ペットロス症候群のこと
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2月23日 2月8日に8才の愛犬を亡くされたご夫妻が、遠路広島から我が寺までお越しいただきました。 いうまでもなく、読経をして、追善の供養をしてほしいというのが目的ですが、 我が著、「愛するワンコは庭に埋めるな」を読まれて、はるばるお越しいただきました。 旅好きなご夫妻で、各地を巡るときには、「いつも、この子と3人でした」とご主人。 完全に家族の一員化していたこの子とは、 茶色と白の可愛いキャバリアで、ピールと名付けられていました。 昨年の10月に、大腿部に癌が見つかり、片足を切断する手術を受け、 その後、三本足で頑張っていたそうですが、腹部と骨盤に癌の転移が見つかったそうです。 次第に便通も悪くなり、腹部が腫れ上がり、苦しそうでしたが、 食欲だけはあって、ますます腹部の腫れがひどくなったそうです。 苦しそうな声を出すピールを見るのが辛い日々がご夫妻に続きました。 苦しさがひどくなり、とうとう獣医師が「安楽死」の道を進めたそうです。 ご夫妻には苦渋の選択ではありましたが、 獣医師の言葉を受け入れることで、ピールに安らぎが訪れるなら幸いと判断され、 筋弛緩剤が注射されると、ピールは一瞬笑顔を見せるようにして、息を引き取ったそうです。 奥様は、涙を流しながら、この一部始終を私と家内にお話いただきました。 深い愛情を注ぎ続けたピールの凄惨な闘病の姿を見る辛さや、 痛みをこらえるピールの声を聞く辛さから、 やむなく安楽死に同意した我が身を責める日々が今日まで続き、 食事が喉を通らず、体重が一週間で5キロも減ったとのことでした。 まさにいわゆるペットロス症候群の症例で、 以前に買ってあった、私の本のことをご主人が思い出され、 ページを繰り、当方の連絡先を探し当てられて、来訪となった次第です。 一通りのお話を聞き終えて、本堂でご回向をさせていただき、回向の結びに、 「奥様の優しいお気持ちはよく分かりますが、奥様の涙がピールには一番辛いのですよ」と。 世の中には、実に美しい心の持ち主がいらっしゃるものだと思います。 そして、我が著作をしっかり読んでいただき、わざわざ訪ねていただく方があるのです。 なんともうれしい気持ちになった本日であります。 なお。我が教伝寺では、いつでもペット供養のお申し込みを受け付けております。 是非、お参り下さい。 また、毎年数度の動物慰霊法要をお勤めしておりますので、
そういった日を選んで、お参りいただくのもよろしいかと。 ちなみに、今年最初の法要は3月31日の予定です。 |


