するってのが筋ですわなぁ〜(ニヤリ)。 まぁまぁ、「この時代」、けっこう楽しかったんじゃないですか?(ニヤリ) いや悪くはないです。「よりマシな時代」“だった”んじゃないですかね〜(ニヤリ)。
ただし、やっかいなるはあの“永劫回帰”の呪いです。アナタがこのさき、どうやってはじけるかは・・・、(ニヤリ)ごジシンで判断して切り抜けていかなきゃいけないんでしょうね〜。
ほら、そう言っている間に、アチラでまた諍いが・・・。あぁ、アッチでは憧れの感情が。その向こうではとっくみあいも始まってますね〜っ。裏にまわってほくそ笑んでいるヤツ、笑いながらもムカついているヤツ。まったく空気を読まずジブンのことを考えているヤツもいるけど、いやはやたいしたモンですね〜。ほらほら、また老人たちが語って・・・。」
“ホムンクルス(精製された新造人間)”が叫ぶ。
「駄目です。もうこれ以上、この時代はつづけられない。「この世界」は・・・終わります。」 そう言ってガラス容器の転がる暗闇へと・・・飛ぶように縮みながら・・・消えていった。
バババ〜ンという弾いたような音。雷光のように強い光が点灯する。舞台は暗転し、その点滅ごとに人も、物も、すべてがかき消えていく。 “ソクラテス”(同地平・空間内の広がり・深まり“比較”)の声。
「結論を急ぐとこうなる。まだまだ熟していなかったのだ。」 “プラトン”(“縦軸”にして価値観の上下)の声。
「あの悪魔の囁きが、熟成の過程に与えられたストレスが、耐えきれぬ荷重となってその容器をくだいたのだろう。」 “アリストテレス”(“横軸”にして時間軸)の声。
「かくして洞窟の比喩は終わりを告げるのですね。また悩めるときにこの祠でお会いしましょう。」 “ハングドマン/救世主をも吊るした男(首の長い武術家)”の言葉。
「シメシメ・・・(笑い)。かくして、これで本当に“閉め”となります!」(笑い声) その“世界”は光を失った。 (つづく) |
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